SUPREMES 'STONED LOVE' [GIRL POP]
昨日、英国から届いたシングル盤です。
SUPREMESの「STONED LOVE」（1970年 全英3位）です。
このシングルはオリジナル盤ではありません。
76年頃に”THE MOTOWN SINGLES COLLECTION”として再発されたものです。
B面は「NATHAN JONES」（71年 全英5位）に差し替えられています。
「STONED LOVE」はDIANA ROSS脱退後の特大ヒットです。
この曲があったからこそ、DIANA ROSS脱退後のSUPREMESは”過去のグループ”にならずに済んだのだと思います。
（でも、SUPREMESが70年代以降も活動していたことを知らない方も、今では多いような気がしますが・・・）
二代目リード・シンガーであるJEAN TERRELLはあまり評価されることがないかもしれませんが、歌の上手さでは前任者よりも上だと思います。
前任者のようにあらゆる意味で強烈な個性はありませんけどね（笑）
彼女は前任者が作ってきたグループのイメージを崩さずに、さらに70年代らしい新しいものを築きあげていくという難しい役割をしっかりこなしていたと思います。
また、自分だけが目立てば良いという人がいなくなったこともあって、グループとしてのまとまりが非常に良くなったように感じます。
60年代末のSUPREMESの作品は誰かさんのソロみたいなものでしたからね。
実質的なグループのリーダーであるMARY WILSONの出番も以前より確実に増えています。
「STONED LOVE」はこのアルバムに収録されています。
新生SUPREMESとしては2作目のアルバム、『NEW WAYS BUT LOVE STAYS』（70年 全米68位）です。
この作品はトータル・アルバム的な内容に仕上がっています。
SUPREMESの中では最も実験的な要素が強いアルバムかもしれませんが、従来のアルバムよりも統一感がありますし、1970年という時代の雰囲気もしっかり出ていると思います。
収録曲はどれも粒揃いなのですが、中でもやっぱり「STONED LOVE」（アメリカではポップ・チャート7位、R&Bチャート1位！）が素晴らしい！
今回、このシングル盤を購入したのは「STONED LOVE」を手軽に聴きたかったからです。
このアルバムはレコードの取り出し口が内側にある見開きジャケットなので、ちょっと面倒なんですよね（苦笑）
シングルを本場のUS盤ではなく、UK盤にしたのはただ単に安かったからです（笑）
早速、シングル盤を再生してみたのですが、何か変な感じがします。
左右のスピーカーから同じ音が出てきます。
このシングルはモノラル盤でした・・・
普段、聴きなれている『NEW WAYS BUT LOVE STAYS』はステレオ盤です。
このシングルもてっきりステレオだと思い込んでいたのですが、モノラルだったとは・・・
不意打ち（？）だっただけに、モノラル・ミックスには違和感ありありでした（苦笑）
それとUK盤シングルは音圧が高く、迫力という面では申し分ないのですが、音が硬すぎます。
硬質な音は煌びやかなガール・ポップに合わないと思います。
このシングルでも華やかさが消えてしまっています。
この音質はブリティッシュ・ビートみたいな曲だとプラスに作用しますけど、これではダメでしょう。
前にもどこかに書きましたけど、70年代MOTOWNのUS盤の音は非常に優れています。
このUK盤も決して悪くないですけど、『NEW WAYS ～』の音と比べてしまうと完全に負けてしまっています。
やはり、シングルもUS盤を買うべきだったのでしょうか・・・
また、この曲のシングル・バージョンは、アルバム・バージョンのドラマティックなオープニングと間奏部分がカットされています。
このことは以前から知っていたのですが、いざ聴いてみると非常に物足りませんでした。
これはシングル・バージョンです。
こちらがロング・バージョン、
と思ったら、間奏部分がカットされていました（笑）
でも、やっぱりオープニングの部分があるとないでは全然違ってきますね。
今年はCDやレコードをあまり買わないというのが今年の目標でしたが、こんな時期から無駄な買い物をしてしまいました（苦笑）
SUPREMESの「STONED LOVE」（1970年 全英3位）です。
このシングルはオリジナル盤ではありません。
