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コーティング・ジャケットと消しゴム~実践編 [メンテナンス]

昨日の記事の続編です。

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ラミネート・コーティングされたジャケットへの書込みなどが消しゴムで簡単に消えるということは、ほとんどの皆様がご存知かと思います。

しかし、まだそれを知らない方もおられるかもしれませんので、今回は写真を使ってご説明したいと思います。

写真はELVISの国内盤です。
1231285275[1].jpg
両面がラミネート・コーティングされた所謂”ベラジャケ”ですが、裏面にボールペン(?)による数字の書込みがあります。

その部分を消しゴムで擦ってみます。
使用するのは普通のプラスチック消しゴムです。
1231285286[1].jpg

ご覧のようにほぼキレイに消えてしまいます。
1231285295[1].jpg

紙に書いたボールペンの文字が消しゴムで消えないのは、インクが紙に染み込んでいるからです。
しかし、コーティング部分への書込みの場合はインクが紙に染み込んでいるわけではありません。
そのため、鉛筆などと同様に消しゴムで消すことが出来るのです。

よくネット・オークションなどで、ジャケット表に書き込みがあるために値段が安くなっているレコードを見かけます。
しかし、それがコーティング・ジャケットであれば、かなり高い確率で書き込みを消すことが出来ます。
そういったレコードも場合によっては非常にお買い得かもしれませんね。

また、コーティング・ジャケットにはラミネート部分との境い目に汚れが付着していることがあります。
1231285304[1].jpg

これも消しゴムである程度キレイにすることが出来ます。
1231285317[1].jpg

ただ、この場合に注意が必要なのは、あまり強く擦りすぎないことです。
あまり強く擦りすぎると、ラミネート・コーティングされていない部分が傷んでしまう可能性があります。

それと、(ラミネート・コーティングされていない部分で)色の付いた部分を消しゴムで擦るのは厳禁です。
かなり高い確率で色落ちが発生すると思われます。

ちなみに、ラミネート・コーティングされていないUS盤などのジャケットでも、紙質によっては消しゴムで書込みを消せる場合があります。

写真はZOMBIESのUS1stですが、購入時には向かって右上に赤い文字で書込みがありました。
1231285329[1].jpg

写真ではほとんど分からないくらいに書込みを消すことが出来ました。
1231285339[1].jpg

これは紙質やインクなどに左右されます。
ジャケットが光沢のある紙の場合だと、インクが染み込みにくいのか消しゴムでも消せる場合があるようです。

しかし、US盤のジャケの場合、実際に書込みを消すことが出来るのはかなり低い確率だと思います。
それに白地のジャケット以外では色落ちする可能性が大です。
US盤の場合の消しゴムの使用はあまりお勧めできませんね。


この他にも有効なジャケット手入れの方法をご存知の方がいらっしゃれば、是非とも情報提供をお願い致します!

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