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THE SIR DOUGLAS QUINTET "THE BEST OF THE SIR DOUGLAS QUINTET" [60's AMERICAN ROCK]

このアルバムの購入理由は、ジャケットとグループ名が怪しげな雰囲気だったからです。

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このグループには熱心なファンが多いので、ご存知の方も多いとは思いますが、一応彼らのプロフィールを簡単に記します。

テキサス出身の青年DOUG SAHMは、1964年のBEATLESアメリカ上陸に大変な衝撃を受け、自分もビート・グループを結成しようと企てます。
そこで彼はイギリス出身のグループなら何でも持てはやされた状況を利用して、イギリス貴族風の芸名”SIR DOUGLAS”を名乗ります。
そして、集めたメンバー共々マッシュルーム・カットにして、”イギリス出身”のビート・グループとして活動を開始します。
その後、BEATLESの「SHE'S A WOMAN」からインスピレーション(?)を受けて作った、「SHE'S ABOUT A MOVER」が全米13位のヒットになり、スター街道(?)を歩みだします・・・。

このアルバムのジャケットがシルエットになっているのは、メンバーにメキシコ系の人がいたからです。
JOHNNY PEREZなんて名前のイギリス人なんかはいないでしょうからね。

このアルバムには、ヒット曲「SHE'S ABOUT A MOVER」の他に、もうひとつのスマッシュ・ヒット曲である「THE RAINS CAME」(全米31位)も収録されています。
個人的には、「SHE'S ABOUT A MOVER」よりも、メロディアスでピコピコオルガンが印象的な「THE RAINS CAME」の方が好きな曲です。
他の収録曲もR&Bやテックス・メックスをベースにした、実に骨太で雄大な南部サウンドが味わえます。

ちなみに、本作のアルバム・タイトルは『THE BEST OF ~ 』になっていますが、ベスト盤ではなく、実質的な彼らの1stアルバムになります。

「SHE'S ABOUT A MOVER」の動画です。

マッシュルームカットを振り乱しての映像は凄い(?)ですね。特にキーボードの人(AUGIE MEYERS)が・・・

こんなにサウンドが骨太で、こんなにヴォーカルが訛っているイギリスのグループは絶対にありえませんね。

とか言いつつも、ブリティッシュ・ビートから影響を受けたアメリカのグループの中では、個人的に最も好きなグループのひとつです。

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