76年頃に”THE MOTOWN SINGLES COLLECTION”として再発されたものです。
B面は「NATHAN JONES」（71年 全英5位）に差し替えられています。
「STONED LOVE」はDIANA ROSS脱退後の特大ヒットです。
この曲があったからこそ、DIANA ROSS脱退後のSUPREMESは”過去のグループ”にならずに済んだのだと思います。
（でも、SUPREMESが70年代以降も活動していたことを知らない方も、今では多いような気がしますが・・・）
二代目リード・シンガーであるJEAN TERRELLはあまり評価されることがないかもしれませんが、歌の上手さでは前任者よりも上だと思います。
前任者のようにあらゆる意味で強烈な個性はありませんけどね（笑）
彼女は前任者が作ってきたグループのイメージを崩さずに、さらに70年代らしい新しいものを築きあげていくという難しい役割をしっかりこなしていたと思います。
また、自分だけが目立てば良いという人がいなくなったこともあって、グループとしてのまとまりが非常に良くなったように感じます。
60年代末のSUPREMESの作品は誰かさんのソロみたいなものでしたからね。
実質的なグループのリーダーであるMARY WILSONの出番も以前より確実に増えています。
「STONED LOVE」はこのアルバムに収録されています。
新生SUPREMESとしては2作目のアルバム、『NEW WAYS BUT LOVE STAYS』（70年 全米68位）です。
この作品はトータル・アルバム的な内容に仕上がっています。
SUPREMESの中では最も実験的な要素が強いアルバムかもしれませんが、従来のアルバムよりも統一感がありますし、1970年という時代の雰囲気もしっかり出ていると思います。
収録曲はどれも粒揃いなのですが、中でもやっぱり「STONED LOVE」（アメリカではポップ・チャート7位、R&Bチャート1位！）が素晴らしい！
今回、このシングル盤を購入したのは「STONED LOVE」を手軽に聴きたかったからです。
このアルバムはレコードの取り出し口が内側にある見開きジャケットなので、ちょっと面倒なんですよね（苦笑）
シングルを本場のUS盤ではなく、UK盤にしたのはただ単に安かったからです（笑）
早速、シングル盤を再生してみたのですが、何か変な感じがします。
左右のスピーカーから同じ音が出てきます。
このシングルはモノラル盤でした・・・
普段、聴きなれている『NEW WAYS BUT LOVE STAYS』はステレオ盤です。
このシングルもてっきりステレオだと思い込んでいたのですが、モノラルだったとは・・・
不意打ち（？）だっただけに、モノラル・ミックスには違和感ありありでした（苦笑）
それとUK盤シングルは音圧が高く、迫力という面では申し分ないのですが、音が硬すぎます。
硬質な音は煌びやかなガール・ポップに合わないと思います。
このシングルでも華やかさが消えてしまっています。
この音質はブリティッシュ・ビートみたいな曲だとプラスに作用しますけど、これではダメでしょう。
前にもどこかに書きましたけど、70年代MOTOWNのUS盤の音は非常に優れています。
このUK盤も決して悪くないですけど、『NEW WAYS ～』の音と比べてしまうと完全に負けてしまっています。
やはり、シングルもUS盤を買うべきだったのでしょうか・・・
また、この曲のシングル・バージョンは、アルバム・バージョンのドラマティックなオープニングと間奏部分がカットされています。
このことは以前から知っていたのですが、いざ聴いてみると非常に物足りませんでした。
これはシングル・バージョンです。
こちらがロング・バージョン、
と思ったら、間奏部分がカットされていました（笑）
でも、やっぱりオープニングの部分があるとないでは全然違ってきますね。
今年はCDやレコードをあまり買わないというのが今年の目標でしたが、こんな時期から無駄な買い物をしてしまいました（苦笑）
poposuke さん
デイヴ・クラーク・ファイヴやビートルズ、ローリング・ストーンズなどの60年代ブリティッシュ・ビートが大好きな40代です。
ここでは、その日に聴いた60年代のレコードやＣＤを中心に、色々なことを書き込んでいきたいと思います。
また、このブログについてのご意見・ご要望などがございましたら、お気軽にコメントをお寄せ下さい。
