閉店 [レコード店]
「閉店」といってもこのブログを閉鎖するわけではありません。
長い間、閉店に近い状態ではありましたけどね・・・
2012年の夏頃でしたが、このブログで「札幌レコード店ツアー」というのを記事にしました。
これは、いつもお世話になっているブログ『analog Beat』の管理人であるJDさんと私で、札幌市内のレコード店巡りをした記事です。
勿論、この時は私自身が楽しかったということもありますが、札幌を訪問される方がレコード店を回る際に少しでもお役に立てればという意味合いも込めて記事にしました。
しかし、この記事も今となってはあまり役に立たないものになっています。
この時はJDさんと私で6軒のレコード店を訪問したのですが、現時点でこの中の2店舗が閉店、1店舗が3月中に閉店する予定となっています。
閉店したのはMILK RECORDSとKING KONG札幌店で、閉店予定なのはRecords-Recordsです。
MILK RECORDSは昨年の夏の時点で無くなっていましたし、KING KONGは昨年末に閉店してしまったようです。
KING KONGでは昨年の秋頃に古いスカやカリプソの再発盤数枚を割引き価格で購入しましたが、今考えるとあれは閉店前の在庫処分だったのでしょうね。
MILK RECORDSはソウルとジャズの専門店的な要素が強いお店でしたが、それらの品揃えは素晴らしかったので残念です。
(追記:MILK RECORDSは移転して営業中。店名は「Beat Records」に変わっています。)
私は昨年末にRecords-Recordsで古いR&Bやドゥーワップの再発盤を数枚購入していました。
その際に、お店の方から入居している建物が老朽化しているので、年明け早々に近隣の仮店舗へ引っ越しするという話を聞いていましたが、まさか仮店舗のままで閉店してしまうとは・・・
このお店は私が高校生の頃から世話になってきただけに、閉店は非常にショックでした。
基本的に幅広いジャンルを品揃えしていたお店ですが、私の認識では60年代のUSガレージやサイケ物に強く、私が所有しているそれらのレコードやCDの多くはこのお店で購入した物です。
また、B級ブリティッシュ・ビートの再発盤や古いR&Rやブルースの中古盤なども数多く購入してきました。
不思議なもので、ネットで購入した物はどの時期にどこから買ったかなんてあまり覚えていないですけど、実店舗で購入したレコードはいつどこで買ったのかをほぼ記憶しています。
レコードには単に音の記録だけではなく、自分の記憶なども溝に刻み込まれているような気がします。
私がRecords-Recordsで購入したレコードは3桁以上あると思いますが、その分の想い入れも大きかっただけに閉店は非常に残念です。
ここ数年、レコードがブームだと言われていますが、次々と店舗が閉店するのを目にしていると本当かな?と思ってしまいます。
実際、レコードの生産量も増えているのでしょうし、いろいろな媒体でレコードが話題になることも多いです。
しかし、潤っているのは新品やその周辺だけであって、(中古が中心の)実店舗には厳しい状況が続いているのでしょうね。
中古を含めたレコード業界全体が潤わないと、本当のブームとは言えないと思うのですが・・・
でも、そんなことを嘆いていても仕方ありません。
私に出来ることは札幌で営業を続けている店舗を微力ながらも応援することです。
ネット通販やネット・オークションに押され気味の実店舗ですが、やはり現物を手にして買った物は同じレコードでも想い入れが違ってきます。
それに”ジャケ買い”は現物を目にしないと起こりにくい現象でもあります(笑)
札幌市内には前回の記事で取り上げなかった店もありますし、郊外には存在は知っていたけど訪問したことの無い店もいくつかあります。
それに私の知らない店もまだあるかもしれません。
もう少し暖かくなり雪が解けたら、改訂版の「札幌レコード店ツアー」をやろうかと考えています。
ところで、私がRecords-Recordsの閉店を知ったのは二週間ほど前でした。
年初に移転した仮店舗の近くで用事があったので、その帰りに立ち寄ったのですが、入り口には「閉店セール」の張り紙がありました。
てっきり仮店舗の閉店という意味かと思っていたのですが、お店の方に聞くと完全閉店とのことでした・・・
完全閉店と聞いてかなり強いショックを受けたのですが、長い間世話になってきた店舗なので、惜別の意味も込めて予定外の買い物をしてきました。
まずは、前から探していたBEE GEESの弟分的なデュオ、MARBLESのデビュー作。
プロモ盤です。
USオリジナル盤でしたが、このアルバムは再発されているのでしょうか?
