これは私が高校生の時にジャケ買いしたアルバムです。

当時、このアルバムの詳細については全く知りませんでした。

このアルバムを最初に聴いた印象は、”B級サウンド”だということでした・・・

その印象は今でも変わりませんが、このアルバムにはB級なりの良さがあります。


このSMOKEというグループは本国イギリスで全く売れませんでした。
それは、彼らの渾身の(?)シングル「MY FRIEND JACK」が放送禁止になったせいかもしれません。

そんな彼らはB級ビート・グループ路線の王道を歩みます。
そうです!B級ビート・グループの天国(?)、ドイツへ向かったのです(笑)

そして、ドイツで1967年にリリースしたのが本作です。

チープでスカスカな録音のB級サウンド本作の特徴ですが、ポップでサイケな楽曲の数々は粒揃いで魅力的です。

典型的なB級ビート・グループでも、捨て難い魅力はあるものです。

本作は無名のグループのアルバムにも面白いモノがあるということを私に教えてくれました。

ちなみに、私が所有しているのは再発アナログ盤です。
裏ジャケに書いてあるドイツ語は昔も今も読めません・・・