やはり、世間一般でのDUSTY SPRINGFIELDの最高傑作はコレになるのでしょうか?



1969年にリリースされ、全米99位を記録した本作には、
「SON OF A PREACHER MAN」(全米10位)、
が収録されています。

1968年に米ATLANTICレーベルと契約した彼女は、新作のレコーディングを本場メンフィスで敢行しました。
プロデューサーはJERRY WEXLER、TOM DOWD、それにARIF MARDINの3人です。
勿論、バックはメンフィスのアメリカン・スタジオを根城とする腕利きミュージシャン達が務めました。
「SON OF A PREACHER MAN」という大ヒット曲が生まれた本作は、その後のイギリスのミュージシャン達による南部詣での先駈けになりました・・・

このアルバムは彼女の最高傑作と評されることが多い作品です。
取り上げている曲もいいものばかりですし、本場の凄腕ミュージシャン達による演奏も完璧です。
また、3人の優れたプロデューサー達によるプロデュースも的確です。

しかし、彼女ほどの優れた力量のヴォーカリストだと、録音場所やプロデューサーが誰かということはあまり大きな意味を持たないように思います。
このアルバムで最も輝いているのは彼女の圧倒的に素晴らしいヴォーカルです。
やはり、本当に歌唱力のある人は、どこで何を歌わせてもうまいです!
元々彼女は本場の人以上の実力を持っていますからね!