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SWINGING BLUE JEANS "DON'T MAKE ME OVER" [BRITISH BEAT CD]

三度、SWINGING BLUE JEANSの登場です。

しかし、今回は変態チックなジャケではありません(笑)
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1966年にカナダのみでリリースされた本作には、

1.I'M GONNASIT RIGHT DOWN AND CRY (OVER YOU)
2.GOTTA DRAW THE LINE
3.I'M GONNA HAVE YOU
4.I DON'T BELIEVE IT
5.NOBODY BUT ME
6.YOU DON'T LOVE ME
7.I WANT LOVE
8.JUMP BAXK
9.CHUG-A-LUG
10.THIS BOY
11.DO YOU BELEIVE IN MAGIC
12.DON'T MAKE ME OVER(全英31位)

が収録されています。

ブリティッシュ・ビート・グループのアメリカやその他の国のみでリリースされたラスト・アルバムには、地味ながらも傑作が多いというのが私の持論です。
HERMAN'S HERMITSの『BLAZE』、GERRY & PACEMAKERSの『GIRL ON A SWING』、BILLY J KRAMERの『TRAINS AND BOATS AND PLANES』、どれも注目度こそ低いが良質な作品です。

彼らの実質的なラスト・アルバムである本作も、そんな傑作のひとつです。

SWINGING BLUE JEANSで最も有名な曲となると、やはりBEATLESのライヴ・レパートリーをパクった(?)「HIPPY HIPPY SHAKE」でしょう。
彼らはこの曲のイメージが強すぎるせいか”マージー・サイドの荒くれ者”的な見方をされることが多いように思います。
しかし、実際の彼らは端正なマージー・ビート・グループです。
彼らのUK1st『BLUE JEAN A SWINGING』は荒っぽい曲よりも端正でポップな曲が目立つので、「HIPPY HIPPY SHAKE」のイメージで聴くと肩透かしをくらうかもしれません。

本作もそんな荒々しいイメージで捉えると少々物足りない内容かもしれません。
また、本作がリリースされた1966年という変革の時期を考えると、やや時代遅れな内容でもあります。

しかし、そんな先入観を抜きにして聴くと結構楽しめる内容だと思います。

本作は12曲中10曲が他人の楽曲です。
その中には「DO YOU BELIEVE IN MAGIC」や、少々不安定な(?)「THIS BOY」なども収録されています。
これらは特に変わったアレンジなどを施されておりませんが、どれも純粋に楽しめるものばかりです。
全体的な選曲は悪くないですし、彼らの演奏や歌唱も安定しています。
本作はポップで質の高いマージー・サウンドが味わえるアルバムだと思います。

私が所有しているのは、DC5のインチキCDでもお馴染み(?)の独ROCK-IN-BEATからの再発CDです。
このレーベルは得体の知れない怪しい部分こそありますが、珍しい音源をCD化してくれる貴重な存在ではあります。
このCDにも本編よりもはるかに多い19曲もの豪華ボーナストラックが付いています。

ただ、残念なことにこのCDは現在廃盤状態のようです。
amazonのマーケットプレイスではとんでもない値段が付いていました・・・

ちなみに私が気に入っているSWINGING BLUE JEANSのアルバムは、US盤『HIPPY HIPPY SHAKE』です。
何だかんだ言っても荒々しいイメージの彼らが好きです。


ただ、普通のジャケットの彼らはつまらないですね(笑)
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