カタログ番号 TXL102 [60年代UK盤ジャケット、レーベル、インナー]
今日はかなりどうでもいいお話です。
TXL101とTXL103、またはTXS101とTXS103
この数字を見てすぐにピンときた方はかなりのROLLING STONESファンだと思われます。
これらは英DECCAから発売されたROLLING STONESのUKアルバム『BIG HITS (HIGH TIDE AND GREEN GRASS』と『THEIR SATANIC MAJESTIES REQUEST』のカタログ番号です。
通常、英DECCAのカタログ番号はモノラル盤ならLK、ステレオ盤ならSKLからはじまります。
しかし、上記の2枚のアルバムはモノラル盤がTXL、ステレオ盤がTXSからはじまっています。
レーベルも通常ならモノラル盤は赤、
ステレオ盤は青なのですが、
このシリーズのモノラル盤は水色、
ステレオ盤は緑になっています。
また、この2枚はジャケットが豪華なのも特徴のひとつです。
『BIG HITS』は見開き部分にカッコいい写真を集めたブックレットが付いています。
『THEIR SATANIC MAJESTIES REQUEST』は(言うまでもないですが)3Dジャケットに、
迷路(苦笑)、
(ジャケットではないですけど)紅白のサイケ・インナー・スリーブ、
などなど、通常のジャケットとは違った仕様になっています。
この2枚はROLLING STONESファンの方なら是非ともUKオリジナル盤で持っていたいアルバムです。
しかし、それは良いとしても、ちょっと忘れていることがありませんか?
そうです!TXL101と103の間にあるはずのTXL102の存在です(笑)
勿論、英DECCAのカタログ番号TXL102(TXS102)はちゃんと発売されていました!
それがこのアルバムです。
TXL101とTXL103、またはTXS101とTXS103
この数字を見てすぐにピンときた方はかなりのROLLING STONESファンだと思われます。
これらは英DECCAから発売されたROLLING STONESのUKアルバム『BIG HITS (HIGH TIDE AND GREEN GRASS』と『THEIR SATANIC MAJESTIES REQUEST』のカタログ番号です。
通常、英DECCAのカタログ番号はモノラル盤ならLK、ステレオ盤ならSKLからはじまります。
しかし、上記の2枚のアルバムはモノラル盤がTXL、ステレオ盤がTXSからはじまっています。
レーベルも通常ならモノラル盤は赤、
ステレオ盤は青なのですが、
このシリーズのモノラル盤は水色、
ステレオ盤は緑になっています。
また、この2枚はジャケットが豪華なのも特徴のひとつです。
『BIG HITS』は見開き部分にカッコいい写真を集めたブックレットが付いています。
『THEIR SATANIC MAJESTIES REQUEST』は(言うまでもないですが)3Dジャケットに、
迷路(苦笑)、
(ジャケットではないですけど)紅白のサイケ・インナー・スリーブ、
などなど、通常のジャケットとは違った仕様になっています。
この2枚はROLLING STONESファンの方なら是非ともUKオリジナル盤で持っていたいアルバムです。
しかし、それは良いとしても、ちょっと忘れていることがありませんか?
そうです!TXL101と103の間にあるはずのTXL102の存在です(笑)
勿論、英DECCAのカタログ番号TXL102(TXS102)はちゃんと発売されていました!
それがこのアルバムです。
頑丈なジャケット [60年代UK盤ジャケット、レーベル、インナー]
今日はこのアルバムを聴いていました。
HELEN SHAPIROのデビュー・アルバム『TOPS WITH ME』です。
この時期(62年頃)の英COLUMBIAレーベルは緑色です。
BEATLESでお馴染みのPARLOPHONEだとゴールド・レーベルに相当します。
この盤を手にしていつも感心するのは、ジャケットの頑丈さです。
ジャケットの製作会社はGarrod & Lofthouse社です。
この会社はEMI系レコード・ジャケットの大半を製作しています。
しかし、同じGarrod & Lofthouse社製のジャケットでも、60年代前半と後半では質感がかなり異なります。
年が経つごとにジャケットの紙質が徐々に薄くなってきます。
例えば、HELENの1st(62年)と、彼女と縁の深いBEATLESの『ABBEY ROAD』(69年)を比較すると、
左がHELEN、右が『ABBEY ROAD』です。
紙の厚みが倍くらい違います。
当然ですが、ジャケットの重さもだいぶ違っています。
Garrod & Lofthouse社製のジャケットは67、8年頃を境に急激に薄くなっていきます。
紙質が薄くなっていくのはコストの関係なのでしょうか?
