紅一点の女性シンガーを含むフォーク・グループといえばPETER,PAUL AND MARYが思い浮かびます。

60年代のフォーク・リヴァイヴァルは英国にも波及しました。
そうなると人気グループであるPPMの影響下にあるような人達も当然出てきます。
勿論、英国にはブリティッシュ・トラッドの流れを汲んでいる人達が多いので、決して単純な物真似にはなっておりませんが・・・

紅一点を含む英国のフォーク・グループといえば、まずはこの人達でしょう。


次は最も知名度が高いと思われるこの人達、


さらにちょっとマイナーなこんな人達、


そして最後に本日の主役、THE SILKIEです。

SILKIEは紅一点の女性シンガー、SYLVIA TATLER嬢を含む4人組フォーク・グループです。
どうでもいいことですが、SYLVIA嬢はイモねーちゃんにしか見えない某人気4人組フォーク・グループの看板娘よりも垢抜けて見えると思います。
そんな彼らが英国で残した唯一のアルバム(『SING THE SONGS OF BOB DYLAN』)はBOB DYLANのカヴァー曲集です。
当時の英国におけるBOB DYLANの人気は本国以上に凄まじいものがありました。
これはそのDYLAN人気に便乗しての企画盤、といえなくもない内容のアルバムですが、これはこれで悪くない出来だと思います。

しかし、このUKアルバムには彼ら最大のヒット曲が抜け落ちています。