LOS BRAVOSはスペインのビート・グループです。

イギリスやアメリカ以外のビート・グループというと、なんだかマイナーな匂いがします。
しかし、ほんの一時期ではありますが彼らはかなりメジャーな存在でした。

彼らは地元スペインで人気が出た後に、ビート・ミュージックの本場イギリスへ渡ります。
そこで、彼らはDECCAレーベルと契約し、「BLACK IS BLACK」を全英2位、続く「I DON'T CARE」を全英16位のヒットにします。
そして、その勢いで全米進出に成功しました。


1966年にリリースされ、全米93位を記録した本作には、
「BLACK IS BLACK」(全米4位)、
が収録されています。

スペインのビート・グループがアメリカでデビュー出来ただけでも驚きなのに、全米4位という特大ヒットを出したのは驚愕の事実です。
もっとも、彼らの曲はスペイン語で歌われているわけではなく、本作に収録されている曲は全て英語で歌われています。
ちなみにリード・ヴォーカリストのMIKE KOGELのみはドイツ出身です。

本作には大ヒット曲「BLACK IS BLACK」をはじめとする、ポップながらもビートの効いた曲が数多く収められています。
これらの曲はモータウン的な雰囲気もあり、とても親しみやすい感じがします。
楽曲そのものの出来も平均点はクリアしており、全体的には結構楽しめる内容のアルバムだと思います。

このアルバムにも収録されている「TRAPPED」です。

このMIKE KOGELという人は実力派のヴォーカリストだと思います。
CHRIS FARLOWEそっくりの(?)ルックスはイマイチですが・・・