私が音楽を聴き始めるきっかけになったのは、父が聴いていたBEATLESでした。

BEATLESは小学生の頃から赤盤・青盤のカセットテープを聴いてきたのですが、中学生になってからは自分でレコードを買うようになりました。
しかし、中学生では使えるお金に限度があります。
中学生にとってレコードの新品が2500~2800円という金額はかなり大きかったです。
当時は中古盤を買うという概念はありませんでしたからね。
というより中古盤を売っているお店自体を知りませんでした(笑)

そこで、私はBEATLESのアルバムを2歳上の兄と協力して揃えるようにしました。
兄が『REVOLVER』、『HELP!』、『SGT. PEPPER'S』を買うと、私が『FOR SALE』、『YELLOW SUBMARINE』、『MAGICAL MYSTERY TOUR』を買う、という具合に少しずつBEATLESのアルバムを揃えていきました。
私が購入していたアルバムは少し地味なような気もしますが、特に深い意味はありません(笑)

BEATLESのアルバムがある程度揃ってくると、次はBEATLESメンバーのソロ・アルバムが欲しくなりました。
ソロ・アルバムも兄と協力して買うことになったのですが、今度は兄の担当がPAUL McCARTNEYのソロ・アルバム、私の担当がJOHN LENNONのソロ・アルバムという取り決めをしました。
私は別にどちらの担当でも良かったのですが、兄はPAULの大ファンでしたからね。

そんな兄が最初に買ってきたPAULのソロ・アルバムがコレでした。

その当時はこのアルバムが最新作でした。
このアルバムもそうですが、前作の『GIVE MY REGARDS TO BROAD STREET』や、その前々作の『TUG OF WAR』は本当によく聴きました。
当時のPAULは現役バリバリのヒット・メイカーでした。

しかし、このアルバムはあまり売れませんでした。