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ELVIS PRESLEY "BLUE HAWAII" [ELVIS PRESLEY]

今日は暑かったです!
夏はまだ終わりませんね。

皆さんにとって、夏という季節に思い浮かぶアーティストといえば誰でしょうか?
BEACH BOYSかチューブ(!?)といったところでしょうか?

私が夏という季節で思い浮かぶのは、BEACH BOYSでもベンチャーズでもありません。

私に”夏”を感じさせてくれるのはこのアルバムです。

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1961年にリリースされ、全米1位を記録した本作には、
「CAN'T HELP FALLING IN LOVE」(全米2位)、
「ROCK-A-HULA BABY」(全米23位)、
が収録されています。

本作の内容については説明不要でしょう!
ELVISが主演した映画のサントラ盤の中で、最も有名なのは本作ではないでしょうか?
どの曲もムードたっぷりで楽しいものばかりですが、やはり極めつけは「CAN'T HELP FALLING IN LOVE」でしょう!

映画『THAT'S THE WAY IT IS』のエンディング・シーンです。
これは数あるロック関連の映像の中でも、最も素晴らしいエンディングだと思います。

この曲にはいろいろなカバー曲が存在しますが、やっぱりELVIS本人のものが一番ですね!

また、このアルバムは私にハワイアン・ミュージックの楽しさや素晴らしさを教えてくれた作品でもあります。

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ELVIS PRESLEY "FROM ELVIS IN MEMPHIS" [ELVIS PRESLEY]

昨日(16日)は何の日だったでしょうか?

答えはELVIS PRESLEYの命日です。

でも、このことはすっかり忘れられているようです。

昨日もいくつかの音楽ブログを覘いてみましたが、まあ静かなものでした(苦笑)
比較するのもなんですが、12月8日とは悲しいくらいの差があると思います。
我が国でのELVISの扱いはこんなものなんでしょうね。
残念なことですが・・・

そんなELVISの命日に聴いていたのがこのアルバムです。

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”アメリカン・ロック”を代表する大名盤、『FROM ELVIS IN MEMPHIS』です。

1969年にリリースされ、全米13位まで上昇した本作には、久しぶりのトップ10ヒット「IN THE GHETTO」(全米3位)が収録されています。

これはELVISのメッセージ・ソングです。

前年(1968年)までのELVISは映画出演を中心に活動していました。
しかし、乱発された主演映画の興行成績には陰りが出はじめ、レコードも以前のようにヒットしなくなっていました。
ELVISは音楽シーンの最先端から取り残された存在になっていたのです。

そんな状況の中で、起死回生の一発となったのがTV特番「ELVIS」(通称カムバック・スペシャル)
でした。
この驚異的な視聴率を記録したTV特番で、ELVISは復活への確かな手応えを感じました。

復活への意欲に満ちたELVISが新作のレコーディング場所に選んだのは生まれ故郷メンフィスでした。
これはRCAへの移籍以来、実に14年ぶりのことでした。
ELVISはこの新作レコーディングに(多分)人生最高のコンディションとヤル気で臨みました。

本作のサウンドはR&B、ブルース、ゴスペル、カントリーなどのルーツ音楽が中心になっています。
これにはアメリカ南部などのルーツ音楽への関心が高まっていた当時の音楽シーンの流れとも密接に関連している、というご指摘もあるかと思います。
勿論、そういった時流に乗ったという部分も少なからずあるかもしれません。
しかし、当時流行っていた南部志向の諸作と本作では、持っている意味合いが違っていると思います。
彼の音楽を熱心に聴いてきた方ならお分かりかと思いますが、R&B、ブルース、ゴスペル、カントリーなどは彼が昔から取り上げ続けてきた音楽です。
そして、それらの音楽をクロス・オーヴァーさせた先駆者は彼自身でした。
初心に戻ろうとしていた彼が幼い頃から馴れ親しんできたこれらの音楽を取り上げるのは当然のことでしょう。
本作のサウンドがこのようになったのはある意味当然の帰結かと思います。

