JACKIE WILSON "HIGHER AND HIGHER" [その他の音楽]
これも最近よく聴いていたCDです。
JACKIE WILSONの傑作アルバム『HIGHER AND HIGHER』です。
1967年にリリースされ全米163位を記録した本作には、「(YOUR LOVE KEEPS LIFTING ME) HIGHER & HIGHER」(全米6位)が収録されています。
JACKIE WILSONといえば、SAM COOKEやJAMES BROWNらと並ぶソウル・ミュージックのオリジネーターの一人です。
しかし、ここ日本での彼の評価はお話にならないくらい低いです。
そういう私もあまり熱心に聴いていたとはいえませんけど(苦笑)
日本での彼の評価が低いのは、日本でソウル・ミュージックがしっかりと認知された70年代に大きなヒット曲を生み出せなかったのも大きな要因かもしれません。
夭折してしまったSAM COOKEのように、早くから伝説のようになってしまえば別だったのかもしれませんが・・・
それと、”ミスター・エキサイトメント”といわれた彼のライヴの凄さが上手く伝わらなかったのも大きいと思います。
いくらライヴに定評があっても、本国以外ではなかなか理解されないですからね。
JBのように何度も来日していれば話は少し違ってくるのですが・・・
でも、私が今まで彼を聴いてこなかった理由は全く別です。
それは”ブリティッシュ・ビート”の中で、彼のカヴァー曲が少ないからです。
私にとってのR&Bやソウル・ミュージックの入り口は常にブリティッシュ・ビートでした。
SAM COOKEやJBのカヴァーなら、すぐに片手が埋まるくらいの曲が思い浮びます。
でも、JACKIE WILSONの曲となると、なかなか思い浮びません。
すぐに思い浮ぶのはANIMALSくらいでしょうか。
もちろん彼のカヴァーは他にもあると思いますが、彼のブリティッシュ・ビートにおける存在感が(彼の良きライバルであった)SAM COOKEやJBよりも薄いのは否定できない事実だと思います。
なので、私のCDやレコード購入における優先順位も低いものになっていたのです。
それにしても、何故彼のカヴァー曲は少ないのでしょうか?
彼は数多くのヒット曲を持っています。
もちろん、その中のいくつかは全英チャート入りもしているので、英国での彼の知名度が劣っていたということはありません。
彼はメチャクチャ歌の上手い人です。
それと同時にかなりアクが強い歌手でもあります。
こういった人を正面からカヴァーするのは難しいのかもしれませんね。
ERIC BURDONのようなアクの強い実力派でないと無理なのかもしれません。
また、あくまでも個人的な見解ですけど、彼とブリティッシュ・ビート勢に愛されたJBやモータウン勢とを比べると、楽曲そのものの魅力やサウンド面での目新しさに欠ける部分があったのだと思います。
彼のヒット曲の全てが魅力的でないとは思いませんけど、ブリティッシュ・ビート全盛の64年から65年時点での彼の曲は少なくとも革新的ではなかったと思います。
そういった部分も流行の最先端が好きなブリティッシュ・ビート勢からのカヴァーが少なかった要因なのかもしれません。
ただ、そんな彼もCARL DAVISをプロデューサーに迎えて制作された前作『WHISPERS』(1966年)で”ノーザン・ソウル化”を図り、サウンド面で時代に追いつきます。
そして、本作では時代を一気に飛び越えてしまいます。
彼の代表曲でもある「HIGHER & HIGHER」は時代の最先端というか、数年先に進んでいたと思います。
しかし、この時点でのブリティッシュ・ビートは既にカヴァー曲を必要としなくなっていました。
この曲がもう2、3年前に出ていたら英国での評価もかなり違ったものになっていたと思うのですが・・
この動画はちょっとイマイチですね・・・
これならスタジオ録音の方がずっと良いです。
それから蛇足ですけど、この曲のベースを弾いているのはモータウンから出稼ぎ(?)参加していたJAMES JAMERSONです。
JAMES JAMERSONは元々JACKIE WILSONのバック・バンドのメンバーでした。
この曲のベース・ラインはSUPREMESの「YOU CAN'T HURRY LOVE」と同じくらいかそれ以上に秀逸で印象的です。
私がこのCDを購入した理由は、単純ですが値段が安かったからです。
amazonでの価格は1000円以下です(笑)
安かったから試しに買ってみたのですが、予想以上に良い内容だったので何度も繰り返し聴いています。
全てとは言えませんけど、収録曲は非常にクオリティーが高いです。
特にA面の流れが素晴らしい!
これは値段の数倍以上の価値があるCDですよ!
