SIMON DUPREE & THE BIG SOUNDといえば、GENTLE GIANTのSHULMAN兄弟が在籍していたビート・グループ、またはGSグループ、アウト・キャストの「空に書いたラブレター」の元ネタ・バンドとして知られています。

知られていますと書きましたけど、私はどちらもよく知りませんでした(笑)

アウト・キャストがカバーした「空に書いたラブレター」の原曲はこのシングルです。

彼らの4枚目のシングル、「KITES」(1967年 全英9位)です。

オリエンタル・ムード溢れるサイケな曲です。
個人的にはそれほど良い曲だとは思えませんが、一応これが彼らの代表曲といえるでしょう。

というか、彼らのチャート入りしたシングルはこれだけです。

このような一発屋(?)の彼らですが、一枚だけアルバム(『WITHOUT RESERVATIONS』)を残しています。

1967年にリリースされ、全英39位を記録した本作には、1stシングル「I SEE THE LIGHT」、2ndシングル「RESERVATIONS」、3rdシングル「DAY TIME,NIGHT TIME」が収録されています。
これら3枚のシングルは、いずれもチャート入りせずに終わっています。
ヒット曲が一つしかないのにアルバムを残せたというのは、レコード会社などから実力を認められていた証拠だと思います。
実際、ライヴなどでの彼らの評価は高かったようです。