先日、久しぶりにROLLING STONESの『12×5』のCDを再生したところ、2曲目で音飛びが発生しました。

これは2006年発売の紙ジャケCDです。
このCDを聴くのは数年ぶりでしたが、購入してからは数回しか再生していません。
盤面に傷があるとは考えにくかったのですが、確認のために見てみると見事なくらい盤面が曇っていました。

これは塩ビ焼け(ビニール焼け)です。
古い輸入レコードで見受けられる現象ですが、レコードの内袋がビニール製の場合、ビニールの可塑剤が化学変化で悪さをしてレコードの盤面を曇らせてしまいます。
この現象が発生してしまうとノイズの原因になりますし、いくらクリーニングしてもレコードの盤面は回復しません。

しかし、塩ビ焼けは国内盤だとあまり見ることがありません。
国内のビニール製内袋には以前から塩ビ焼け対策が施されていると聞いたことがあります。
どういうわけかは分かりませんが、この紙ジャケCDのビニール製内袋は未対策品だったのでしょうか・・・

そんなことを嘆いていても仕方ありません。
元のビニール製内袋は別の物と交換して、CDはクリーナーで盤面を磨いてみることにしました。
CDなら表面の曇りさえ軽減出来れば再生が可能になりそうです。

そこで登場したのが、買ってから一度も使ったことの無かったオーデイオテクニカのCDクリーナー AT6036です。