つい最近まで全然知らなかったのですが、今月17日に元PETER & GORDONのGORDON WALLERが亡くなってしまいました。
死因は心臓発作のようです。
享年64歳、まだまだ元気でやれる年齢なのに・・・

今日は彼を偲んで、このCDを聴いていました。

PETER & GORODNのUK2ndアルバム、『IN TOUCH WITH PETER AND GORDON』です。

彼らのアルバムの中では少々地味な作品かもしれませんが、個人的には一番よく聴くアルバムです。

それにジャケットのセンスも素晴らしい!

以前はUKデジパックCDを持っていたのですが、ジャケット目当てで紙ジャケCDに買い替えました。

もちろん、裏もきちんと再現されています。

レーベルもオリジナルの”BLUE COLUMBIA”にちなんで(?)、黒地に青いロゴになっています。


このアルバムにはLennon-McCartney提供の「I DON'T WANT TO SEE YOU AGAIN」(全米16位)が収録されています。


彼らはLennon-McCartney(というかPAUL)の提供曲を多く取り上げています。
そのせいか、彼らは”BEATLESの弟分”みたいな捉え方をされることが多いようです。
BEATLESが彼らの成功を後押ししたのは事実だと思いますが、彼らはそれだけで成功したわけではありません。

あまり話題になることはありませんが、彼らには素晴らしいオリジナル曲が数多くあります。
実際、このアルバムにも3曲のオリジナル曲が収録されています。
どれも派手さはありませんが、水準以上の佳曲だと思います。
また、カバー曲にしても、フォーク、トラッド、ブルース、古いR&Rなど、幅広いジャンルの曲を取り上げています。
彼らは”フォーク・デュオ”みたいに思われがちですが、一筋縄ではいかない音楽性を持っていました。
特にトラッド・ソングをブリティッシュ・ビートに昇華させるのは彼らの十八番でした。
彼らの高いアレンジ能力はもっと評価されてもよいと思います。