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ERIC BURDON & THE ANIMALS "WINDS OF CHANGE" [ANIMALS]

ERIC BURDON & THE ANIMALSのファースト・アルバムです。

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1967年にリリースされ全米42位を記録した本作には、
「SAN FRANCISCAN NIGHTS」(全米9位)、
「ANITHING」(全米80位)、
が含まれています。

オリジナルのANIMALSは1966年に解散しました。
しかし、ANIMALSの顔ともいえるERIC BURDONは新たなメンバーを加えて、ANIMALSを再編成します。
そして、グループ名をERIC BURDON & ANIMALSにマイナー・チェンジしたERIC BURDONとその一味は、”サマー・オヴ・ラヴ”真っ只中のアメリカ西海岸に活動拠点を移します。

そんな中で制作された本作の内容は当たり前のようにサイケデリックなものになっています。
ここでは黒人音楽をベースにしていた従来のANIMALSの姿はもうありません。

しかし、そのサウンドは西海岸特有のカラフルでハッピーなものではなく、やけに重苦しく暗い感じがします。
この辺は彼らの英国人らしさが表れているのでしょうか。

本作は彼らの4枚のアルバムの中で最も売れました。
「SAN FRANCISCAN NIGHTS」のようなヒット曲も収録されていますし、「PAINT IT BLACK」のように重要なレパートリーになるカバー曲も含まれています。
また、ここでのERIC BURDONの歌唱も悪くはありません。
やはり、彼のヴォーカルはサイケなサウンドになろうが圧倒的な存在感があります。

しかし、本作を含むERIC BURDON & ANIMALSのアルバムは、どこかスッキリしない印象があります。
個人的にZOOT MONEYやANDY SUMMERSが参加したラスト作『LOVE IS』は結構気に入っていますが、本作を含む3作はややイマイチに感じてしまいます。

私が所有しているのは米MGMのステレオ盤です。
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ANIMALS関連のアルバムの中で、私が『ANIMALIZATION』の次に入手したのが本作でした。
このアルバムは国内盤CDで購入しましたが、当時(20年近く前)ANIMALS関連の国内盤CDはベスト盤を除くとこれしか存在していませんでした。

先に聴いていた『ANIMALIZATION』はとても気に入っていたので、このアルバムもかなり期待して聴いたのですが、陰気くさい印象のサウンドはハッキリいって期待はずれでした。
その印象は20年経った今でもあまり変わりませんが、どういうわけかCDの他にオリジナルのアナログ盤まで増えている始末です。
もっとも、このアナログ盤はたったの500円で入手出来たということもあるのですが・・・。

このアルバムは色々と文句を言いつつも、ついつい聴いてしまう不思議な作品です。


オマケに「SAN FRANCISCAN NIGHTS」の動画です。


もうひとつ、本作にも収録されている「PAINT IT BLACK」の動画です。

ご存知のようにモンタレー・ポップ・フェスティバル出演時の映像です。
この曲はERIC BURDONのお気に入りなのか、後のERIC BURDON & WARでも再演しています。
これよりはWAR時代の方がいいかもしれませんね!?


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