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60年代英国盤 PYEレーベル編 [60年代UK盤ジャケット、レーベル、インナー]

このようなアナログ限定の記事はオマケのブログで取り上げるべきかと思いましたが、移転前のブログでもやっていたのでこっちで記事にすることにしました・・・

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60年代の英国盤は音質の素晴らしさやコーティング・ジャケットの美しさだけではなく、多彩なデザインのレーベルを見ているだけでも楽しめます。

まずは、英国の四大レーベル(EMI、DECCA、PHILIPS、PYE)の中で最もマイナーな(?)PYEのレーベルについて書き込みたいと思います。

とは言いつつも、PYEのレーベルについてはたいして詳しくもないので、ごく簡単なことしか記すことが出来ませんがお付き合い下さい。


PYEレーベルは60年代後半までピンク色のラベルになっています。
タックス・コードはラベル面に無く、ラン・オフ(レコードの最内周部)に刻印されています。
そして、センター・ホール付近が少しだけヘコんでいるのが特徴です。
dc042903.JPG
(これは1963年リリースのSEARCHERS、『SUGAR AND SPICE』です。)

65年頃になると、PYEのロゴの位置が左側から上部に移動します。
dc042906.JPG

さらに、65年後半になるとレーベル左手にあった”RECORDING FIRST PUBLISHED 19XX”の表記が、”P19XX”に簡略化されます。
dc042908.JPG

これは1965年後半にリリースされたSANDIE SHAWの『ME』です。
dc042910.JPG
なぜかPYEのロゴが左側に戻っています。
どうやら古いデザインのレーベルも翌66年頃までは併用されていたようです。

ステレオ盤にはセンター・ホールの真上に”STEREO”の表記があります。
dc042912.JPG

68年以降はレーベルの色がピンクから水色へ変更されます。
dc042913.JPG

続けて、PYE系列のレーベル、PICCADILLYです。
このレーベルからも数多くのビート・グループのアルバムがリリースされております。
dc042916.JPG
黒地なのでPYEのレーベルとは随分印象が異なります。

こちらのロゴもPYEと同じように、65年頃から上部へ移動します。
dc042918.JPG
同時期のPYEのレーベルと同じようなデザインになっています。

PYE傘下にはいくつかの廉価レーベルも存在していました。
そのうちのひとつ、MARBLE ARCHのレーベルです。
dc042919.JPG
ここからはKINKSやSEARCHERSの編集盤がリリースされていました。

以上がPYE系列のレーベルです。


次はPHILIPS系のレーベルを取り上げる予定です。
近日中に記事にしたいのですが、いつのことになるやら・・・

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いたち野郎

このデザイン(ロゴが真上のもの)は70年代でも使われていたみたいですね。キンクスの再発で、黒いバージョンのラベルをいくつか持っています。モノラル盤のもあって、スタンパーも同じものみたいなので、今でも重宝しています。
そして80年代のPRTラベル…なんだかあれは音が悪いのばかりな気がするんですが…
by いたち野郎 (2009-04-30 01:07) 

poposuke

いたち野郎さん おはようございます

私もキンクスの70年代再発盤を数枚持っておりますよ♪
黒ラベルは70年代中頃から登場したみたいですね。
キンクスの他にもサーチャーズなどの再発盤もあったと記憶しています。
この時期になると、ジャケがラミネート・コーティングされていないのがちょっとだけ残念ですが、後のPRTレーベル物よりはずっとマシな感じがしますね(笑)
仰るように、アレは音質的にイマイチなものが多いような気がします。
レーベル移行後に、いろいろな作品が一気に再発されたという点では大変意義があったと思うのですが、CDで再発化が進んだ今ではほとんど手放してしまいました(笑)

by poposuke (2009-04-30 06:53) 

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