SMALL FACESの記念すべき1stアルバムです。
1966年にリリースされ、全英3位まで上昇した本作には、
「WHAT'CHA GONNA DO ABOUT IT」(全英14位)、
「SHA LA LA LA LEE」(全英3位)、
が収録されています。
本作は捨て曲なしの素晴らしい内容のアルバムですが、個人的には「SHA LA LA LA LEE」、「YOU BETTER BELLEVE IT」、「SORRY SHE'S MINE」の3曲が気に入っています。
この3曲はいずれも他人の曲なので、彼らにとってはプロダクションから”押し付けられた”曲なのかもしれませんが、これらは彼らのイメージによく合っていると思います。
特に「SHA LA LA LA LEE』は、彼らが録音した曲の中でも3本の指に入る名曲です。
疾走感溢れる「COME ON CHILDREN」に代表される彼らのオリジナル曲も勿論カッコいいのですが、やはり本作の中では「SHA LA LA LA LEE」が一番好きな曲です。
私が所有しているのはUKオリジナルのモノラル盤です。
レーベルは溝つきのOPEN DECCAラベルです。
マトリックスは両面4で、タックス・コードは”KT”になっています。
JAMES UPTON社製のジャケットは表のみがコーティングされており、裏の折り返しはありません。
付属していたオリジナル・インナーです。
このアルバムは、ANIMALSの『ANIMALISMS』、KINKSの『SOMETHING ELSE』、PRETTY THINGSの『EMOTIONS』等と並んで、私が所有しているレコードの中で最も高価だった一枚です。
それでも、このアルバムはUKオリジナル盤で持っている価値はあると思います。
ラミネート・コーティングされた美しいジャケットの存在感は勿論のこと、UKオリジナル・モノラル盤特有の音圧たっぷりの音は、元気いっぱいの彼らのイメージにぴったりだと思います。
やはり、このブリティッシュ・ビート史上に残る屈指の大名盤は、少々高くてもオリジナル盤で持っていたいものです。