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一枚の記念写真 [雑記]

旧ブログからの記事の移転がやっと終わりそうです。

あとはいくつかの記事を移転させて終了です。
記事の移転が終了次第、旧ブログは予定通り削除しようかと思っています。

そんなわけで、今日も旧ブログからの移転記事です。

有名な(?)この写真についての記事です。
1226096825.jpg
またかよ!と思われるかもしれませんが、今回もELVISについての記事です。

ここから先は(いつもと同様)つまらない内容なので、興味のない方はスルーして下さいね・・・

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少し前のことなのですが、この写真のことについて触れている音楽サイトがありました。

これはご存知のようにELVISとアメリカ合衆国大統領(1970年当時)ニクソンとの写真です。

そのサイトではこの写真について、以下のように説明していました。
見たのは少し前だったので、うろ覚えですが・・・

これはロック・スターと権力者との写真である。
ELVISは軍隊生活の間に現れたBEATLESの為に落ち目になっていった。
そもそもロック・スターで軍隊に行くヤツなどいないであろう。
落ち目になったELVISは35歳という年齢にもかかわらず急速に老けていった。
JOHN LENNONと僅か5歳しか違わないのに。
現在、還暦を迎えたSTONESなんかと比べても、その老け込み方は異常である。
そして、落ち目のロック・スターELVISが時の権力者ニクソン大統領に接近していた頃、JOHNは反ニクソン抗争をしていた・・・

こんな内容だったと思います。

この方はJOHN LENNONが偉大で素晴らしい人格者だということが言いたいのでしょう。
勿論、それはそれで全然構いません。
しかし、この写真一枚でELVISの何がわかるのでしょうか?

これは蔓延する麻薬の問題に義憤を感じたELVISがホワイト・ハウスへ陳情(?)に行った時の写真です。
そして、麻薬捜査官のバッジをもらったELVISは喜んで帰っていった、そんな微笑ましいエピソードはELVISファンの方ならご存知のことでしょう。
別にベトナム戦争大賛成!とかを言いに行ったわけではありません。

そしてELVISの軍役についてですが、当時のアメリカは徴兵制でした。
当然、拒否すれば刑務所行きです。
平和で徴兵制など存在しない我々日本人が軽々しく論じる問題ではないと思います。
そもそも、この方が同じ立場であれば徴兵を拒否出来るのでしょうか?
後出しジャンケンでもモノを言うのは簡単なことですけどね。
ちなみに軍隊生活を経てミュージシャンになった人の中には、あのジミ・ヘンもいます。
それに昔のブルース・マンにも軍役を経た人が多いのです。
彼らもミュージシャン失格なのでしょうか?

また、50歳代・60歳代が当たり前になった現在の音楽シーンと、6,70年代の音楽シーンを同一線上に論じるのもどうでしょうか?
当時、ELVISより高齢のロック・ミュージシャンなど、ほとんどいなかったはずです。
ロックのオリジネーターはELVIS自身でした。当時のロック・シーンの中で彼が最年長なのは当然です。
今でこそロック・ミュージシャンがいくら高齢になろうと誰も文句を言う人はいませんが、当時は年をとっているだけでマイナスの印象があったはずです。
そのような状況の中で、誰も切り開いていない新たな道を模索していた彼をどうして非難するできるのでしょうか?

それに1970年のELVISはヒット曲を連発しており、落ち目でもなんでもありませんでした。
当然、老け込んでなんかいません。

1970年の映画『THAT’S THE WAY IT IS』のオープニング・シーンです。
躍動的で若々しいELVIS。
これのどこが老けているのでしょうか?

私はBEATLESを聴いて成長しました。
だから、BEATLESはずっと特別な存在です。
恐らく、これからもそうでしょう。
だけど、BEATLESなら何でも一番で他はダメ、みたいな考え方にはなりません。
否定してばかりでは何も生まれてきませんし、どんな音楽にも必ずいいところはあるはずです。
音楽のダメな部分ばかりを探すことよりも、良い部分を見つけることの方がずっと楽しいと思うのですが・・・

音楽に対していろいろな意見や考え方があるのは当然です。
中には批判的な意見だってあってもいいと思います。
音楽をどのように受け取ろうと、それは聴き手の自由です。
ただ、前にも書きましたが、批判をするならその音楽に対してきちんと向き合ってからにするべきだと思います。
表面上だけで音楽を判断してしまうのは非常に勿体ないことです。

勿論、それは私にも言えることです。
このブログの記事の中にも、変な先入観だらけの内容があるかもしれません。
そんな時には遠慮なく指摘して頂きたいと思います。

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こんな暗い内容の記事はやっぱりダメですね(苦笑)
この手の記事はこれでおしまいです。

次回は前からやろうやろうと思っていた『HOLLIES SING DYLAN』の記事です。

移転終了後の新しい記事は、ブリティッシュ・ビート物を中心に原点回帰しようかと思っています。
その前に残りのELVISの記事を移転させるのが先ですけど・・・(苦笑)

タグ:Elvis Presley
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はじめたろう

はじめまして。MASAさんのブログにときどきお邪魔しているはじめたろうと申します。

>音楽のダメな部分ばかりを探すことよりも、良い部分を見つけることの方がずっと楽しい
深く同意いたします。
音楽って勝ち負けじゃありませんものね。

これからも記事、楽しみにしております。
by はじめたろう (2009-08-29 06:59) 

poposuke

はじめたろうさん はじめまして

nice!&コメントありがとうございます!

