THE WHO "THE WHO SINGS MY GENERATION" [BRITISH BEAT]
WHOのアメリカでのファースト・アルバムです。
1965年にリリースされた本作には、
「MY GENERATION」(全米74位)、
が含まれています。
UK盤とはジャケットと収録曲(1曲のみ)が異なっています。
この超名盤の内容について今更触れることは特にありません。
私が所有しているのは米DECCAオリジナルのステレオ盤です。
このアルバムは全く売れませんでした。
そのため、本作のモノラル盤は今ではレア・アイテムになっており、たまに見かけても10000円以上の価格が付いています。
それに対して、このステレオ盤は比較的よく見かけます。
それでも、私が以前購入した時は4000円位でしたが、今では同程度の物は倍以上の価格が付いています。
ちなみにこのステレオ盤はリアル・ステレオではなく、モノラル音源を電気処理してステレオ風にした擬似ステレオ盤です。
ひとえに擬似ステレオといってもピンからキリまでありますが、これはダメな方の代表作です。
近年、“デラックス・エディション”として本作のリアル・ステレオ・バージョンがCD化されましたが、その素晴らしい音質とこの擬似ステレオ盤の音を比較すると、(少し大袈裟ですが)FMラジオとAMラジオのくらいの違いがあります。
音質が劣悪な擬似ステレオ盤ですが、アメリカのガレージ・バンド達に大きな影響を与え、愛聴されたのも、AMラジオの音のようなこの盤だったはずです。
勿論、モノラル盤も流通していたはずですが、当時のアメリカの市場性を考えるとステレオ盤の方が多かったと思います。
この擬似ステレオ盤は低音域と高音域が非常に痩せています。
そのせいで、JOHN ENTWHISTLEのベースとKEITH MOONのドラムの音が引っ込んでしまっています。
つまり、WHOが誇るテクニカルな部分が目立たなくなっているのです。
そのかわりに目立っているのが、ROGER DALTRYのヴォーカルとPETE TOWNSHENDのギターです。
このアルバムはあまり売れませんでしたが、アメリカのガレージ・バンド達からはこのアルバムの収録曲が結構早い時期からカバーされています。
きっと、ガレージ・バンド達からはハードなサウンドながらも、ポップでメロディアスな曲そのものの良さが支持されたのでしょう。
それと、この盤の持つ“音”に、自分達と同じ匂いを感じたのかもしれません。
現在のオーディオ的な視点から見ると擬似ステレオ盤という物は、何の価値も持たない物かもしれませんが、60年代当時、アメリカの多くの若者達がこの“音”を聴いていたという事実には大きな意義があると思います。
音質のことは抜きにしても、このUS盤独自の素晴らしいジャケット・デザインだけを取っても、このアルバムを持っている価値はあると思います。
1965年にリリースされた本作には、
「MY GENERATION」(全米74位)、
が含まれています。
UK盤とはジャケットと収録曲(1曲のみ)が異なっています。
この超名盤の内容について今更触れることは特にありません。
私が所有しているのは米DECCAオリジナルのステレオ盤です。
このアルバムは全く売れませんでした。
そのため、本作のモノラル盤は今ではレア・アイテムになっており、たまに見かけても10000円以上の価格が付いています。
それに対して、このステレオ盤は比較的よく見かけます。
それでも、私が以前購入した時は4000円位でしたが、今では同程度の物は倍以上の価格が付いています。
ちなみにこのステレオ盤はリアル・ステレオではなく、モノラル音源を電気処理してステレオ風にした擬似ステレオ盤です。
ひとえに擬似ステレオといってもピンからキリまでありますが、これはダメな方の代表作です。
近年、“デラックス・エディション”として本作のリアル・ステレオ・バージョンがCD化されましたが、その素晴らしい音質とこの擬似ステレオ盤の音を比較すると、(少し大袈裟ですが)FMラジオとAMラジオのくらいの違いがあります。
音質が劣悪な擬似ステレオ盤ですが、アメリカのガレージ・バンド達に大きな影響を与え、愛聴されたのも、AMラジオの音のようなこの盤だったはずです。