それでも傷みやすいと悪評が高いDECCA系のジャケットよりは、はるかにマシです。
やはり、ジャケットはどこ製であろうが頑丈な方がイイですからね!
HELEN SHAPIROのデビュー・アルバム『TOPS WITH ME』です。
この時期(62年頃)の英COLUMBIAレーベルは緑色です。
BEATLESでお馴染みのPARLOPHONEだとゴールド・レーベルに相当します。
この盤を手にしていつも感心するのは、ジャケットの頑丈さです。
ジャケットの製作会社はGarrod & Lofthouse社です。
この会社はEMI系レコード・ジャケットの大半を製作しています。
しかし、同じGarrod & Lofthouse社製のジャケットでも、60年代前半と後半では質感がかなり異なります。
年が経つごとにジャケットの紙質が徐々に薄くなってきます。
例えば、HELENの1st(62年)と、彼女と縁の深いBEATLESの『ABBEY ROAD』(69年)を比較すると、
左がHELEN、右が『ABBEY ROAD』です。
紙の厚みが倍くらい違います。
当然ですが、ジャケットの重さもだいぶ違っています。
Garrod & Lofthouse社製のジャケットは67、8年頃を境に急激に薄くなっていきます。
紙質が薄くなっていくのはコストの関係なのでしょうか?
それでも傷みやすいと悪評が高いDECCA系のジャケットよりは、はるかにマシです。
やはり、ジャケットはどこ製であろうが頑丈な方がイイですからね!
SILVER COLUMBIAとSILVER PARLOPHONEレーベル [60年代UK盤ジャケット、レーベル、インナー]
昨日、記事にしたHERMAN'S HERMITSのベスト盤はSILVER COLUMBIAの1EMIレーベルでした。
レーベル下部には”SOLD IN U.K.”からはじまるリマークがあります。
このアルバムは1969年初頭にリリースされました。
レコード番号はSX6332です。
68年末(?)にリリースされたDC5の『5 BY 5』はBLUE COLUMBIAレーベルです。
リマークは中央部にありますが、この時期になるとタックス・コード刻印はありません。
レコード番号はSX6309です。
英COLUMBIAは69年前半頃にSILVERレーベルに移行していたみたいですね。
PAUL JONESの『COME INTO MY MUSIC BOX』(レコード番号はSCX6347)、
LULUの『LULU'S ALBUM』(レコード番号はSX6365)、
これらも1969年前半にリリースされたアルバムですが、レーベルはSILVER COLUMBIAになっています。
それに対して、BEATLESでお馴染みのPARLOPHONEがSILVERレーベルに移行したのは、1969年後半以降とされています。
レーベル下部には”SOLD IN U.K.”からはじまるリマークがあります。
このアルバムは1969年初頭にリリースされました。
レコード番号はSX6332です。
68年末(?)にリリースされたDC5の『5 BY 5』はBLUE COLUMBIAレーベルです。
リマークは中央部にありますが、この時期になるとタックス・コード刻印はありません。
レコード番号はSX6309です。
英COLUMBIAは69年前半頃にSILVERレーベルに移行していたみたいですね。
PAUL JONESの『COME INTO MY MUSIC BOX』(レコード番号はSCX6347)、
LULUの『LULU'S ALBUM』(レコード番号はSX6365)、