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poposukeさん、こんばんは
うーん、このシングル、アルバムは不意打ちでした。
Ｄ．ロスが苦手な私でも６０年代のシュープリームス、７０年代のロスのソロ作は何となく認識しているのに、これは盲点でした。
ただMotownはシングル、アルバムいずれにせよＵＳ盤でしょう。６０年代でもミラクルズの『Going to a go go』なんて滅茶良い音ですよ。
私見ですが、音質に関してはMotownはStaxあたりは勿論、Atlanticなどと比べてもかなり意識的だったんじゃないかと思います。
晩年のレイモンド・スコット（赤ちゃんの為のヒーリング・ミュージックで知られる音響技術者）をベリー・ゴーディがスタッフに迎えたのなんかもその証左だと思います。
by t-izu (2012-02-04 21:30)
t-izuさん こんにちは
MOTOWNのUS盤は本当に音が良いですよね！
特にこの70年代前半の音質は素晴らしいです。
仰るようにMOTOWNは音質面への拘りが他よりもかなり強かったと思います。
録音機器や技術の進歩もあるのでしょうけど、60年代中頃からの音質は飛躍的に向上しています。
やはりシングルも本場のUS盤を購入すべきでしたね（苦笑）
ところで、t-izuさんはDIANA ROSSが苦手なのですか？
私は記事中で悪口ばかり書いてますけど、実はそれほど嫌いではありません。
彼女にはツッコミどころがたくさんあるので、見ていて非常に楽しい存在です（笑）
実生活でああいう人が身近にいるのは考えものですけどね（笑）
by poposuke (2012-02-05 11:53)
poposukeさん、こんばんは
＞t-izuさんはDIANA ROSSが苦手なのですか？
うーん、どうしてでしょうか（笑）
ソロ時代を含め、良い曲、カッコイイと思う曲は結構有るんですが、こと彼女の歌声に関してはグッと感じることが無いんですよね（泣）
まぁ、いつか彼女が理想のディーヴァとなる日が来るかも知れませんけど（？）
by t-izu (2012-02-05 18:03)
t-izuさん こんばんは
昔からDIANA ROSSはコアな黒人音楽ファンの方から不人気な印象がありますね。
でも、あの歌声だからこそ人種の壁を超えた人気を得たように思います。
彼女の声にアクの強さは無いかもしれませんが、その他の部分ではアクが強すぎるので、トータルではちょうどよい（？）のかもしれませんね（笑）
by poposuke (2012-02-05 23:47)
poposukeさん、こんにちは。
僕もSTONED LOVEはかなり好きです。でも、それ以上にUp the Ladder to the Roof にはまりました（笑）。Jean Terrellはなんとも優雅な声だと思いました。
それはさておき、STONED LOVEの米国シングルはStereoでなくてMonoでした（B面も）。当然、編集バージョンです。
by JD (2012-02-06 13:11)
JDさん こんばんは
「UP THE LADDER TO THE ROOF」も良い曲ですよね♪
DIANA離脱後に2曲続けてのトップ10ヒットは素晴らしいと思います。
＞STONED LOVEの米国シングルはStereoでなくてMonoでした
え～！US盤もモノなのですか！
70年というのはかなり微妙な時期ですけど、MOTOWNならシングルもステレオなのかと思っておりました。
アルバムを大事に聴くようにします（笑）
by poposuke (2012-02-06 22:23)
stoned loveの意味を知りたくて検索してるうちにここへたどり着きました、この曲がダイアナ・ロス脱退後だったとは知らず聞いてました（笑）60年代に詳しいんですね。
by マカロン (2016-12-11 11:34)
マカロンさん こんばんは
コメント返しが遅れてしまい申し訳ございませんでした。
「STONED LOVE」は2代目リード・シンガーのJEAN TERRELL在籍時の代表曲です。
今ではあまり知られていないかもしれませんが、SUPREMESも70年代の中頃まではそれなりにヒット曲もありました。
私も完全に後追いで聴いてますけどね（笑）
by poposuke (2017-01-03 00:41)