『SEASIDE SWINGERS』のサントラ盤。
ジャケットにはFREDDIE & THE DREAMERSが大きく描かれていますが、彼らの曲は2曲しか収録されていません。
不人気盤のせいか価格は安かったけど、未開封の新品でした。
TURTLESの2ndアルバム。
USオリジナルのモノラル盤です。
私の大好きなGARY LEWIS & THE PLAYBOYSの『PAINT ME A PICTURE』。
USオリジナルのステレオ盤で状態も良好でしたが、ほぼ捨て値で販売されていました。
これも不人気盤なんですかね?
内容は素晴らしいのに・・・
COUNTRY JOE AND THE FISHの2ndアルバム。
当時のアメリカで最もトンガっていたグループのひとつですが、内容的には良くも悪くもなくでした。
USオリジナル盤で安かったし、話のネタにはなるでしょう。
最後に、TRIANGLEの『NOW HOW BLUE COW』のUSオリジナル盤。
テキサスのポップ~サイケ・グループの69年作品、という事以外は何も知らないアルバムですが、このお店ではよく分からないようなレコードを数多く買ってきました。
中には当たりも外れもありましたが、こういったレコードと出会う場所が無くなってしまうのはやはり寂しいです。
これら6枚の購入金額は6000円弱でした。
閉店セール中ということもあって、一枚あたり1000円以下でした。
最後の最後で良い買い物ができたと思います。
お店は3月中に完全閉店するとのことでした。
既に目ぼしい物は売れ切れているかもしれませんが、長年営業してきた店なのでストック数は相当あると思われます。
近いうちに札幌を訪問される予定のある方は立ち寄ってみる価値があるかもしれません。
仮店舗は狸小路5丁目内にあります。
長い間、閉店に近い状態ではありましたけどね・・・
2012年の夏頃でしたが、このブログで「札幌レコード店ツアー」というのを記事にしました。
これは、いつもお世話になっているブログ『analog Beat』の管理人であるJDさんと私で、札幌市内のレコード店巡りをした記事です。
勿論、この時は私自身が楽しかったということもありますが、札幌を訪問される方がレコード店を回る際に少しでもお役に立てればという意味合いも込めて記事にしました。
しかし、この記事も今となってはあまり役に立たないものになっています。
この時はJDさんと私で6軒のレコード店を訪問したのですが、現時点でこの中の2店舗が閉店、1店舗が3月中に閉店する予定となっています。
閉店したのはMILK RECORDSとKING KONG札幌店で、閉店予定なのはRecords-Recordsです。
MILK RECORDSは昨年の夏の時点で無くなっていましたし、KING KONGは昨年末に閉店してしまったようです。
KING KONGでは昨年の秋頃に古いスカやカリプソの再発盤数枚を割引き価格で購入しましたが、今考えるとあれは閉店前の在庫処分だったのでしょうね。
MILK RECORDSはソウルとジャズの専門店的な要素が強いお店でしたが、それらの品揃えは素晴らしかったので残念です。
(追記:MILK RECORDSは移転して営業中。店名は「Beat Records」に変わっています。)
私は昨年末にRecords-Recordsで古いR&Bやドゥーワップの再発盤を数枚購入していました。
その際に、お店の方から入居している建物が老朽化しているので、年明け早々に近隣の仮店舗へ引っ越しするという話を聞いていましたが、まさか仮店舗のままで閉店してしまうとは・・・
このお店は私が高校生の頃から世話になってきただけに、閉店は非常にショックでした。
基本的に幅広いジャンルを品揃えしていたお店ですが、私の認識では60年代のUSガレージやサイケ物に強く、私が所有しているそれらのレコードやCDの多くはこのお店で購入した物です。
また、B級ブリティッシュ・ビートの再発盤や古いR&Rやブルースの中古盤なども数多く購入してきました。
不思議なもので、ネットで購入した物はどの時期にどこから買ったかなんてあまり覚えていないですけど、実店舗で購入したレコードはいつどこで買ったのかをほぼ記憶しています。
レコードには単に音の記録だけではなく、自分の記憶なども溝に刻み込まれているような気がします。
私がRecords-Recordsで購入したレコードは3桁以上あると思いますが、その分の想い入れも大きかっただけに閉店は非常に残念です。
ここ数年、レコードがブームだと言われていますが、次々と店舗が閉店するのを目にしていると本当かな?と思ってしまいます。
実際、レコードの生産量も増えているのでしょうし、いろいろな媒体でレコードが話題になることも多いです。
しかし、潤っているのは新品やその周辺だけであって、(中古が中心の)実店舗には厳しい状況が続いているのでしょうね。
中古を含めたレコード業界全体が潤わないと、本当のブームとは言えないと思うのですが・・・
でも、そんなことを嘆いていても仕方ありません。
私に出来ることは札幌で営業を続けている店舗を微力ながらも応援することです。
ネット通販やネット・オークションに押され気味の実店舗ですが、やはり現物を手にして買った物は同じレコードでも想い入れが違ってきます。
それに”ジャケ買い”は現物を目にしないと起こりにくい現象でもあります(笑)
札幌市内には前回の記事で取り上げなかった店もありますし、郊外には存在は知っていたけど訪問したことの無い店もいくつかあります。
それに私の知らない店もまだあるかもしれません。
もう少し暖かくなり雪が解けたら、改訂版の「札幌レコード店ツアー」をやろうかと考えています。
ところで、私がRecords-Recordsの閉店を知ったのは二週間ほど前でした。
年初に移転した仮店舗の近くで用事があったので、その帰りに立ち寄ったのですが、入り口には「閉店セール」の張り紙がありました。
てっきり仮店舗の閉店という意味かと思っていたのですが、お店の方に聞くと完全閉店とのことでした・・・
完全閉店と聞いてかなり強いショックを受けたのですが、長い間世話になってきた店舗なので、惜別の意味も込めて予定外の買い物をしてきました。
まずは、前から探していたBEE GEESの弟分的なデュオ、MARBLESのデビュー作。
プロモ盤です。
USオリジナル盤でしたが、このアルバムは再発されているのでしょうか?
