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頑丈なジャケット [60年代UK盤ジャケット、レーベル、インナー]

今日はこのアルバムを聴いていました。
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HELEN SHAPIROのデビュー・アルバム『TOPS WITH ME』です。
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この時期(62年頃)の英COLUMBIAレーベルは緑色です。
BEATLESでお馴染みのPARLOPHONEだとゴールド・レーベルに相当します。

この盤を手にしていつも感心するのは、ジャケットの頑丈さです。
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ジャケットの製作会社はGarrod & Lofthouse社です。
この会社はEMI系レコード・ジャケットの大半を製作しています。

しかし、同じGarrod & Lofthouse社製のジャケットでも、60年代前半と後半では質感がかなり異なります。
年が経つごとにジャケットの紙質が徐々に薄くなってきます。

例えば、HELENの1st(62年)と、彼女と縁の深いBEATLESの『ABBEY ROAD』(69年)を比較すると、
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左がHELEN、右が『ABBEY ROAD』です。
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紙の厚みが倍くらい違います。
当然ですが、ジャケットの重さもだいぶ違っています。

Garrod & Lofthouse社製のジャケットは67、8年頃を境に急激に薄くなっていきます。
紙質が薄くなっていくのはコストの関係なのでしょうか?

それでも傷みやすいと悪評が高いDECCA系のジャケットよりは、はるかにマシです。
やはり、ジャケットはどこ製であろうが頑丈な方がイイですからね!

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はじめたろう

こんばんは。
私の知る限りでは、米盤に比べれば英盤のジャケットは総じてしっかりしているように思います。
手持ちの範囲では少なくとも、英盤では底抜け(なんか愉快っぽい表現ですが)したものはありません。コーティングのおかげでしょうか。

どうでもいいことに気がついたのですが、AppleのiTunes(最新バージョン10)のアイコン、このcolumbiaのレーベルロゴにそっくりですね。
by はじめたろう (2010-09-27 02:36) 

muzik

輸入盤はあの独特のインキの匂いですね。
CDでは味わえなくなりました。

by muzik (2010-09-27 08:47) 

nobody

おはようございます
僕の手持ちのなかでは 
CLIFF RICHARD AND THE SHADOWS– ME AND MY SHADOWS
が同じレーベルでした スリーブも頑丈です
この頃はヴィニール盤も厚くていいですよね!
by nobody (2010-09-27 11:23) 

VooDoo-Boogie

シャピロさんをピシャロさんと憶えてしまい・・・
いつまでたっても、間違えてました。。。。
by VooDoo-Boogie (2010-09-28 22:39) 

rosee

こんにちは、時々読ませてもらっています。poposukeさんは
ukの音楽がお好きですよね、私は音楽に詳しくないけどイギリスの
音楽を聴くと、何かイギリスの土地の自然が浮かんで来るような気がし
ています。 それから、私が最近好きなバンドでこれはアメリカのなんですけ
どangelというグラムロックのバンド、もしやご存じでしょうか。70年代に活躍していて私はvocalもギターもドラムもキーボードも好きなのですが。。
 納豆のようなあと引くドラム、とかしつこいキーボードとか形容されたりしています、すこしukーrock的なところもある気がして書いてみました。
by rosee (2010-10-02 23:11) 

Cold Sun

poposukeさん、こんにちは
今までジャケット製作会社といえばクリムゾンのジャケを製作したE.J.Day.Groupぐらいしか気に留めなかったです。
'70年以降のGarrod & Lofthouse社製ジャケを探して見てみたら、'60年代以上のコスト削減の変遷が判って、面白かったですね。
「PRETTY THINGS / Parachute('70年 HARVEST SHVL 774)」
ハーヴェストのオリジナル盤は見開きの外側だけですが、gatefold laminated coverが多いです。まだコストをかけてます。 他社で見開きラミネートってあまり無いですね。
「DEEP PURPLE / 24 Carat Purple('75年 PURPLE TPSM 2002)」
このベスト盤はsingle laminated coverでした。紙質は薄いです。
「KATE BUSH / Lionheart('78年 EMI EMA 787)」
社名も単にG & Lと略してあります(笑)。アーティスト名とタイトルがエンボス加工ですが、ただのgatefold coverですね。
「PILOT / The Best Of Pilot('80年 EMI NUT 29)」
'80年代以降によくある非常に薄い紙質で、かなり安っぽい光沢(グロスPP加工?)のsingle coverになってしまいました(笑)。
by Cold Sun (2010-10-03 16:21) 

rosee

poposukeさん、この前コメントしたroseeですけど、こんばんは。
私の書いたangelはもしかしたらpoposukeさんのお好きなジャンル
でないかもしれないので、ご存じなかったら気にしないで下さいね^^。