>音楽って勝ち負けじゃありませんものね。

音楽の優劣なんて重要ではないですよね!
本来、音楽は自由なもののはずで、答えはひとつだけじゃないと思います。
私も昔は聴かず嫌いしていた時期があるので、あまり偉そうなことは言えないんですけどね(苦笑)

これから仕事なので夜になってしまうと思いますが、後ほどはじめたろうさんのブログを訪問させて頂きます♪

今後とも宜しくお願い致します!



by poposuke (2009-08-29 08:36) 

MASA

この記事には前にもコメントした記憶がありますが、暗くなんかありません。すごくいい記事ですよ^^。
POPOSUKEさんの意見は実に的確なものだと思いますし、逆に言うと、この元となった記事を書いた方はご自分の無知を恥じるべきでしょう。
あまりに上っ面しか捉えていない意見だと思いますし、憤りに近いものすら感じますね。
by MASA (2009-08-29 17:21) 

プリムローズ

poposukeさんが仰るように、世の中にはいろいろな考えを持った人がいます。
しかし、某氏のように、事実を確かめずに勝手な解釈をするのはありえないと思います。

私自身も音楽や他の趣味で100%正しい意見を持っているわけではないし、間違った情報を鵜呑みにしてしまい、後で真実を知ったこともあります。

もしも、ELVISに関心を持ったばかりの人が、某氏のサイトの文を読んで間違ったことを信じてしまったら…と考えると複雑な気持になります。
by プリムローズ (2009-08-29 23:42) 

pinkisland

 こんにちは。

プレスリーは凄い愛国者で、アメリカ以外の国ではコンサートをやらなかった事からも、その辺りはうかがえると思います。(多分)でも、それはマネージャーのパーカー大佐の都合だったかもしれませんけど・・

また、プレスリーはアメリカにあれこれ攻撃していたレノンに対して、反感を持っていたと聞いた事があります。

ビートルズがエルビスに会いに行ったみたいですが、雰囲気は微妙だったようですね。

ともあれ、エルビスがいなかったら、ビートルズも存在していたかわかりませんね。
by pinkisland (2009-08-30 00:07) 

poposuke

MASAさん こんばんは

前回に引き続きコメントを頂きありがとうございました♪

今までの私の記事の中にも間違っている部分は多分あったと思います。
でも、基本的に最低限のことは調べてから記事にするようにしていますし、
少なくとも聴いていない音楽を記事にしたことはありません。
このブログはマイナーな音楽ブログですけど、マイナーなりにも自分の書いた記事については責任を持ってやらなければダメだと思っております!

by poposuke (2009-08-30 00:47) 

poposuke

プリムローズさん こんばんは

ブリティッシュ・ビートについて興味を持たれたばかりの方に、私のブログのせいで変な先入観を持たせてしまたら・・・と思うとちょっと怖いです。
こういった記事を書いた以上、私もあまり下手なことは書けませんね。

今度から某社長さんについての記事も愛情溢れた内容にします(笑)
それだけはちょっと無理かも・・・(苦笑)

by poposuke (2009-08-30 01:02) 

poposuke

pinkislandさん はじめまして

ELVIS自身はワールド・ツアーに出たかったみたいですよ。
あれだけ豪華で実力のあるバック・バンドを持てば、そう思うのが当然でしょう。
でも、国外に出るのは大佐に問題があったみたいですね。
あのハワイでのライヴはワールド・ツアーに出れないことに対しての妥協案という面もあったようです。

>ともあれ、エルビスがいなかったら、ビートルズも存在していたかわかりませんね。

そうですよね!
仮に存在していたとしても、全然違った形になっていたのでしょうね。

このように守備範囲の狭いブログではありますが、今後とも宜しくお願い致します!

by poposuke (2009-08-30 01:23) 

にゃぷとちぃママ

先日はご訪問ありがとうございました。
私、物心つく前からエルビス好きの父にエルビスばかり聴かされて
育ちましたので、とても興味深く読ませていただきました。

by にゃぷとちぃママ (2009-08-30 02:39) 

poposuke

にゃぷとちぃママさん おはようございます

nice!&コメントありがとうございます!

物心つく前からELVISを聴いておられたとは羨ましい限りです。
とても素晴らしい音楽環境でお育ちになられたのですね!

私がELVISの魅力に気付いたのはここ数年のことです。
もっと早く気が付くべきだったと、ちょっと後悔しております。

このようにほぼ60年代もの限定のブログではありますが、どうぞ宜しくお願い致します♪

by poposuke (2009-08-30 08:14) 

プリムローズ

おはようございます。
もしも、私の書き込みがプレッシャーになってたら申し訳ありませんでした。

実は、昨晩のコメントを書く前に某氏のサイトを検索しましたが、内容が偏っていたのが印象に残りました。

偏った記事を書いた某氏より、poposukeさんの記事の方が文章は読みやすく、60年代の音楽が好きな気持が伝わっていると思います。

個人的な話ですが、音楽への関心が復活するまでは90年代初頭に買った古いCDしか手元になかったので、poposukeさんの記事をCDを選ぶ時の参考にしています。

※某社長さんの記事については、愛情表現の一つだと思っています。
by プリムローズ (2009-08-30 09:26) 

ポポスケ

プリムローズさん おはようございます

いえいえ!とんでもない!
プレッシャーにはなっておりませんよ!
それより、いつもコメントを頂き感謝しておりますよ♪

私の記事がちょっとでも参考になれば嬉しいですね!

>某社長さんの記事については、愛情表現の一つだと思っています。

今日は久しぶりに社長さんの記事です。
愛情いっぱいの記事になる予定です(!?)

by ポポスケ (2009-08-30 09:48) 

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