私にとって本作はZOMBIESの『ODESSEY & ORACLE』と同じように”奇跡”を感じさせてくれるアルバムです。

本作は様々な奇跡から成り立っています。
地元の凄腕ミュージシャン達による完璧な演奏、CHIPS MOMANによる的確なプロデュース・ワーク、彼のために用意された素晴らしい楽曲の数々・・・、どれも奇跡を感じさせてくれます。
さらに何よりも奇跡的なのはELVIS一世一代の素晴らしいヴォーカルです。

ここでの彼のヴォーカルはどこまでも優しく、温かみに溢れています。
そして、自分の大好きな歌を歌えることの喜びがダイレクトに伝わってきます。
本作での深みのあるヴォーカルからは、彼が今まで通ってきた道程、軍隊生活、映画への出演、結婚、そして音楽や映画への酷評、などが全て無駄になっていなかったことがわかります。

ここには14年前の大きな野望を胸に秘めた、ギラギラした目の若き日のELVISはもういません。

しかし、昔と変わらずに好きな歌を歌い続けているELVISがここにはいます。

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ELVIS PRESLEY "ELVIS TV SPECIAL" [ELVIS PRESLEY]

結論から言うと、これはレコードを聴くよりも映像を観るべきだと思います。

しかし、音だけでも充分すぎるほど素晴らしいのです!
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1968年にリリースされ、久しぶりにTOP10入り(全米8位)を果たした本作には、
「IF I CAN DREAM」(全米12位)、
「MEMORIES」(全米35位)、
が収録されています。

本作は1968年暮れに放映されたTV特番『ELVIS』のサウンド・トラック盤です。
出演映画ではなく、TV特番のサントラというのも凄い話ですが、よく考えたらBEATLESの『MAGICAL MYSTERY TOUR』という前例がありましたね。
しかし、放映当時は賛否両論状態だった『MAGICAL~』とは違い、このTV特番『ELVIS』は驚異的な高視聴率と好評価を得ることが出来ました。
実際にこの特番でのELVISの歌唱や番組自体の構成も素晴らしく、ELVISの完全復活を視聴者に印象付ける内容でした。
個人的に60年代の音楽物の映像では、これが一番気に入っています。

このアルバムはTV特番のために新たに収録された曲や御馴染みのヒット曲、そしてELVISが昔から慣れ親しんできた曲のスタジオ・ライヴを中心に構成されています。
本作は、ELVISのデビュー当時から現在に至るまでの集大成のような作品ですが、ある意味アメリカン・ロックの集大成とも言える作品だと思います。
特に、本作からはELVISのルーツ・ミュージックに対する深い愛情が伝わってきます。
この1968年という時期は、BOB DYLANやTHE BANDらによるルーツへの回帰が静かなムーヴメントになっていましたが、それらの動きと、ここで見ることができるELVISの原点回帰の姿勢とは全く意味合いが違うと思います。
なんせ、カントリーやゴスペル、R&B、ブルースをクロス・オーヴァーさせた先駆者はELVIS自身であったのですから!

とは言っても、本作では過去のELVISだけではなく、”今”のELVISも素晴らしいことを再認識させてくれます。
特にアルバムの最後を飾るELVIS初のメッセージ・ソング、「IF I CAN DREAM」における圧倒的な力量のヴォーカルは、1968年のELVISだから出来る熱唱だと思います。

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ELVIS PRESLEY "LOVING YOU" [ELVIS PRESLEY]

私が所有している数少ない50年代ELVISのUSオリジナル盤です。

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ELVIS初のサントラ盤である本作には、「(LET ME BE YOUR)TEDDY BEAR」(全米1位)、「LOVING YOU」(全米20位)が収録されています。



当たり前のことですが、50年代のELVISもやはり最高ですね!

個人的には60年代以降の深みの増したヴォーカルの方が好みなのですが、彼の野性的かつクールなヴォーカルはこの時期だけしか味わえません。

1stや2ndほどの衝撃度はありませんが、これも能書き不要の名作ですね!



