今回もBEATLESファンにはお馴染みの人です。


1963年に彼らのデビュー作としてリリースされた本作は、全英11位まで上昇しました。

BEATLESファンの方には今さら説明不要かと思いますが、彼らもまたBRIAN EPSTEINのマネージメント下にあり、プロデューサーはGEORGE MARTIN、レコード会社はBEATLESと同じPALOPHONEでした。
ちなみにBILLY J. KRAMERという名前は芸名で、その名付け親はJOHN LENNONと言われています。
BRIAN EPSTEIN傘下のアーティストの中で、最もBEATLESと縁が深かったのは彼らかもしれません。

彼らはBRIAN EPSTEINのマネージメントで先にデビューしていたBEATLESやGERRY & PACEMAKERS等のビート・グループとは違い、ヴォーカリストとそのバック・バンドという一世代前(?)のスタイルで売り出されました。
これは、BEATLES等のビート・グループとファン層が被らないようにしたBRIAN EPSTEINの戦略だったのでしょう。
しかし、このことは彼らが他のビート・グループに比べて、やや前時代的な存在に見られてしまう一因になっていると思います。