勿論、モノラル盤も流通していたはずですが、当時のアメリカの市場性を考えるとステレオ盤の方が多かったと思います。
この擬似ステレオ盤は低音域と高音域が非常に痩せています。
そのせいで、JOHN ENTWHISTLEのベースとKEITH MOONのドラムの音が引っ込んでしまっています。
つまり、WHOが誇るテクニカルな部分が目立たなくなっているのです。
そのかわりに目立っているのが、ROGER DALTRYのヴォーカルとPETE TOWNSHENDのギターです。
このアルバムはあまり売れませんでしたが、アメリカのガレージ・バンド達からはこのアルバムの収録曲が結構早い時期からカバーされています。
きっと、ガレージ・バンド達からはハードなサウンドながらも、ポップでメロディアスな曲そのものの良さが支持されたのでしょう。
それと、この盤の持つ“音”に、自分達と同じ匂いを感じたのかもしれません。
現在のオーディオ的な視点から見ると擬似ステレオ盤という物は、何の価値も持たない物かもしれませんが、60年代当時、アメリカの多くの若者達がこの“音”を聴いていたという事実には大きな意義があると思います。
音質のことは抜きにしても、このUS盤独自の素晴らしいジャケット・デザインだけを取っても、このアルバムを持っている価値はあると思います。
オリジナル「my generation」がCDでちゃんと出たなんてのはまだ最近のことでしたね。僕はCDでこのアメリカ盤ジャケのものを最初に聴いたのですが、やはり擬似ステレオでしたね。
僕はイギリスVirginから80年頃に出た再発のMONO盤ですが、これはかなり長い間重宝しました。最近はWhoもめっきり聴かなくなりましたが…(こっそり多くの盤を処分中…)
by いたち野郎 (2009-04-16 00:48)
私も最初に聴いたのはUS盤仕様のCDでした。
今は処分してしまったので手元にはありませんが、たしかモノラルだったような・・・
私もVIRGINの再発盤には世話になりました。
というか、UKオリジナル盤なんて持っていないので今も重宝しております♪
by poposuke (2009-04-16 08:09)
POPOSUKEさん、こんばんは。
こちらは一向に忙しさから解放されません。困ったものです。
さて、The Whoの米国盤My GenerationのCDですが、発売当初は擬似ステレオの仕様でした。発売から2~3年ほど経過してだったと思いますが、ロングボックスのパッケージにNewly Remastedという金色のシールが貼られ音源がモノラルへと変更されました。CD盤面にも確かNMと言う文字が丸囲みで印刷されていたと思います。
同時期にTommyも(まだ2枚組み仕様でしたが)NM盤となり、それは国内盤CDとは全く違うど迫力な音になっていて、長い間愛聴していました。
当時のCDの音は本当にひどかったので、NM盤の音はかなり改善された印象がありました。
話は変わりますが、Deccaのアナログの擬似ステレオ盤のレーベルは2種類あって、Stereophonicの文字がないものもあります。
by JD (2009-04-19 01:21)
JDさん おはようございます
相変わらずお仕事が忙しいようですね・・・
私は少し仕事が落ち着いてきました。
と言いつつも今から出張です(苦笑)
昨日も仕事でしたし、先週も日曜日が無かったような・・・
>The Whoの米国盤My GenerationのCDですが、発売当初は擬似ステレオの仕様でした。
やっぱりそうなのですか!
私が所有していたCDも擬似ステレオだった可能性が高いですね。
あのCDはヒドイ音でしたからね・・・、このアナログも充分ヒドイ音ですけど(笑)
>Deccaのアナログの擬似ステレオ盤のレーベルは2種類あって、Stereophonicの文字がないものもあります。
それは全く知りませんでした!
そういえば、US DECCAのレコードって、あんまり持っていないような気がします。
UK DECCAならいっぱいあるのですが・・・
by poposuke (2009-04-19 06:46)