私の学生時代には、いくら探しても入手することができなかったレコードやCDがいくつかありました。

MITCH RYDER & THE DETROIT WHEELSのアルバムもそのひとつです。
高校生の頃からRASCALSが好きだった私は、MITCH RYDER & THE DETROIT WHEELSがRASCALSと同じようにブルー・アイド・ソウルというキーワードを持っているグループだと知って、彼らのアルバムを探すようになりました。

しかし、当時は彼らのアルバムを見つけることができませんでした。
今ならヤ○ーオークション、各国のAmazon、eBayなど、あらゆる手段を使って探すことができますが、その当時は見つからなければ諦めるしかありませんでした。
それから私は社会人になり、10年ほどの間、レコードやCDを一切買わなくなります。

私が再びレコードやCDを買うようになったのは30代前半になってからです。
そして、会社帰りに立ち寄った(今は亡き)琴似のRecords-Recordsで、ついにMITCH RYDERのアルバムを見つけることができました。

彼らの3rdアルバム『SOCK IT TO ME!』です。

USオリジナル盤ではなく、SUNDAZEDからの再発盤でしたが、私にそんなことは関係ありませんでした。
喜んで家に帰ってレコードを聴いてみると、MITCH RYDERは私が勝手に想像していたスタイルのヴォーカリストではありませんでしたけど、これはこれでとても気に入りました。

それに、私はこのアルバムの内容とは全然関係の無い部分にも興味を持ってしまいました。