昨日の記事の続編です。

-----------------------------------------------------------------------------

ラミネート・コーティングされたジャケットへの書込みなどが消しゴムで簡単に消えるということは、ほとんどの皆様がご存知かと思います。

しかし、まだそれを知らない方もおられるかもしれませんので、今回は写真を使ってご説明したいと思います。

写真はELVISの国内盤です。

両面がラミネート・コーティングされた所謂”ベラジャケ”ですが、裏面にボールペン(?)による数字の書込みがあります。

その部分を消しゴムで擦ってみます。
使用するのは普通のプラスチック消しゴムです。


ご覧のようにほぼキレイに消えてしまいます。


紙に書いたボールペンの文字が消しゴムで消えないのは、インクが紙に染み込んでいるからです。
しかし、コーティング部分への書込みの場合はインクが紙に染み込んでいるわけではありません。
そのため、鉛筆などと同様に消しゴムで消すことが出来るのです。

よくネット・オークションなどで、ジャケット表に書き込みがあるために値段が安くなっているレコードを見かけます。
しかし、それがコーティング・ジャケットであれば、かなり高い確率で書き込みを消すことが出来ます。
そういったレコードも場合によっては非常にお買い得かもしれませんね。

また、コーティング・ジャケットにはラミネート部分との境い目に汚れが付着していることがあります。


これも消しゴムである程度キレイにすることが出来ます。


ただ、この場合に注意が必要なのは、あまり強く擦りすぎないことです。
あまり強く擦りすぎると、ラミネート・コーティングされていない部分が傷んでしまう可能性があります。

それと、(ラミネート・コーティングされていない部分で)色の付いた部分を消しゴムで擦るのは厳禁です。
かなり高い確率で色落ちが発生すると思われます。