これらも1969年前半にリリースされたアルバムですが、レーベルはSILVER COLUMBIAになっています。
それに対して、BEATLESでお馴染みのPARLOPHONEがSILVERレーベルに移行したのは、1969年後半以降とされています。
60年代英国盤 PHILIPSジャケット編 [60年代UK盤ジャケット、レーベル、インナー]
英国4大レーベル(?)のジャケットはこれで最後です。
PHILIPS系のジャケットです。
PHILIPS系のジャケットは大まかに分けて3種類あります。
まずは裏にフリップ・バック(折り返し)のあるジャケットです。
もちろん、表にはラミネート・コーティングが施されております。
フリップ・バックの形状は微妙に異なっています。
これが最もポピュラーなタイプです。
これも60年代中頃まではよく見かけるタイプです。
これは数が少ないです。
次は裏に折り返しの無いジャケットです。
ライナーが上から貼り付けられています。
アメリカのジャケットみたいな作りです。
このタイプのジャケットは、表にぶ厚いラミネート・コーティングが施されていることもあって非常に頑丈です。
多分、UK盤のジャケットの中で最も頑丈な作りなのは、このタイプだと思います。
最後は両面にラミネート・コーティングが施されているジャケットです。
これは60年代後半から多くなります。
他のタイプと比べると紙質が若干薄めなので、少々傷みやすいジャケットです。
PHLIPS系のジャケットには製作会社のクレジットがありませんが、恐らく複数の製作会社を使っていたと思われます。
この他にもいくつかの種類があるようですが、私にはたくさんありすぎて理解不能です(苦笑)
例えば、このジャケットにもフリップ・バックがあるものと無いものが存在するみたいですね。
ちなみに、私のはフリップ・バック無しのジャケットです。
PHILIPS~FONTANA系の紙ジャケCDの場合はどちらになっているのでしょうか?
どうでもいいことではありますが、ちょっと気になります(苦笑)
PHILIPS系のジャケットです。
PHILIPS系のジャケットは大まかに分けて3種類あります。
まずは裏にフリップ・バック(折り返し)のあるジャケットです。
もちろん、表にはラミネート・コーティングが施されております。
フリップ・バックの形状は微妙に異なっています。
これが最もポピュラーなタイプです。
これも60年代中頃まではよく見かけるタイプです。
これは数が少ないです。
次は裏に折り返しの無いジャケットです。
ライナーが上から貼り付けられています。
アメリカのジャケットみたいな作りです。
このタイプのジャケットは、表にぶ厚いラミネート・コーティングが施されていることもあって非常に頑丈です。
多分、UK盤のジャケットの中で最も頑丈な作りなのは、このタイプだと思います。
最後は両面にラミネート・コーティングが施されているジャケットです。
これは60年代後半から多くなります。
他のタイプと比べると紙質が若干薄めなので、少々傷みやすいジャケットです。
PHLIPS系のジャケットには製作会社のクレジットがありませんが、恐らく複数の製作会社を使っていたと思われます。
この他にもいくつかの種類があるようですが、私にはたくさんありすぎて理解不能です(苦笑)
例えば、このジャケットにもフリップ・バックがあるものと無いものが存在するみたいですね。
ちなみに、私のはフリップ・バック無しのジャケットです。
PHILIPS~FONTANA系の紙ジャケCDの場合はどちらになっているのでしょうか?