ちなみに彼の1stアルバムのCDはもっと安く売られていますけど、盤起こしで針飛びまでしているので(苦笑)買わない方がいいと思います。
JACKIE WILSONの傑作アルバム『HIGHER AND HIGHER』です。
1967年にリリースされ全米163位を記録した本作には、「(YOUR LOVE KEEPS LIFTING ME) HIGHER & HIGHER」(全米6位)が収録されています。
JACKIE WILSONといえば、SAM COOKEやJAMES BROWNらと並ぶソウル・ミュージックのオリジネーターの一人です。
しかし、ここ日本での彼の評価はお話にならないくらい低いです。
そういう私もあまり熱心に聴いていたとはいえませんけど(苦笑)
日本での彼の評価が低いのは、日本でソウル・ミュージックがしっかりと認知された70年代に大きなヒット曲を生み出せなかったのも大きな要因かもしれません。
夭折してしまったSAM COOKEのように、早くから伝説のようになってしまえば別だったのかもしれませんが・・・
それと、”ミスター・エキサイトメント”といわれた彼のライヴの凄さが上手く伝わらなかったのも大きいと思います。
いくらライヴに定評があっても、本国以外ではなかなか理解されないですからね。
JBのように何度も来日していれば話は少し違ってくるのですが・・・
でも、私が今まで彼を聴いてこなかった理由は全く別です。
それは”ブリティッシュ・ビート”の中で、彼のカヴァー曲が少ないからです。
私にとってのR&Bやソウル・ミュージックの入り口は常にブリティッシュ・ビートでした。
SAM COOKEやJBのカヴァーなら、すぐに片手が埋まるくらいの曲が思い浮びます。
でも、JACKIE WILSONの曲となると、なかなか思い浮びません。
すぐに思い浮ぶのはANIMALSくらいでしょうか。
もちろん彼のカヴァーは他にもあると思いますが、彼のブリティッシュ・ビートにおける存在感が(彼の良きライバルであった)SAM COOKEやJBよりも薄いのは否定できない事実だと思います。
なので、私のCDやレコード購入における優先順位も低いものになっていたのです。
それにしても、何故彼のカヴァー曲は少ないのでしょうか?
彼は数多くのヒット曲を持っています。
もちろん、その中のいくつかは全英チャート入りもしているので、英国での彼の知名度が劣っていたということはありません。
彼はメチャクチャ歌の上手い人です。
それと同時にかなりアクが強い歌手でもあります。
こういった人を正面からカヴァーするのは難しいのかもしれませんね。
ERIC BURDONのようなアクの強い実力派でないと無理なのかもしれません。
また、あくまでも個人的な見解ですけど、彼とブリティッシュ・ビート勢に愛されたJBやモータウン勢とを比べると、楽曲そのものの魅力やサウンド面での目新しさに欠ける部分があったのだと思います。
彼のヒット曲の全てが魅力的でないとは思いませんけど、ブリティッシュ・ビート全盛の64年から65年時点での彼の曲は少なくとも革新的ではなかったと思います。
そういった部分も流行の最先端が好きなブリティッシュ・ビート勢からのカヴァーが少なかった要因なのかもしれません。
ただ、そんな彼もCARL DAVISをプロデューサーに迎えて制作された前作『WHISPERS』(1966年)で”ノーザン・ソウル化”を図り、サウンド面で時代に追いつきます。
そして、本作では時代を一気に飛び越えてしまいます。
彼の代表曲でもある「HIGHER & HIGHER」は時代の最先端というか、数年先に進んでいたと思います。
しかし、この時点でのブリティッシュ・ビートは既にカヴァー曲を必要としなくなっていました。
この曲がもう2、3年前に出ていたら英国での評価もかなり違ったものになっていたと思うのですが・・
この動画はちょっとイマイチですね・・・
これならスタジオ録音の方がずっと良いです。
それから蛇足ですけど、この曲のベースを弾いているのはモータウンから出稼ぎ(?)参加していたJAMES JAMERSONです。
JAMES JAMERSONは元々JACKIE WILSONのバック・バンドのメンバーでした。
この曲のベース・ラインはSUPREMESの「YOU CAN'T HURRY LOVE」と同じくらいかそれ以上に秀逸で印象的です。
私がこのCDを購入した理由は、単純ですが値段が安かったからです。
amazonでの価格は1000円以下です(笑)
安かったから試しに買ってみたのですが、予想以上に良い内容だったので何度も繰り返し聴いています。
全てとは言えませんけど、収録曲は非常にクオリティーが高いです。
特にA面の流れが素晴らしい!
これは値段の数倍以上の価値があるCDですよ!
ちなみに彼の1stアルバムのCDはもっと安く売られていますけど、盤起こしで針飛びまでしているので(苦笑)買わない方がいいと思います。
xml_xslさん おはようございます
nice!ありがとうございます♪
by poposuke (2011-10-03 07:10)
全く仰る通りです。ブリティッシュ・ビート物のカヴァーが少ないというのも言われてみれば、確かにそうです。
またソウルファンはハードシャウターやいなたいサウンドを好む傾向があるので、初期の洗練されたR&R/POPS寄りの楽曲では「オールディーズ」としか捉えられないで、日本では余り人気がないのかもしれません。ジーン・チャンドラーも然り。
かくいう私もそんなに熱心なファンではないので、偉そうな事はいえませんが・・・。
by しみへん (2011-10-03 08:31)
しみへんさん こんばんは
今も改めて考えていたのですが、ブリティッシュ・ビート物のカヴァーはやっぱり少ないですね。
彼の本国アメリカでの評価は非常に高いと思うのですが、日本での評価は全然比例していないですよね。
やはりポピュラー寄りの人だと思われているのがダメなのでしょうか?
でも、こういう人がいたからこそ、ソウルは一般的なものになったはずなんですけどね。
by poposuke (2011-10-06 01:15)
マチャさん
こちらにもnice!ありがとうございました♪
by poposuke (2011-10-06 01:17)