『SEASIDE SWINGERS』のサントラ盤。
ジャケットにはFREDDIE & THE DREAMERSが大きく描かれていますが、彼らの曲は2曲しか収録されていません。
不人気盤のせいか価格は安かったけど、未開封の新品でした。
TURTLESの2ndアルバム。
USオリジナルのモノラル盤です。
私の大好きなGARY LEWIS & THE PLAYBOYSの『PAINT ME A PICTURE』。
USオリジナルのステレオ盤で状態も良好でしたが、ほぼ捨て値で販売されていました。
これも不人気盤なんですかね?
内容は素晴らしいのに・・・
COUNTRY JOE AND THE FISHの2ndアルバム。
当時のアメリカで最もトンガっていたグループのひとつですが、内容的には良くも悪くもなくでした。
USオリジナル盤で安かったし、話のネタにはなるでしょう。
最後に、TRIANGLEの『NOW HOW BLUE COW』のUSオリジナル盤。
テキサスのポップ~サイケ・グループの69年作品、という事以外は何も知らないアルバムですが、このお店ではよく分からないようなレコードを数多く買ってきました。
中には当たりも外れもありましたが、こういったレコードと出会う場所が無くなってしまうのはやはり寂しいです。
これら6枚の購入金額は6000円弱でした。
閉店セール中ということもあって、一枚あたり1000円以下でした。
最後の最後で良い買い物ができたと思います。
お店は3月中に完全閉店するとのことでした。
既に目ぼしい物は売れ切れているかもしれませんが、長年営業してきた店なのでストック数は相当あると思われます。
近いうちに札幌を訪問される予定のある方は立ち寄ってみる価値があるかもしれません。
仮店舗は狸小路5丁目内にあります。
2016-02-28 17:10
nice!(2)
コメント(4)
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Speakeasyさん こんにちは
nice!ありがとうございます!
by poposuke (2016-03-06 11:19)
グリンクリンさん こんにちは
nice!ありがとうございます!
by poposuke (2016-03-06 11:20)
Poposukeさん、こんにちは。
このところ忙しくてブログチェックできていませんでしたが、こちらも再開なんですね。それが閉店記事とは・・・。
よりによって、Records-Recordsが閉店なのですか!
前回Poposukeさんとお会いした札幌出張以後は一度も札幌に行けてませんが、それ以前に何度か札幌へ行った際には僕もRecords-Recordsにて何かしら必ず買ってました。非常に残念ですね・・・・・・。
他の2店の閉店も残念です。
近年レコード復活!などとの話になっていますが、僕の周りでは誰一人レコードに手を出す人はいません。でも、実際にいろんな書籍が出ているので、東京集中の現象とか?(苦笑)。よくわかりませんが。
ショップが消えるのは寂しいので、僕もできる限り、立ち寄ったなら何かしら購入するようにしています。
by JD (2016-03-06 17:37)
JDさん おはようございます
個人的な見解ですけど、札幌を代表するレコード店といえばフレッシュ・エアーかRecords-Recordsでした。
Records-Recordsは四半世紀近くも世話になった店なので、閉店は本当に残念です。
巷ではレコード・ブームらしいですけど、私の周りでも新たにレコードに興味を持つ人はいません。
レコード・ブームと言っても別の国の話なのかもしれませんね(笑)
by poposuke (2016-03-07 08:10)