ブリティッシュ・ビートが誇るインテリ・グループ(?)、MANFRED MANNの記念すべき1stアルバムです。
(どうでもいいことかもしれませんが、このグループの看板ヴォーカリストのPAUL JONESは某有名大学に通ってたみたいです・・・)


1964年にリリースされた本作は全英3位まで上昇しました。

本作には彼らのヒット・シングルは収録されていません。
彼らのシングルは割とポップな感じの曲が多いのですが、このアルバムの収録曲は彼らが本当にやりたかった音楽であるR&Bやブルースが中心になっています。
そのため、基本的に本作は真っ黒なサウンドなのですが、他のビート・グループとは違ってどこかクールな感じがするのは、彼らの音楽的ルーツであるジャズの影響でしょうか?

また、ライヴ・バンドとして評価が高かった彼らの演奏は非常に安定しており、曲のアレンジも実に冴えています。
そして、どんな曲でもカッコ良く歌いこなすPAUL JONESの力量が、本作の質をさらに高めていると思います。