私が初めて買ったレコードはBEATLESの『FOR SALE』でした。
確か中学校1、2年生くらいだったと記憶していますが、何故BEATLES初期のアルバムの中で最も地味な内容の『FOR SALE』を買ったのかは全く記憶にありません。
当時、今のように気軽に試聴してアルバムの内容を確認することはできなかったので、多分ジャケットを見て決めたのだと思いますが、あのどこか哀愁漂う雰囲気のジャケットが印象的だったのかもしれません。
(ちなみに当時のレコード店に並んでいたのは来日20周年記念の限定モノラル赤盤シリーズで、『FOR SALE』もそれを購入しました。)
元々BEATLESは父親の影響でラジオやカセットテープなどでよく聴いていました。
そして、BEATLESのアルバムが数枚集まるとBEATLES以外の洋楽(死語?)アーティストも聴きたいと思うようになりました。
しかし、中学生では使えるお金は限られています。
そこで、やみくもに色々なアルバムを買うのではなく、BEATLESに関連のある60年代のアーティストから中心に集め、60年代から70年代そして80年代へと徐々に時代を下っていこうと決めました。
当時(80年代)はリアルタイムのアルバムはいつでも買うことができるが、古い物はすぐにでも集めなければ無くなってしまうのではないかと思っていました。
しかし、80年代はおろか90年代もすでに終わり、21世紀に入った現在でも60年代から抜け出すことができずにいますが・・・
中学生から集めだしたレコードやCDは大学を出る頃には数百枚ほどになっていました。
しかし、就職してからは日々の生活費や車の購入などが優先になり、自然とレコードやCDは買わなくなりました。
特にレコードは実家を出る際に荷物になるので実家に置き去りにしていました。
それから数年が経ち、すっかりレコードやCDは聴かなくなってしまいました。
そういった状況を変えたのは、数年前に我が家にもやっと導入されたパソコンです。
レコードやCDの購入はほとんどしなくなっていましたが、音楽自体に興味が無くなった訳ではなかったので、パソコンでレコードショップのホームページやネット・オークションなどを興味本位でのぞいてみました。
すると私の住んでいる町では以前いくら探しても見つけることができなかったレコードがいとも簡単に見つけることができ、学生時代はとても高くて買うことがなかったレコードもかなり安い価格で売られていました。
そして以前は長い間廃盤で入手困難だったレコードも知らない間に次々とCDで再発されていました。
また、音楽系のサイトを見てみると色々なアーティストのサイトがあり、今までは全く知ることのできなかった情報が簡単に得られるようになりました。
そういった環境の変化に刺激され数年ぶりに収集熱がよみがえり、またレコードやCDを買い漁る日々が続いています。
そして、私が今まで慣れ親しんで聴いてきた60年代のレコードやCDを紹介するブログを作ろうと思い立ちました。
ちなみに、私は本格的なコレクターでもなんでもないので何千枚もの枚数を所有しているわけではありません。
また、マニアの方のようなオリジナル原盤へのこだわりもありません。ある程度音がきちんとなっていれば再発のCDでも良いと思っています。
ただ、レコードに慣れ親しんだ最後の世代ではあるので、ジャケットが素晴らしいものはレコードを買うようにしています。
これからは私の好きなDAVE CLARK FIVEを中心に、その日に聴いたアナログ盤を中心とした色々なことを書き込んでいきたいと思います。