IAN & THE ZODIACS "GEAR AGAIN - 12 HITS" [MERSEY BEAT]
IAN & THE ZODIACSはリヴァプールの出身のビート・グループです。
イギリス本国では不発だったが巡業先のドイツで人気が出たという、絵に描いたようなB級ビート・グループ人生を歩んだ彼らですが、ドイツのSTAR-CLUBから3枚、米PHILIPSから1枚、そして本国イギリスでは本作1枚のアルバムを残しています。
そんな彼らの本国での唯一のアルバムである本作は、英PHILIPS系列の廉価レーベルWINGから1965年にリリースされました。
このアルバムは、1965年当時のヒット曲を彼らがカバーするという企画物です。
カバーされているのは、同郷のBEATLESやSEARCHERSの他に、ROLLING STONES、MINDBEDERS、KINKS、HERMAN'S HERMITS等です。
彼らはそんなカバー曲の数々を、長年の巡業で鍛え上げた演奏力で無難こなしていますが、低予算の録音のせいか、悲しいことに非常にチープなサウンドになっています。
どのような意図で企画されたアルバムなのかは不明ですが、全曲カバーという内容や、安っぽいプロダクションとも相まって、ここでは彼らの個性や魅力はあまり出ていないように感じられます。
私が所有しているのはUKオリジナルのモノラル盤です。
ジャケットはこの時代のUK盤には珍しくラミネート・コーティングされておりません。
裏の折り返しも無いので、US盤みたいな印象です。
(※ラミネート・コーティングされているジャケットもあるようです)
彼らはリヴァプールのグループには珍しくR&B色が濃いグループです。
勿論、正統派のマージー・ビートも演奏しますが、R&B系などの”黒っぽい”曲を演奏するのが彼らの大きな魅力です。
しかし、残念ながらこの企画アルバムでは彼らの本領は発揮されていません。
そんな彼らの本質を捉えている作品としては、独STAR-CLUBでの3作目『LOCOMOTIVE』がお薦めです。
既に廃盤になって久しいですが、以前、独REPERTOIREからは再発CDが出ていました。
彼らは典型的なB級ビート・グループです。
しかし、独STAR-CLUBからのリリースされた3枚のアルバムは、モッズ系ビート・グループやガレージ・バンドが好きな方にも結構楽しめる内容だと思います。
イギリス本国では不発だったが巡業先のドイツで人気が出たという、絵に描いたようなB級ビート・グループ人生を歩んだ彼らですが、ドイツのSTAR-CLUBから3枚、米PHILIPSから1枚、そして本国イギリスでは本作1枚のアルバムを残しています。
そんな彼らの本国での唯一のアルバムである本作は、英PHILIPS系列の廉価レーベルWINGから1965年にリリースされました。
このアルバムは、1965年当時のヒット曲を彼らがカバーするという企画物です。
カバーされているのは、同郷のBEATLESやSEARCHERSの他に、ROLLING STONES、MINDBEDERS、KINKS、HERMAN'S HERMITS等です。
彼らはそんなカバー曲の数々を、長年の巡業で鍛え上げた演奏力で無難こなしていますが、低予算の録音のせいか、悲しいことに非常にチープなサウンドになっています。
どのような意図で企画されたアルバムなのかは不明ですが、全曲カバーという内容や、安っぽいプロダクションとも相まって、ここでは彼らの個性や魅力はあまり出ていないように感じられます。
私が所有しているのはUKオリジナルのモノラル盤です。
ジャケットはこの時代のUK盤には珍しくラミネート・コーティングされておりません。
裏の折り返しも無いので、US盤みたいな印象です。
(※ラミネート・コーティングされているジャケットもあるようです)
彼らはリヴァプールのグループには珍しくR&B色が濃いグループです。
勿論、正統派のマージー・ビートも演奏しますが、R&B系などの”黒っぽい”曲を演奏するのが彼らの大きな魅力です。
しかし、残念ながらこの企画アルバムでは彼らの本領は発揮されていません。
そんな彼らの本質を捉えている作品としては、独STAR-CLUBでの3作目『LOCOMOTIVE』がお薦めです。
既に廃盤になって久しいですが、以前、独REPERTOIREからは再発CDが出ていました。
彼らは典型的なB級ビート・グループです。
しかし、独STAR-CLUBからのリリースされた3枚のアルバムは、モッズ系ビート・グループやガレージ・バンドが好きな方にも結構楽しめる内容だと思います。
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