どうでもいいことではありますが、ちょっと気になります(苦笑)
60年代英国盤 PYEジャケット編 [60年代UK盤ジャケット、レーベル、インナー]
昨日の続きです。
今日はPYE系のジャケットについてです。
PYE系のジャケットのほとんどはGarrod & Lofthouse社製です。
裏ジャケは取り出し口を除く3辺が折り返されております。
60年代後半までのPYE系には、ステレオ専用のジャケットが少なかった(無かった?)ようです。
そのため、ステレオ盤には、モノラル用のジャケにステレオ用のシールが貼られていました。
60年代末になると、ステレオ専用のジャケットも登場します。
この頃になると、逆にモノラル盤にはモノラル用のシールが貼られるようになります。
PYE系のジャケットは基本的にこんな感じです。
この他にも見開きジャケのこんなのや、
何故かラミネート・コーティングが施されていない、こんなのがあります。
英国四大レーベルで残るはPHILIPS系のジャケットだけになりました。
PHILIPS系のジャケットは種類が多いので、大変そうですね・・・(苦笑)
今日はPYE系のジャケットについてです。
PYE系のジャケットのほとんどはGarrod & Lofthouse社製です。
裏ジャケは取り出し口を除く3辺が折り返されております。
60年代後半までのPYE系には、ステレオ専用のジャケットが少なかった(無かった?)ようです。
そのため、ステレオ盤には、モノラル用のジャケにステレオ用のシールが貼られていました。
60年代末になると、ステレオ専用のジャケットも登場します。
この頃になると、逆にモノラル盤にはモノラル用のシールが貼られるようになります。
PYE系のジャケットは基本的にこんな感じです。
この他にも見開きジャケのこんなのや、
何故かラミネート・コーティングが施されていない、こんなのがあります。
英国四大レーベルで残るはPHILIPS系のジャケットだけになりました。
PHILIPS系のジャケットは種類が多いので、大変そうですね・・・(苦笑)
60年代英国盤 DECCAジャケット編 [60年代UK盤ジャケット、レーベル、インナー]
長らく放置していた無意味なコーナーの復活です。
今回は英国四大レーベルのひとつ、DECCAのジャケットについてです。
DECCAのジャケットには裏に折り返しが無いものと、
上下2辺が折り返されているものがあります。
中にはROLLING STONESの1stアルバムのように、2種類のジャケットが存在するものもあります。
私の知っている限りでは、フリップ・バック(折り返し)のあるジャケットは67年頃までしか存在しないようです。
DECCA系のジャケット製作会社は複数あります。
MacNeill Press、
Clout & Baker、
Robert Stace、
James Upton、
Garrod & Lofthouse、
Moore & Matthes、
まだこの他にもあるかもしれません。
この中で数が多いのはRobert Stace社です。
DECCA系のジャケットは紙質が軟らかく傷みやすいのが共通しています。
60年代末のジャケ裏右上にはモノラルとステレオを認識する穴(所謂DECCA穴)が開いています。
モノラルだと赤で、ステレオだと青になります。
また、60年代のDECCAには印象深いジャケットがいくつかあります。
今回は英国四大レーベルのひとつ、DECCAのジャケットについてです。
DECCAのジャケットには裏に折り返しが無いものと、
上下2辺が折り返されているものがあります。
中にはROLLING STONESの1stアルバムのように、2種類のジャケットが存在するものもあります。
私の知っている限りでは、フリップ・バック(折り返し)のあるジャケットは67年頃までしか存在しないようです。
DECCA系のジャケット製作会社は複数あります。
MacNeill Press、
Clout & Baker、
Robert Stace、
James Upton、
Garrod & Lofthouse、
Moore & Matthes、
まだこの他にもあるかもしれません。
この中で数が多いのはRobert Stace社です。
DECCA系のジャケットは紙質が軟らかく傷みやすいのが共通しています。
60年代末のジャケ裏右上にはモノラルとステレオを認識する穴(所謂DECCA穴)が開いています。
モノラルだと赤で、ステレオだと青になります。
また、60年代のDECCAには印象深いジャケットがいくつかあります。
