今朝はテレビをつけるとたまたまやっていたロンドン五輪の開会式を観ました。
私はオリンピックにあまり興味がありません。
もちろん各競技に出場している日本人選手には頑張ってもらいたいですし、同じ日本人として応援はしています。
しかし、夜更かしをしたり、早起きをしてまで各競技を観たいとは思いません。
ましてや開会式には尚更興味がありません。
近年の開会式はどれもそうですが、過剰すぎる演出が何か嫌なんですよね。
異様に肥大化した五輪の象徴みたいに感じてしまいます。
でも、今回のロンドン五輪の開幕式には興味深いところがいくつかありました。
基本的に時事ネタとはまるで無縁なこのブログですけど、たまにはこんな話題もいいでしょう(笑)
この開会式では、イギリスの人達が自国の歴史や文化のどこに自信や誇りを持っているのか、また自国が世界の人達からどのように見られていると感じているのか、という部分を垣間見ることができました。
そういった中でイギリスが生み出した”音楽”というのは、イギリスの人達にとって非常に大きな文化的要素なんだな~ということを改めて感じました。
特に式の前半、英国の歩みを表現したショーの中での60年代の部分が私にとっては興味深かったです。
その場面ではWHO、STONES、KINKS、BEATLESの音楽・映像が出てきました。
やはり、”ブリティッシュ・ビート”はイギリスが世界に誇る発明品ですね!
上記のグループ以外にもHOLLIESあたりが登場しても良かったように思いますけど、そこは四大バンド(?)でまとめたかったのでしょうね。
ただ、四大バンド以外にMILLIE SMALLが出てきたのはちょっと意外でした。
「MY BOY LOLLIPOP」は英国録音の曲なので、”イギリスの曲”といっても問題ないのですが・・・
この開会式のショーには多くの黒人が参加していました。
彼らはジャマイカなどの西インド諸島からやって来た移民の子孫です。
今さらではありますが、この開会式を観てイギリスは多民族国家なんだと改めて実感しました。
私達にとって「MY BOY LOLLIPOP」はスカの最初期ヒット曲という意味合いが強いですけど、イギリスの人達にとっては人種の融合みたいな意味合いを持っている曲なのかもしれません。
きっと、この曲は私達が思っている以上にイギリスの人達にとって意味があるのでしょうね。
そういえば各国の選手入場の際に、ジャマイカの選手団が登場した時にはひときわ大きな拍手と歓声があがりました。
こんなところにもイギリスとジャマイカとの密接な繋がりを感じさせます。
それと全然関係ありませんが、ショーの70年代のところでSEX PISTOLSの映像が出てきたのには少し驚きました。
なんとなく彼らも歴史の一部みたいに思えて、なんか変な感じでした(笑)
開会式の他の部分の詳細やトリで登場したPAUL McCARTNEYについては、他の皆様にお任せします(笑)