ここ最近はアルバムを残さずに消えていってしまったブリティッシュ・ビート・グループの編集CDを集めています。

本当はそれらもシングル盤で揃えたいところですけど、全英チャート入りしていないようなシングルになると探すのも大変ですし値段も高いことが多いです。
なので、本音は嫌いな(笑)編集盤CDで妥協するようにしています。

ただ、そんなビート・グループの編集盤ですが、どれも簡単に入手できると思いきや、意外と入手困難になっているものもありました。

このCDもそんな一枚でした。

ESCORTSの『FROM THE BLUE ANGEL』です。

このCD、以前はよく見かけたのですが、今になって探してみるとなかなか見つかりませんでした。
結局、国内では見つけることができずにドイツから購入することになってしまいました(苦笑)
送料を含めると結構高い買い物になってしまいましたが、それでもオリジナルのシングル盤を一枚一枚買うよりはだいぶ安かったと思います。

こういった編集盤CDはいつでも買えると油断していると、いつの間にか廃盤になっていることがあります。
この手のCDは思い立ったらすぐに購入した方が良いのでしょうね。


ESCORTSは1964年に「DIZZY MISS LIZZY」でデビューしたマージー・ビート・グループです。
デビュー時のメンバーの年齢は18歳くらいでした。
彼らの先輩グループであるBEATLESやSEARCHERS、PACEMAKERSがマージー・ビートの第一世代だとすると、彼らは第二世代になるのでしょうね。
彼は64年から66年の間に英FONTANAから5枚、英COLUMBIAから1枚のシングルをリリースしますが、いずれも大きなヒットにはなりませんでした。
しかし、ヒット曲が無くても計6枚のシングルを残せたということは、業界内ではそれなりに期待されていたのだと思います。
見た目だって悪くないですしね。

このCDには、彼らが残した6枚のシングルのA・B面が収録されています。
どの曲も典型的なマージー・ビートといった感じで、内容的には悪くありません。
ただ、端正でやや甘口という以外は特徴に乏しい感じはします。

そんな彼らの曲で有名なのはコレでしょうか?

SMOKEY ROBINSON & THE MIRACLESのカバー「FROM HEAD TO TOE」です。
ドイツのTV番組『BEAT-CLUB』からの映像です。
彼らのラスト・シングルとなった曲ですが、この曲のレコーディングにはPAUL McCARTNEYがタンバリンで参加しています。
なので、BEATLESファンの方にもお馴染み(本当か?)のはずですね!
この曲も決して悪くはない出来ですが、あまりに端正に仕上げすぎて少々面白味に欠けるような気がします。
もっと弾けるようなカバーにしても良かったように感じます。