60年代英国盤 EMIジャケット編 [60年代UK盤ジャケット、レーベル、インナー]
BEATLESの紙ジャケCD(MONO BOX)の話題に便乗するわけではありませんが(笑)、今日はEMI系のジャケットについて取り上げます。
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60年代の英国盤のジャケットの多くはラミネート・コーティングが施された大変美しい物です。
しかしながらよく見ると、レコード会社によってその形状は異なっています。
場合によっては、同じレコード会社の物でも大きく異なっていることがあります。
EMI系のジャケットは表のみがラミネート・コーティングされ、裏は取り出し口を除く3辺が折り返しされている物が一般的です。
ジャケットの紙質は60年代後半以降になると、ほんの僅かですがやや薄い物に変わります。
そして、70年代前半になると、裏の折り返しがなくなります。
ジャケット製作は基本的にGARROD & LOFTHOUSEか、ERNEST J. DAYの2社です。
折り返しの形状がやや異なっています。
(左がGARROD & LOFTHOUSE製で、右がERNEST J. DAY製です)
この2社のジャケットでよく見かけるのはGARROD & LOFTHOUSE製の方です。
ERNEST J. DAY製のジャケットはやや珍しいかもしれません。
また、ERNEST J. DAY社のジャケットは67年以降(?)見かけなくなります。
しかし、別にERNEST J. DAY社は倒産したわけではなく、その後も英CBSなどのジャケットでちょくちょく見かけるようになります。
EMIとはこの時期に契約が切れた(?)のかもしれませんね。
ジャケットの風合いは同じ製作会社でも時期によって異なる場合があります。
代表的な例はコレですね。
どちらもGARROD & LOFTHOUSE製のジャケットですが、色の濃さが大きく異なります。
ちなみに、左が初期プレス盤(マトリクス1N)のジャケットで、右が後発盤(両面マト5N)のジャケットです。
ROLLING STONESの初期タイトルのジャケットもそうですが、初期の頃と再発盤ではジャケットの色の濃さが異なっていることが多いですね。
特にモノトーン系のジャケットでは印刷の粗さ(?)が目立つような気がします。
ジャケットの右上にはMONOまたはSTEREO表記がありますが、時が経つにつれ文字の大きさがどんどん小さくなります。
そして、60年代後半になると表のMONOまたはSTEREO表記が無くなってしまいます。
モノラルとステレオとを見分けるのは裏ジャケでも出来ます。
PARLOPHONEの場合は、レコード番号がPMCではじまるのがモノラル、PCSがステレオになります。
COLUMBIAの場合は、SXがモノラル、SCXがステレオになります。
一応、ステレオ盤のジャケットには、ステレオについての注意点も明記されています。
また、60年代後半になるとジャケ裏右上には”File under POPULAR : ~”という文章が表記されます。
米CAPITOL盤のジャケットにも同様の表記がありますね。
以上が一般的なEMI系のジャケットですが、もちろん例外だってあります。
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60年代の英国盤のジャケットの多くはラミネート・コーティングが施された大変美しい物です。
しかしながらよく見ると、レコード会社によってその形状は異なっています。
場合によっては、同じレコード会社の物でも大きく異なっていることがあります。
EMI系のジャケットは表のみがラミネート・コーティングされ、裏は取り出し口を除く3辺が折り返しされている物が一般的です。
ジャケットの紙質は60年代後半以降になると、ほんの僅かですがやや薄い物に変わります。
そして、70年代前半になると、裏の折り返しがなくなります。
ジャケット製作は基本的にGARROD & LOFTHOUSEか、ERNEST J. DAYの2社です。
折り返しの形状がやや異なっています。
(左がGARROD & LOFTHOUSE製で、右がERNEST J. DAY製です)
この2社のジャケットでよく見かけるのはGARROD & LOFTHOUSE製の方です。
ERNEST J. DAY製のジャケットはやや珍しいかもしれません。
