このアルバムはELVISの(主演映画としては)最後のサントラ盤です。



1968年にリリースされ、全米82位を記録した本作には、
「LET YOURSELF GO」(全米71位)、
「YOUR TIME HASN'T COME YET,BABY」(全米72位)、
が収録されています。

この時期のELVISはレコードの売上げも落ち込み、音楽的にも酷評されていました。
ちなみに、アメリカの音楽サイトALL MUSICの本作への評価は星1.5個でした・・・

実際、本作はどう贔屓目に見ても良い内容とは言えません。
本作に収められている能天気な(?)楽曲の数々は、音楽の変革期であった1968年には時代遅れの存在だったのかもしれません。

しかし、本作の全てがダメかというと決してそんなことはありません!

1968年という時代背景を抜きにして聴くと、本作の収録曲は意外と新鮮に感じます。
ひょっとしたらタイトル曲でもある「SPEEDWAY」なんかは、何の先入観もない若い方が聴くとクールでカッコよく聴こえるかもしれません。
この時期のサントラ盤にはポップ・センスが光っている曲が多いのです!

例えば、こんな曲にも捨て難い魅力があります。