最近になってこのブログに辿り着かれた方はご存知ないかもしれませんが、このブログのメインはDAVE CLARK FIVE(以下、略してDC5)です。
このブログでは”某社長”とか”社長さん”という表現が度々登場しますが、それはDC5のドラマー兼リーダーであるDAVE CLARKのことであるのは言うまでもありません(笑)
でも、このブログでのDC5の記事は意外と少ないですよね・・・
というわけで、今日は初心に戻って(?)DAVE CLARK社長の功績について取り上げたいと思います。
功績と言っても音楽そのものではなく、彼が音楽業界に残した功績や先見性などについて取り上げます。
その1 原盤権を自ら保有
これはミュージシャンの権利意識が低かった60年代の音楽業界の中において、非常に画期的なことでした。
今の音楽業界では当然のことなのかもしれませんが、こういった条件を契約の際に盛り込んだDAVEには先見の明があったと思います。
さすが偉大な
ビジネスマン リーダーです(笑)
しかし、このことは彼らの作品がいつまで経っても再発されない最大の要因になっています(苦笑)
その2 セルフ・プロデュース
作品の原盤権を保有していたくらいですから、作品のプロデュースも当然自分自身で行っていました。
これも当時としては画期的なことでした。
勿論、それは優秀なスタッフのサポートがあってのことだと思いますが、この事実はもっと評価されてもいいと思います。
あのBEATLESでさえ、GEORGE MARTINなどの力を必要としていた時代ですからね。
蛇足ですが、彼らのオリジナル曲には全てDAVE CLARKの名前がしっかりクレジットされています。
他のメンバーの楽曲に対して、彼が実際にどのくらいの関わりを持っていたのかは少々疑問ですが、彼が異常にちゃっかりしていたことだけは間違いありません(笑)
これらに対する印税問題も再発化されない要因!?
その3 映像会社の設立
DC5は1967年に自らの映像会社”BIG FIVE FILMS"を設立します。
これも時代を先取りしていたことです。
映像の管理という面ではBEATLESのアップルよりも早いのです。
彼らは映画『HAVING A WILD WEEKEND』に主演したことをきっかけにして、映像に強い関心を持っておりました。
BIG FIVE FILMSでは映画への出資などの他に、DC5の自作自演番組『HOLD ON』が制作されました。
これは67年に制作されましたが、同時期の『MAGICAL MYSTERY TOUR』以上にキテレツな内容です。
この映像はYouTube上でも見ることができます。
http://jp.youtube.com/watch?v=4RN-yUtu3YYその4 ドラマーの地位向上
これは説明不要ですね(笑)
彼はある意味、最初の”ドラム・ヒーロー”であったと思います。
勿論、それは”超絶テクのドラマー”という意味ではありません(笑)
彼の最大武器はつくり笑顔とカメラ目線ですからね(笑)
バンドのフロントマンであるはずのリード・シンガーよりも前面に出てしまうドラマー、それは彼しかいないと思います(苦笑)
以上がDAVE CLARKの偉大なる功績です。
功績とは言ったものの、あまり褒めていないような気が・・・(苦笑)
ジャケットでもリーダーは常に真ん中です(笑)