ジャマイカのレコード

私は少し前からジャマイカの音楽（スカ、ロックステディ）を多く聴くようになりました。

この前の記事にも書きましたけど、この数ヶ月で５０枚ほどのスカやロックステディのアルバムを購入しました。

それらの大半はCDを購入したのですが、CDで入手困難なタイトルについてはジャマイカ盤のレコードを購入しました。

例えば、この名盤や、

ロックステディの名グループのこのアルバムなどです。

これらのレコードは国内の専門店から新品で購入しました。
ジャマイカでは今でもレコードは主要メディアなのです。

しかし、これらのレコードは久しぶりにカルチャーショックを与えてくれました。

まず、新品なのに既に薄汚れたジャケット。


ブート盤のジャケットなんかにはよくあることですが、背表紙には何も書いておりません。

これくらいは許容範囲かもしれませんけど、棚の中に入れるとやっぱり探しづらいです（苦笑）

内袋、というか、ただのビニール袋。

これでも何も付いていないよりはマシかもしれませんが・・・

微妙に、というかハッキリとズレているレーベル。

そして、何故か欠けているレーベル。


ダメ押しはプレス・ミス（？）によるキズ。

当然この部分はノイズが出てきます。
ちなみに盤面も少し歪んでいます（苦笑）

また、音質も良くありません。
元からの録音状態が良くないということもあると思いますが、それを差し引いたとしてもヒドい音です。
本当かどうか知りませんが、ジャマイカではレコードを生産する際にスタンパー（レコードをプレスする金型）を交換しないで使い続けているという話を聞きます。
そんな生産環境なら音質が悪いのも仕方ないかもしれません。

でも、きっとジャマイカの人達はこれでいいのでしょうね。
勝手な想像ですけど、ジャマイカの人達にとって重要なのは音質云々ではないのだと思います。
そんなことよりも、そのレコードにどんな音楽が入っているのかが重要なんでしょうね。

そんな風に考えると、このようなレコードでも違和感が少なくなりましたし、愛着すらわいてきました（笑）
本場の人達が良いと思っているのに、よそ者である私が色々とケチを言うの筋違いですしね。

ただ、これがUK盤だったら、多分許せなかったと思います（苦笑）