また、ERNEST J. DAY社のジャケットは67年以降(?)見かけなくなります。
しかし、別にERNEST J. DAY社は倒産したわけではなく、その後も英CBSなどのジャケットでちょくちょく見かけるようになります。
EMIとはこの時期に契約が切れた(?)のかもしれませんね。
ジャケットの風合いは同じ製作会社でも時期によって異なる場合があります。
代表的な例はコレですね。
どちらもGARROD & LOFTHOUSE製のジャケットですが、色の濃さが大きく異なります。
ちなみに、左が初期プレス盤(マトリクス1N)のジャケットで、右が後発盤(両面マト5N)のジャケットです。
ROLLING STONESの初期タイトルのジャケットもそうですが、初期の頃と再発盤ではジャケットの色の濃さが異なっていることが多いですね。
特にモノトーン系のジャケットでは印刷の粗さ(?)が目立つような気がします。
ジャケットの右上にはMONOまたはSTEREO表記がありますが、時が経つにつれ文字の大きさがどんどん小さくなります。
そして、60年代後半になると表のMONOまたはSTEREO表記が無くなってしまいます。
モノラルとステレオとを見分けるのは裏ジャケでも出来ます。
PARLOPHONEの場合は、レコード番号がPMCではじまるのがモノラル、PCSがステレオになります。
COLUMBIAの場合は、SXがモノラル、SCXがステレオになります。
一応、ステレオ盤のジャケットには、ステレオについての注意点も明記されています。
また、60年代後半になるとジャケ裏右上には”File under POPULAR : ~”という文章が表記されます。
米CAPITOL盤のジャケットにも同様の表記がありますね。
以上が一般的なEMI系のジャケットですが、もちろん例外だってあります。
私の好きなレコード・レーベル [60年代UK盤ジャケット、レーベル、インナー]
少し前のことなのですが、ELVISの『HARUM SCARUM』のUSオリジナル盤を格安でゲットしました。
それにしても、このRCA VICTORのレーベルは芸術的です。
この格調高いレーベルは美術品の域に達していると思います。
数あるレーベルの中でも最も美しいレーベルのひとつではないでしょうか?
このレーベルにはブリティッシュ・ビート系のアルバムでもお世話になっています。
レコード・レーベルにも様々な種類があります。
当然ですが、美しいものもあれば、そうでないものもあります。
あくまでも私見ですが、秀逸なレーベル・デザインはアメリカのレコード会社よりも、イギリスのレコード会社に多いと思います。
その代表例がコレです。
それにしても、このRCA VICTORのレーベルは芸術的です。
この格調高いレーベルは美術品の域に達していると思います。
数あるレーベルの中でも最も美しいレーベルのひとつではないでしょうか?
このレーベルにはブリティッシュ・ビート系のアルバムでもお世話になっています。
レコード・レーベルにも様々な種類があります。
当然ですが、美しいものもあれば、そうでないものもあります。
あくまでも私見ですが、秀逸なレーベル・デザインはアメリカのレコード会社よりも、イギリスのレコード会社に多いと思います。
その代表例がコレです。
60年代英国盤 PHILIPS系インナー・スリーブ編 [60年代UK盤ジャケット、レーベル、インナー]
すっかり忘れていましたが、PHILIPS系のインナー・スリーブについて取り上げます。
英国四大レーベル(?)のインナー・スリーブはこれで最後になります。
ただ、私はPHILIPS系についてはあまり詳しくないので、ごく簡単にしか触れません。
あくまでも参考程度にどうぞ。
1964年頃のPHILIPS系インナー・スリーブです。
この当時は白の窓付きインナー・スリーブが使われていました。
下部には青い文字で、“MADE IN ENGLAND”と、
”BRITISH PATENT No.800513”の表記があります。
66年頃になるとパテント・ナンバーの表記が少し変わります。
“BRITISH PATENT No.800513 & 973939”表記になります。
60年代後半になると“PLASTIC BAGS CAN BE DANGEROUS”の注意書きが入ったインナーに変わります。
英国四大レーベル(?)のインナー・スリーブはこれで最後になります。
ただ、私はPHILIPS系についてはあまり詳しくないので、ごく簡単にしか触れません。
あくまでも参考程度にどうぞ。
1964年頃のPHILIPS系インナー・スリーブです。
