この4枚のアルバムの共通点は何でしょうか?

そうです!これらは全てイタリアに渡ったブリティッシュ・ビート・グループ(ROKES、TALISMEN、PRIMITIVES、DOC THOMAS GROUP)が残したアルバムです。

彼らは本国イギリスでアルバムを残すことができませんでした。
しかし、巡業先のイタリアで人気が出て、当地でアルバムをリリースすることができました。
彼らは所謂”B級”ビート・グループです。
しかし、中身までB級ではありません!
例えば、PRIMITIVESのアルバムなんかはかなりの傑作だと思います!
イタリア語の歌が多いのでちょっと変な感じはしますけどね(笑)

そういった例はイタリアだけではありません。
BEATLESから始まった空前のビート・グループ・ブームは、”本場英国のビート・グループ”という事実だけで非常に持てはやされる状況を世界各国で作り出しました。

本国では全く売れなかったのに、英国勢にとっては憧れの地(?)アメリカでアルバムを出すことができた幸運な人達もいます。

IN-SECTって本当に英国のグループなのでしょうか?
以前から疑問に思っています。

このようなアルバムが最も多いのはドイツです。
ドイツの人達には”BEATLESを育てたのは自分達だ!”という自負が絶対あったはずです(笑)
そういったこともあって、ドイツはビート・グループ人気が非常に高いお国柄でした。

やはりドイツには有名どころが多いです。
下積み時代のALEX HARVEY、本国で人気が出なかったのが不思議なくらいのCREATION、実力派マージー・バンドのREMO FOUR、今では根強いファンを持つSMOKEなどもいます。
勿論、ドサ回りB級ビート・グループ人生を絵に描いたような(笑)CASEY JONES & THE GOVERNORSなんかもいます。
私はどちらかといえば後者の方が好きですね(笑)

この他にも北欧諸国やオランダ(昨日のSCORPIONSやRENEGADESもそうです)、スペインなどでアルバムを残した人達もいます。
ポーランド(?)でアルバムを残した例もあるくらいです!