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はじめてのDC5 [DAVE CLARK FIVE]

私がはじめてDAVE CLARK FIVE(以下DC5)の存在を知ったのは中学生の頃にレンタルビデオで借りて見た『READY STEADY GO!』というビデオでした。

このビデオは60年代中頃にイギリスで放映されていた人気音楽番組を編集したもので、DC5は「GLAD ALL OVER」と「DO YOU LOVE ME」の2曲を披露していますが、ここで印象に残ったのは白熱のライヴ演奏をみせてくれるTHE WHOやGEORGIE FAME&BLUE FLAMES、それにROLLING STONES(「UNDER MY THUMB」と「黒く塗れ」のライヴ!このビデオのベスト・パフォーマー!)でした。
当時の私には明らかな口パク演奏の彼らはあまり印象に残りませんでした(もっとも、この番組ではBEATLESなど大半の出演者は口パクでしたが・・・)。

それから数年後、中古レコード店でDC5のアメリカでの4作目『COAST TO COAST』を見かけました。
別に彼らの作品を探していたわけではありませんでしたが、いかにも全米を制覇したぞと言わんばかりのタイトルとジャケットに妙に引かれて衝動買いしてしまいました。
このアルバムの1曲目が「ANY WAY YOU WANT IT」です。
これにブッ飛んでしまって、今に至ります。
多分最初に聴いたのが他のアルバムだったとしたら、ここまでDC5にのめり込むことはなかったと思います。

アナログ盤の面白さを再認識したのもDC5のLPです。

60年代のUKオリジナル盤をはじめて購入したのも彼らの英国盤『EVERYBODY KNOWS』でした。
このアルバムで英国オリジナル盤の音質の良さにビックリするとともに、ラミネート・コーティングされた英国製ジャケットの美しさも知ることができました。

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大変残念なことにDC5の作品は現在まともな形では再発されていません。

正式な作品としては10年以上前に東芝EMIから『GLAD ALL OVER AGAIN』というベスト盤が発売されていましたが、既に廃盤になっています。
(現在は最新ベスト盤『THE HITS』が絶賛(?)発売中!)

また、数年前2イン1の形で彼らのUS盤がCD化されていましたが、これは少々怪しげな半ブート的なCDで現在はどうやら廃盤状態のようです。
私もこのシリーズのCDは数枚所有していますが、このシリーズの音源はレコードからのようで、『WEEKEND IN LONDON』の「LITTLE BITTY PRETTY ONE」の冒頭では針飛び?が起きています。

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これから、DC5に関心を持ってアルバムを集めようとする方がいたとしても上記のCDは入手が難しくなっています。ネット・オークションなどを見ても、そこそこ高値になっているようです。

DC5の原盤の権利は全てDAVE CLARK本人が管理しています。
残念なことに現時点では本人の許可が下りないため、正式な形でのCD化は不可能なようです。
今のところは気長にご本人の気が変わるのを待つしかないようです。

DC5はまともな再発がされないためか、60年代のビート・グループとしては唯一まともな再評価がなされていないグループだと言えます。
そしてなによりも他のグループに比べ情報も不足しています。

CDはこのような状況ですが、アナログ盤、特に膨大な量があるアメリカ盤は入手がしやすいと思います。
中古レコード店やネット・オークションでも2000~3000円くらいでまずまずの状態の盤が手に入ります。
特に彼らが素晴らしい作品を残した64年から66年頃のLPは流通量も多かったはずなので、それほど苦労せずに探すことが出来ると思います。

このブログではDC5に関心を持ちはじめた方の役に少しでも立てるよう、微力ではありますが彼らの作品などを中心にどんどん紹介していきたいと思っています。
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