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ELVIS PRESLEY "ALMOST IN LOVE" [ELVIS PRESLEY]

ELVISの主演映画のサウンドトラック盤は、1968年に公開された『SPEEDWAY』以降制作されなくなってしまいました。
その理由はサントラ盤の売上不振の為だと思われますが、そこでアルバムに収録されず宙に浮いたままになった曲を集めたのがこのアルバムです。

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1970年にリリースされた本作は全米65位を記録しました。

本作は1967年から69年にかけて映画で使用された曲や、シングルで発表された曲を中心に編集されています。
そのため、寄せ集め感が漂う本作をアルバム単位で聴くのは少々無理がありますが、一曲単位で聴くと決して悪くはありません。

私が本作を購入した理由は、「A LITTLE LESS CONVERSATION」(全米69位)のオリジナル・バージョンが収録されているからというミーハーな動機です。
この曲はリミックス・バージョンの方が有名なのかもしれませんね。

理解している方はちゃんと理解していると思いますが、この時期のELVISの映画の挿入曲には現在でも使える曲が多いのです。

本作にはこの曲の他にも大ヒット曲「RUBBERNECKIN'」(全米6位)や、雷鳴のようなギターから始まる「LONG LEGGED GIRL」(全米63位)、スワンプ・サウンドの「CLEAN UP YOUR OWN BACK YARD」(全米35位)、主演映画の主題曲「STAY AWAY,JOE」などの佳曲が収録されています。



このアルバムには退屈な曲もいくつかは含まれていますが、これらの魅力的な曲がそれらを帳消しにしてくれます。

その中でも、個人的には伝説の69年のメンフィス・セッションで録音された「RUBBERNECKIN'」が特に気に入っています。
この曲はELVIS最後の主演映画『CHANGE OF HABIT』(1969年公開)で使用された曲です。

この映画に使用された曲はどれも素晴らしい出来だけに、もしサントラ盤が制作されていれば、彼のサントラ盤全体についての評価も少し違ったものになっていたのかもしれません。

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タグ:Elvis Presley
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ELVIS PRESLEY "SPINOUT" [ELVIS PRESLEY]

私は昔からアメリカン・ロックよりもブリティッシュ・ロックばかり聴いてきました。

しかし、最近ではB級ガレージやサイケ物が中心ですが、60年代のアメリカン・ロックも好んで聴くようになりました。

そうした中で特に再評価しているのが60年代のELVISです。

BEATLES登場以降のELVISは音楽的にあまり高い評価をされておりません。
むしろ、音楽的には停滞していたとさえ思われています。

でも、本当にそうなのでしょうか?

60年代のELVISは主演映画のサントラ盤を数多くリリースしていました。
そんなサントラ盤の典型的な一例がこのアルバムです。
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1966年にリリースされ、全米18位を記録した本作には、
「SPINOUT」(全米40位)、
「ALL THAT I AM」(全米41位)、
が収録されています。

この時期、ELVISの主演映画はマンネリ化しつつあり、その影響もあってかレコード・セールスの面でも人気が下降気味でした。
そうしたこともあって、本作を含む1966年から68年頃迄のELVISのアルバムについて、あまり良い評価はされていないようです。

しかし、このアルバムにはそんな評価と裏腹に、実に魅力的な楽曲の数々が収められています。

個人的にはクールでカッコいいタイトル曲「SPINOUT」や、賑やかで楽しい「STOP,LOOK AND LISTEN」、ジャングル・ビート風の「NEVER SAY YES」、楽しいビーチ・ナンバー「BEACH SHACK」、ジェントリーな「ALL THAT I AM」なんかが気に入っています。
この他にも美しいバラードやブルージーな曲、さらにはBOB DYLANのカバー「TOMORROW IS A LONG TIME」など、多種多様な楽曲が含まれています。
本作の場合はどちらかと言えば映画で使用されていない曲に隠れた名曲が多いと思います。

この時期の彼は英国勢に押されて時代遅れの存在になりつつありましたが、現在の視点でこのアルバムを聴いてみると決して悪い内容ではありません。
むしろ、捨て曲の少ない好作品だと思います。

そして、やっぱり極めつけはどんな曲でも完璧に歌いこなす彼のヴォーカルでしょう!

このアルバムは映画『SPINOUT(カリフォルニア万才)』のサントラ盤です。
というわけで、映画の一場面の動画です。


「STOP,LOOK AND LISTEN」です。


おまけにもうひとつ!ジャングル・ビート風の「NEVER SAY YES」です。



私が所有しているのは米RCA VICTORのオリジナル・ステレオ盤です。
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レーベルも深溝付きで、ニッパー君のロゴが中央にあります。

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