私は英国のサンディ・デニーなども味があっていいと思います^-^。
by rosee (2010-10-05 03:39) 

poposuke

はじめたろうさん こんばんは

nice!&コメントありがとうございます♪

ラミネート・コーティングのおかげというのもありますよね!
US盤でもコーティング・ジャケがありますけど、頑丈でしっかりした物が多いです。
それと英国と米国では国民性の違い(?)のせいか、ジャケットの扱い方にも差があると思います。
UK盤にもボロいジャケはありますけどね(苦笑)

by poposuke (2010-10-17 00:31) 

poposuke

muzikさん こんばんは

こちらにもnice!&コメントありがとうございます♪

輸入盤には独特な匂いがありますよね♪
手持ち感もそうですけど、これらはCDで味わえない部分ですよね!
by poposuke (2010-10-17 00:44) 

poposuke

roseeさん はじめまして

英国の音楽を聴くと、やはり英国の情景が思い浮かぶような気がしますよ♪
実際に行ったことは無いんですけどね(笑)
英国の音楽を聴く機会が多いのは、最初に聴いたのがBEATLESだったのがやはり大きいと思います。
でも、アメリカの音楽も聴くことは聴くんですよ(笑)

ANGELは名前は知っていますけど、実際の音はほとんど聴いたことがありません。
私の守備範囲は60年代が中心なので(汗)
ただ、アメリカのアーティストでも英国的な音を出す人はいますよね♪
たまにイギリス人かと間違えることもあります(笑)

このように守備範囲が極めて狭いブログではありますが、今後とも宜しくお願い致します!
by poposuke (2010-10-17 00:55) 

poposuke

nobodyさん こんばんは

nice!&コメントありがとうございます♪

この時期はジャケットだけではなく、盤もヘビー級ですよね!
ジャケットと一緒で盤の方も時代が下るにつれ薄くなっていきますからね。
分厚い盤を収めるには頑丈なジャケットが必要だったのかもしれませんね。
by poposuke (2010-10-17 01:00) 

poposuke

VooDoo-Boogieさん こんばんは

nice!&コメントありがとうございます♪

私も最初の思い込みで名前を間違えることがよくあります(苦笑)
私の兄はサイモン&ガーファンクルの名前を今でも間違えております。
あまり間違えようのない名前だと思うのですが・・・(笑)
by poposuke (2010-10-17 01:02) 

poposuke

Cold Sunさん こんばんは

私は70年代以降のUKオリジナル盤をほとんど持っていないので(汗)詳しくは分からないのですが、やはりジャケットはコスト削減の方向へ向かっていたのですね。
80年代以降のジャケットは味気ないですからね。

70年代以降は60年代初頭と比べてアルバムの市場規模が大きくなり、生産量もかなり増えていたでしょうから、ジャケットが薄くなったりラミネート・コーティングが無くなったのは製造工程の簡略化という面もあったのかもしれませんね。
by poposuke (2010-10-17 01:17) 

poposuke

roseeさん こんばんは

いえいえ!全然気にしておりませんよ!
このブログでもたまにブリティッシュ・ビート以外の記事も登場していますし、マイナーなブログなのでコメントを頂けるだけでもありがたいです。

こちらこそコメント返しが遅れてしまい申し訳ないです(汗)
by poposuke (2010-10-17 01:24) 

poposuke

xml_xslさん こんばんは

nice!ありがとうございます♪
by poposuke (2010-10-17 01:25) 

poposuke

Webプレス社さん こんばんは

nice!ありがとうございます♪

by poposuke (2010-10-17 01:25) 

poposuke

ryo1216さん こんばんは

nice!ありがとうございます♪
by poposuke (2010-10-17 01:26) 

poposuke

H Kosugeさん こんばんは

nice!ありがとうございます♪
by poposuke (2010-10-17 01:26) 

Studio-Oz

ジャケットもコストダウンの為か薄くなって来ているのですね。
たまに、輸入盤でグニャグニャなヤツがあります・・・
僕の手入れが悪いのか・・・?

HELENさん、良く知らなかったのですがビートルズと関係が
あるのですね??
by Studio-Oz (2010-10-17 21:05) 

poposuke

Studio-Ozさん

こちらにもnice!&コメントありがとうございました♪

英EMI系のジャケットの場合は、時間が経つにつれ明らかに薄っぺらくなっていると思います。
80年代以降だとラミネート・コーティングも無くなってしまいますしね。

HELEN SHAPIROは60年代初期のトップ・アイドルの一人です。
デビュー直後のBEATLESは彼女のコンサート・ツアーに同行していました。
BEATLESの1stアルバムに収録されている「MISERY」は彼女に提供するつもりで書かれた曲のようですよ。
by poposuke (2010-10-18 00:54) 

U.N.C.L.E.George

今晩ゎ 良いですょねぇ~ 未だ内容は全く聴いてはいないのですが 取り置きGet!して有ります。Stereo盤です!
by U.N.C.L.E.George (2011-01-07 01:36) 

poposuke

U.N.C.L.E.Georgeさん こんばんは

ステレオ盤ですか!
ということは水色のレーベルでしょうか?
それは楽しみですね!
by poposuke (2011-01-12 01:38) 

U.N.C.L.E.George

今晩ゎ はぃ ↑に載っておりますが!? 御時間が御座いましたら 如何でしょうかぁ~っ(^^
by U.N.C.L.E.George (2011-01-13 21:29) 

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