BEATLESの作曲家コンビ、レノン=マッカートニーは同時期の数多くのアーティストに数々の優れた楽曲を提供していました。
有名なところではSTONESの2ndシングル「彼氏になりたい」などがあります。

そんな中でも私が好きな曲を3曲ピックアップしたいと思います。


まずはPETER & GORDONです。
彼らが最初に提供した「WORLD WITHOUT LOVE」は全米1位の特大ヒットになりました。
しかし、私が好きなのはこの曲です。
I Don't Want to See You Again.mp3
「I DON'T WANT TO SEE YOU AGAIN」です。
PETER & GORDONへの提供曲も良い物が多いと思います。
特にPAULの力の入れようは尋常ではありません(笑)

この曲は彼らの2ndアルバム『IN TOUCH WITH PETER & GORDON』に収録されています。

残念ながら、この東芝EMIから出ていた紙ジャケCDは廃盤状態です。
でも、このジャケット・デザインは素晴らしいので、是非とも紙ジャケで持っていたい一枚です。


レノン=マッカートニーは同郷のシンガーBILLY J. KRAMERにも数多くの楽曲を提供しています。
彼はBEATLESと同じBRIAN EPSTEINのマネージメントだったので、他のアーティストよりも力の入った楽曲が提供されています。
「BAD TO ME」、「I'LL KEEP YOUR SATISFIED」など、どれも水準以上の楽曲ばかりですが、私が好きなのは「FROM A WINDOW」です。
From A Window.mp3
この曲は当初、PETER & GORDONに提供される予定だったみたいですね。

BILLY J. KRAMER WITH THE DAKOTASの動画です。

LITLLE CHILDREN~BAD TO ME~I'LL KEEP YOUR SATISFIED~FROM A WINDOW です。
BILLY J.への提供曲はどれも甲乙付け難いほど良いです。

これらの曲はこの紙ジャケCDに収録されております。

これも既に廃盤ですが、BEATLESファンなら絶対に探して買うべきです。


次は「HELLO LITTLE GIRL」です。
この曲は同郷のビート・グループ、FOURMOSTに提供されました。

彼らもBRIAN EPSTEIN傘下のマージー・ビート・バンドです。

しかし、私が好きなのはFOURMOST版ではなく、こちらのバージョンです。
Hello Little Girl.mp3
これはBEATLESのライバル・グループ、GERRY & PACEMAKERSのバージョンです。
彼らもこの曲をシングルとしてリリースすべく、GEORGE MARTINのプロデュースで録音したのですが、結局はボツになりお蔵入りになりました。
でも、FOURMOST版よりもこちらの方が断然イイです!

この曲はこの紙ジャケCDにボーナス・トラックとして収録されています。

このアルバムはマージー・ビートの大名盤です。

ちなみに、「HELLO LITTLE GIRL」はBEATLESのDECCAオーディションで披露された曲でもあります。
Hello Little Girl.mp3
このBEATLESバージョンは『ANTHOLOGY 1』に収録されているので、ご存知の方も多いと思います。
FOURMOST版はBEATLESバージョンに近い感じです。
本家BEATLESバージョンも勿論良いのですが、個人的には元気いっぱいのPACEMAKERS版が気に入っております!