恥ずかしいことについ最近まで知らなかったのですが、デイヴ・クラーク・ファイヴのベーシストとして活躍したリック・ハクスレーが2月11日に亡くなっていました。

死因は肺気腫だったようで、享年72歳でした。
デニス・ペイトン、マイク・スミスに続いての訃報の言葉がありません・・・

リック・ハクスレーはDC5のメンバーの中で、唯一作曲に参加していませんでした。
また、リード・ヴォーカルをとることもありませんでした。
リーダーのデイヴ・クラーク社長ばかりが常に目立ってしまうDC5ですが、彼はそんなグループの中で最も地味なメンバーだったかもしれません。
しかし、彼はDC5にとって必要不可欠な存在でした。
デイヴ・クラークと共にグループを最初に立ち上げたのは彼です。
グループ結成当初の彼はギタリストとして活躍していましたが、レニー・デビッドソンの加入後はベースに転向し、以後はリズム隊の相棒としてドラムのリーダーをグループの解散まで支え続けます。
彼は派手な存在のベーシストではありませんでしたが、グループの主役であるドラムのリーダーやリード・シンガーのマイク・スミスを的確な演奏で上手く引き立てていました。
常にバンド・サウンドに徹していた彼ですが、初期DC5の”ラウド”なサウンドの構築に彼の骨太なベースは大きな役割を果たしていたと思います。