この当時は白の窓付きインナー・スリーブが使われていました。
下部には青い文字で、“MADE IN ENGLAND”と、
”BRITISH PATENT No.800513”の表記があります。
66年頃になるとパテント・ナンバーの表記が少し変わります。
“BRITISH PATENT No.800513 & 973939”表記になります。
60年代後半になると“PLASTIC BAGS CAN BE DANGEROUS”の注意書きが入ったインナーに変わります。
60年代英国盤 EMIインナー・スリーブ編 [60年代UK盤ジャケット、レーベル、インナー]
すっかり忘れていましたが、EMI系のインナー・スリーブについて取り上げます。
とはいっても、EMI系のインナースリーブについてはBEATLES関連のサイトの方がこのブログなんかよりも100倍くらい詳しいので(笑)、ここではごく簡単にしか触れません。
まずは、通称“EMITEX”と呼ばれるインナーです。
窓の部分が透明になっているタイプは1964年頃まで使用されました。
紙質も厚めで頑丈です。
窓の部分が半透明になったタイプです。
これは66年前半まで使用されました。
紙質がやや薄くなっています。
66年中頃から使われた、白のプレーン・インナーです。
これはBEATLESの『REVOLVER』や『OLDIES』、HOLLIESの『FOR CERTAIN BECAUSE』などの初期プレス盤に使用されています。
左下に“PATENTS APPLIED FOR”、右下に“MADE IN GREAT BRITAIN”の表記があります。
EMI系の広告インナーです。
文字や写真の色は黒で、67年初頭から使用されました。
『REVOLVER』や『OLDIES』が載っています。
これを見ると当時のEMIがどのアルバムをプッシュしていたのが分かりますね。
68年以降に使われた広告インナーです。
文字や写真の色が赤(エンジ色)に変わっています。
『SGT. PEPPERS ~ 』などが載っています。
70年代初期に使われていた広告インナーです。
『LET IT BE』が載っています。
70年代初期には白のプレーン・タイプの物も使用されていました。
60年代物との違いは、左下の表記が“PATNET No 1,125,555”に変わっています。
この時期になって、やっと特許が取れたのでしょうか?
70年代中頃以降に使われていたインナー・スリーブです。
これらはEMI系レーベル共通のインナー・スリーブです。
この他にもEMI傘下の各レーベルごとに独自のインナー・スリーブがあります。
とはいっても、EMI系のインナースリーブについてはBEATLES関連のサイトの方がこのブログなんかよりも100倍くらい詳しいので(笑)、ここではごく簡単にしか触れません。
まずは、通称“EMITEX”と呼ばれるインナーです。
窓の部分が透明になっているタイプは1964年頃まで使用されました。
紙質も厚めで頑丈です。
窓の部分が半透明になったタイプです。
これは66年前半まで使用されました。
紙質がやや薄くなっています。
66年中頃から使われた、白のプレーン・インナーです。
これはBEATLESの『REVOLVER』や『OLDIES』、HOLLIESの『FOR CERTAIN BECAUSE』などの初期プレス盤に使用されています。
左下に“PATENTS APPLIED FOR”、右下に“MADE IN GREAT BRITAIN”の表記があります。
EMI系の広告インナーです。
文字や写真の色は黒で、67年初頭から使用されました。
『REVOLVER』や『OLDIES』が載っています。
これを見ると当時のEMIがどのアルバムをプッシュしていたのが分かりますね。
68年以降に使われた広告インナーです。
文字や写真の色が赤(エンジ色)に変わっています。
『SGT. PEPPERS ~ 』などが載っています。
70年代初期に使われていた広告インナーです。
『LET IT BE』が載っています。
70年代初期には白のプレーン・タイプの物も使用されていました。
60年代物との違いは、左下の表記が“PATNET No 1,125,555”に変わっています。
この時期になって、やっと特許が取れたのでしょうか?
70年代中頃以降に使われていたインナー・スリーブです。
これらはEMI系レーベル共通のインナー・スリーブです。
この他にもEMI傘下の各レーベルごとに独自のインナー・スリーブがあります。