今日はこのアルバムを聴いていました。

HELEN SHAPIROのデビュー・アルバム『TOPS WITH ME』です。

この時期(62年頃)の英COLUMBIAレーベルは緑色です。
BEATLESでお馴染みのPARLOPHONEだとゴールド・レーベルに相当します。

この盤を手にしていつも感心するのは、ジャケットの頑丈さです。

ジャケットの製作会社はGarrod & Lofthouse社です。
この会社はEMI系レコード・ジャケットの大半を製作しています。

しかし、同じGarrod & Lofthouse社製のジャケットでも、60年代前半と後半では質感がかなり異なります。
年が経つごとにジャケットの紙質が徐々に薄くなってきます。

例えば、HELENの1st(62年)と、彼女と縁の深いBEATLESの『ABBEY ROAD』(69年)を比較すると、

左がHELEN、右が『ABBEY ROAD』です。

紙の厚みが倍くらい違います。
当然ですが、ジャケットの重さもだいぶ違っています。

Garrod & Lofthouse社製のジャケットは67、8年頃を境に急激に薄くなっていきます。
紙質が薄くなっていくのはコストの関係なのでしょうか?

それでも傷みやすいと悪評が高いDECCA系のジャケットよりは、はるかにマシです。
やはり、ジャケットはどこ製であろうが頑丈な方がイイですからね!