最近、私は後悔していることがひとつあります。

それは今までCLIFF RICHARDを無視してきたことです・・・



1963年にリリースされ、全英1位を記録した本作には、
「SUMMER HOLIDAY」(全英1位)、
「FOOT TAPPER」(全英1位)、
が収録されています。

CLIFF RICHARDはブリティッシュ・ビート・ファンからいろいろと誤解されているシンガーだと思います。

まず、彼は”BEATLES以前”の大スターであったこと、これは間違いです。
彼はBEATLES以降も大スターでした。
というか、今でもシングルを出せばUKチャートの上位にランク・インするくらいです。
彼は今でも現役バリバリの大スターなのです。

それと、彼はイギリスだけの大スターである、これも間違いです。
一時期の彼は日本でも大変な人気がありました。
今でも日本には熱心なファンの方が数多くおられると思います。
また、アメリカでは成功しなかったという印象もありますが、それも間違いです。
彼は3曲の全米トップ10ヒットを持っていますし、他にも6曲のトップ40ヒットを持っています。
そうです!CLIFF RICHARDはワールド・ワイドな大スターなのです!

そのようなことは私も以前から理解していたのですが、何故か私は長い間CLIFF RICHARDをまともに聴いておりませんでした。
私自身にそのような意識はないのですが、心のどこかで英国における”BEATLES以前の音楽”を軽視していたのかもしれません。

しかし、そんな私も本作や『YOUNG ONES』を聴いて、今さらですが彼(とSHADOWS)の良さを再認識しました。

いつの時代での音楽であろうと、いいものはいいのです!


このアルバムはどこを切っても楽しい曲ばかりです。


当たり前の話なのですが、BEATLES登場以前の英国にも素晴らしい音楽はたくさんあったのです。
BEATLES以前の英国が音楽不毛地帯だったわけではありません!