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ELVIS PRESLEY "ROUSTABOUT" [ELVIS PRESLEY]

このブログのメイン・テーマは”ブリティッシュ・ビート”です。

そして、裏テーマは”60年代のELVIS”です。

1964年に主演映画のサントラ盤としてリリースされた本作は全米1位を記録しました。
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1964年といえばアメリカでBEATLES旋風が吹き荒れた時期です。
このアルバムを”ビートルズ”や”ブリティッシュ・インヴェイジョン”、”1964年”というキーワードで聴くと、やや前時代的な感じがするのは否めません。
ちなみにアメリカの音楽サイトall musicにおける、このアルバムのレイティングは星一個半です。
このアルバムに対する世間一般の評価はこんなものなのでしょう。

しかし、JOHN LENNONが発言していたように、兵役後のELVISは本当に死んでいる状態だったのでしょうか?

(前にも違うアルバムの記事で触れましたけど)このアルバムを”1964年”という視点ではなく、今の視点で聴いてみると決して悪い作品ではないことに気付きます。
このアルバムに収録されている全ての曲が良いとは言いませんが、この時代特有の高度なポップ・センスに溢れた楽曲が多いと思います。









きっと、”ELVIS=50年代のロックン・ローラー”というイメージしか持っていない人は、このアルバムを聴いても退屈なだけでしょう。
しかし、そんな先入観を持っていない方には、このアルバムは意外と楽しめるかもしれません。


それと個人的な見解ですけど、兵役後のELVISが50年代と同じようなスタイルでいたとすれば、恐らく60年代を生き残ることが出来なかったと思います。
60年代のELVISは様々な種類の楽曲を歌いこなし、音楽的な幅を広げていました。
この時期の彼はシンガーとしての深みを増しています。
この時代があったからこそ、60年代後半や70年代の快進撃があったのだと思います。

60年代のELVISは死んでなんかいませんでした!

それを確かめるためにも、少しずつ60年代のELVISのアルバムを揃えています。
dc121211.JPG
でも、あまりにもアルバムの枚数が多いので、なかなか集まらないんですよね・・・(苦笑)

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poposuke

may_rさん おはようございます

nice!ありがとうございました♪
by poposuke (2009-12-13 08:16) 

may_r

おはようございます。

Nice!とコメントのタイミングがずれてしまってスイマセン(笑)

50年代のUSロックはほとんど聴けて無いんです。嫌いなわけでは
ないんですが、聴こうと思いながらズルズルと。。。
今でも世界で一番売れている、CDはプレスリーだとTV視た記憶
があります。
by may_r (2009-12-13 08:37) 

DEBDYLAN

おはようございます♪

俳優時代のエルヴィスってついつい敬遠してしまうんです^^;
ちゃんと聴いてみたいです。

by DEBDYLAN (2009-12-13 09:13) 

poposuke

may_rさん 

コメントもありがとうございます♪
こちらこそ早まってしまい申し訳ないです(笑)

私も最近は50年代の音楽をあんまり聴いておりません(汗)
以前は結構聴いていたのですが・・・

60年代のELVISは音楽的な面で話題になることが少ないですよね。
60年代後半には『カムバック・スペシャル』や世紀の大名盤『FROM ELVIS IN MEMPHIS』なんかがありますけど、”ブリティッシュ・インヴェイジョン』と重なっている時期は何かと軽視されがちです。
でも、全てがいいとは思いませんけど、良いものだってたくさんあると思います!
by poposuke (2009-12-13 10:02) 

poposuke

DEBDYLANさん おはようございます

nice!&コメントありがとうございます♪

ELVISの60年代のアルバムですが、初期と後期の頃のアルバムはきちんとCD化されていますが、中期のアルバムはほとんど無視されているのが現状だと思います。
残念なことに、ELVISの映画のサントラは出来がイマイチという図式が成り立っているのではないでしょうか?

それは、記事中にもあるようなJOHN LENNONの偏見に満ちた(愛に満ちたかな?)発言なんかの影響もあると思いますし、きちんと再発化をしないレコード会社の姿勢にも問題があると思います。
この時期のELVISは音楽専門誌で取り上げられることも少ないですしね。

ただ、近年では映画の挿入曲でもあった「A LITTLE LESS CONVERSATION」がリミックスされて話題になったように、ELVISに対して何の先入観もない若い方なんかにはこの時期の音楽も受け入れられる土壌があると思います。
個人的に俳優時代のELVISの代表作をあげるとすれば、『SPINOUT』でしょうか。
http://poposuke.blog.so-net.ne.jp/2009-07-18
これは66年の作品ですが、今でも充分”使える”アルバムですよ♪
by poposuke (2009-12-13 10:32) 

どうぷ

こんばんは

ワタシは『コマンド・パフォーマンス』のCD2枚組がサントラ時代の入り口でした(笑)

評価には、楽曲の善し悪しに関わらずサントラというジャンルは、オリジナル・アルバムより低いみたいな先入観も手伝ってしまったのかもしれません。

でも60年代は、バックのミュージシャンのノリが格段に良いため、エルビスも負けじとヴォーカルを聴かせていますよね。映画スタジオでの録音が音質の面で不利ですが、それ故エルビスのヴォーカルがより印象づけられたりもしました。

by どうぷ (2009-12-13 15:43) 

テル

こんにちは。
エルヴィスの表現は60年代においても
確固としたものがありますよね。
優しさのなかで、時おり見せる緊張感のある
表現など、やはり凄い人です。

>兵役後のELVISが50年代と同じようなスタイル
>でいたとすれば、恐らく60年代を生き残ることが
>出来なかったと思います。

深いお言葉です!

by テル (2009-12-13 18:08) 

poposuke

どうぷさん こんばんは

>楽曲の善し悪しに関わらずサントラというジャンルは、オリジナル・アルバムより低いみたいな先入観も手伝ってしまったのかもしれません

そういった部分は確かにありますよね。
少し前の私自身もそうでした。
でも、実際に音を聴いてみると良いモノもたくさんありました。
やはり、先入観だけで判断するよりも、実際の音を聴いて確認しないとダメですね。

>60年代は、バックのミュージシャンのノリが格段に良いため、エルビスも負けじとヴォーカルを聴かせていますよね。

ELVISは最高のバック陣と、最高の楽曲に恵まれていたと思います。
そこから良いモノが生まれないはずはないですよね!

by poposuke (2009-12-14 00:53) 

poposuke

テルさん こんばんは

nice!&コメントありがとうございます♪

>エルヴィスの表現は60年代においても確固としたものがありますよね。

50年代の若くてストレートなELVISも魅力的ですけど、歌の表現力や深みが増したのは60年代です。
よく、「60年代のELVISは映画の出演ばかりで、音楽的には何の進歩もなかった」みたいな論調がありますけど、何を聴いたらそんな意見になるのか不思議に思います。
”シンガー”としてのELVISは確実にステップ・アップしていたんですけどね。
by poposuke (2009-12-14 01:04) 

poposuke

うまNAVIさん おはようございます

nice!ありがとうございます♪
by poposuke (2010-01-08 07:11) 

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