我らがDAVE CLARK FIVEの主演映画、『CATCH US IF YOU CAN』(アメリカでのタイトルは『HAVING A WILD WEEKEND』)のDVDです。

この映画は1965年に公開されました。
ブリティッシュ・ビート勢で主演映画を残しているのは、BEATLESとHERMAN'S HERMITS、GERRY & PACEMAKERSと彼らだけです。

ただ、この映画はDAVE CLARK FIVEが主役というよりも、DAVE CLARK社長が主役といった方が正しいと思います(笑)
残念ながら、社長さん以外のメンバーは脇役以下の扱いです(苦笑)

ハッキリ言ってB級映画の本作ですが、作品の出来自体はそれほど悪くありません。
あくまでもアイドル映画の範疇ではありますが、後に売れっ子監督となるJOHN BOORMANの手腕もあって、それなりに楽しめる内容になっていると思います。

しかし、この映画には肝心のDAVE CLARK FIVEの演奏シーンがありません。
勿論、彼らの曲は挿入歌として効果的に使用されているのですが、演奏シーンがないのは大きなマイナス要素だと思います。
『A HARD DAYS NIGHT』や『FERRY CROSS THE MERSEY』もそうですが、ビート・グループの映画は演奏シーンがあってナンボです。
なので、このDVDは熱心なDAVE CLARK FIVEファン以外にはあまりお勧めできません。

それでも、ビート・グループ映画のもうひとつの基本である”走り回ってナンボ”という面では合格点だと思います(笑)

前にもどこかで触れましたけど、MONKEESのテーマ曲はこの曲の真似だと思います。