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BOB DYLAN "NASHVILLE SKYLINE" [60's AMERICAN ROCK]

BOB DYLANの問題作です。
もっとも、彼の場合、問題作はこれ以外にも沢山ありますが・・・

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1969年にリリースされ、全米3位まで上昇した本作には、
「LAY LADY LAY」(全米7位)、
「I THREW IT ALL AWAY」(全米85位)、
「TONIGHT I'LL BE STAYING HERE WITH YOU」(全米50位)、
が含まれています。

このアルバムは、いきなりのカントリー・サウンドと、”煙草を止めたら声が変わった”(本人談)というソフトな歌声が特徴の作品です。
しかし、本作はそういった話題性を抜きにしても、とても親しみやすく優れた楽曲の数々が収められている傑作です。

本作のサウンドは全体的にカントリーっぽい音になっていますが、曲そのものは実にポップに仕上がっています。
どの曲も余計な装飾がないだけに、彼の曲作りの巧みさがとても際立っているように思います。
また、本作での彼のヴォーカルはとてもソフトなので、彼の”歌手”としての魅力についても、とてもわかりやすくなっていると思います。

私が所有しているのは、米COLUMBIAのオリジナル盤です。
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やっぱり、このジャケットもレコードで持っていたいものです。

60年代のBOB DYLANは、難解な歌詞のフォーク歌手といったイメージが強いと思います。
そういった先入観や、超個性的なヴォーカル・スタイルのため、彼のことを敬遠して聴かない方も多いかと思います。

しかし、本作にも大ヒット曲「LAY LADY LAY」が収録されているように、60年代のDYLANは”ヒット・メイカー”としての一面もあるのです。
また、このアルバムではヴォーカリストとしての魅力や、優れたメロディー・メイカーとしての一面も垣間見ることが出来ます。

本作はDYLANの作品としては異色作かもしれませんが、彼に対して上記のような先入観を持っている方には最も取っ付きやすい一枚かもしれません。


ちなみに私が最もよく聴いているDYLANのアルバムは、本作と『地下室』です。

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