週末の休日くらいは新しい記事を書こうかと思います・・・


今日はちょっとだけマイナーなシングル盤を取り上げます。


皆さんは「ケ・セラ・セラ」という曲名で連想するのは誰でしょうか?

やはり、DORIS DAYでしょうか?

でも、ブリティッシュ・ビート好きの方なら、まずこの人達のカバーを思い浮かべることでしょう!
Que Sera, Sera.mp3
GENO WASHINGTON & THE RAM JAM BANDによる熱烈カバー・バージョンです。
これは彼らの傑作ライヴ・アルバム『HAND CLAPPIN,FOOT STOMPIN,FUNKY-BUTT...LIVE!』に収録されています。

この曲はDORIS DAYのバージョンとは完全に別物です。
ミディアム・テンポにアレンジされて、実にカッコいいビート・ナンバーに仕上がっています。

しかし、コレには元ネタ(?)があります。

それが、このEARL ROYCE & THE OLYMPICSの1stシングルです。

EARL ROYCE & THE OLYMPICSはリヴァプール出身のビート・グループです。
彼らはこのCOLUMBIAからのデビュー作と、PARLOPHONEからの2ndシングルだけで終わってしまったバンドです。
当然ですが、2枚のシングル共に全英チャート入りしませんでした。

そんなマイナーな存在の彼らですが、プロデューサーはBEATLESでお馴染みのGEORGE MARTINです。
EARL ROYCE版の「QUE SERA SERA」はGENO WASHINGTONほどの熱気はありませんが、EMI系のビート・グループらしく(?)実に端正に仕上げられています。
曲のアレンジ自体は両方ともほぼ同じですが、私はEARL ROYCEバージョンのショボサ具合がたまらなく好きです(笑)
ちなみに、彼らの「QUE SERA SERA」を聴いたGEORGE MARTINはひどく感動したようです。