BOB DYLANの問題作です。
もっとも、彼の場合、問題作はこれ以外にも沢山ありますが・・・



1969年にリリースされ、全米3位まで上昇した本作には、
「LAY LADY LAY」(全米7位)、
「I THREW IT ALL AWAY」(全米85位)、
「TONIGHT I'LL BE STAYING HERE WITH YOU」(全米50位)、
が含まれています。

このアルバムは、いきなりのカントリー・サウンドと、”煙草を止めたら声が変わった”(本人談)というソフトな歌声が特徴の作品です。
しかし、本作はそういった話題性を抜きにしても、とても親しみやすく優れた楽曲の数々が収められている傑作です。

本作のサウンドは全体的にカントリーっぽい音になっていますが、曲そのものは実にポップに仕上がっています。
どの曲も余計な装飾がないだけに、彼の曲作りの巧みさがとても際立っているように思います。
また、本作での彼のヴォーカルはとてもソフトなので、彼の”歌手”としての魅力についても、とてもわかりやすくなっていると思います。