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DAVE CLARK FIVE "CATCH US IF YOU CAN" [DC5 UK盤]

DAVE CLARK FIVEのUK2ndアルバムです。
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1965年にリリースされ全英8位を記録した本作には、
「CATCH US IF YOU CAN」(全英5位)、
が収録されています。
本作のプロデュースは勿論DAVE CLARK自身、収録されている12曲は全て彼らのオリジナル曲です。

本作は彼らの主演映画『CATCH US IF YOU CAN』の実質的なサウンド・トラック盤でもあります。
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ジャケットやレーベルに”ORIGINAL SOUND TRACK"の表記はありませんが、裏ジャケの写真には映画からのシーンが使われています。
ただ、本作に収録されている曲で実際に映画で使用、「CATCH US IF YOU CAN」、「ON THE MOVE」、「SWEET MEMORIES」、「I CAN'T STAND IT」の4曲だけです。
他の8曲は映画とは何の関係もない曲です(笑)
それでも、インスト曲を含む本作は映画のサウンド・トラックっぽい雰囲気が醸し出されていると思います。

本作にはDC5初期のような騒々しい所謂”ラウド”な曲は含まれておりません。
タイトル曲「CATCH US IF YOU CAN」のようなポップな曲や、バラードが中心に構成されています。

本作に収録されているアップ・テンポの曲はインスト曲を除くと「I CAN'T STAND IT」くらいです。
初期の”ラウド”なDC5サウンドを期待すると確実に肩透かしを食らってしまう内容だと思います。

しかし、バラードが中心の本作には不思議と統一感があるのも事実です。
DC5のUKアルバムは良く言えばバラエティーに富んだ内容、悪く言えば散漫でまとまりのない内容がほとんどです(どちらかと言えば後者ですけどね・・・)。
彼らの(UK)アルバムの多くに統一感や一貫性という言葉は無縁ですが、本作はサントラ盤を兼ねていることもあってか珍しく統一感があります。
それに、曲それぞれのクオリティーが高いのも特筆すべき点です。
DC5のアルバムには必ずハズレの曲がいくつかあり、しかも出来の良い曲との落差が非常に激しいのですが、本作には目立ってハズレといえる曲がありません。
タイトル曲もそうですが、「YOUR TURN TO CRY」、「HURTIN' INSIDE」、「DON’T YOU REALIZE」、(私の大好きな)「I CRIED OVER YOU」など、DC5の未シングル化の曲の中でも最上級の曲が収録されています。
ちょっとおとなしすぎる感は否めませんが、本作はUKオリジナル・アルバムの中で最も統一感があり、内容的にも優れていると思います。
ただ、”好きなアルバム”となれば話は少し変わってきますけど・・・

これで、もうひとつの映画のテーマ曲「HAVING A WILD WEEKEND」が収録されていれば、もっとバランスがとれた良いアルバムになったと思います。

この曲はタイトル違い、選曲違い、ジャケット違いのUSアルバム『HAVING A WILD WEEKEND』で聴くことができます。
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個人的には、このUS盤の方が圧倒的に好きです。


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DAVE CLARK FIVE "SESSION WITH THE DAVE CLARK FIVE" その2 [DC5 UK盤]

今日はこのアルバムを取り上げようと思っていたのですが・・・
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旧ブログから記事を移転させていたのを忘れていました(汗)

ちなみにコレが以前の記事です。

これは旧ブログの3年近く前の記事ですけど、このアルバムに対しての感想は今でもほとんど変わらないです。
今日もこのアルバムを聴きましたけど、まともに聴いていたのは最初の2曲まででした(苦笑)

私は”ラウド”な爆音ビートが初期DC5の魅力だと思っています。
しかし、このUK1stにラウドな部分はそれほど多くありません。
私はこのアルバムを聴いても”DC5らしさ”を感じず、いつも物足りなく思ってしまいます。

それに、この1stアルバムには若気の至りみたいな無鉄砲さもありません。
それってビート・グループのデビュー作には必要な部分だと思うのですが・・・
どうしても何かを表現したいという初期衝動が伝わってこないような気がします。

そんな中でも躍動感のあるオープニング曲は貴重です。

出来損ないの「I SAW HER STANDING THERE」というのは言い過ぎでしたね(笑)
でも、記念すべき1stアルバムにヒット・シングルがこれだけなのは明らかにインパクト不足です。
せめて、強力3大シングル「GLAD ALL OVER」、「DO YOU LOVE ME」、「BITS AND PIECES」のどれか一曲でも収録されていれば、アルバム全体の雰囲気がだいぶ変わっていたと思います。

US1stにはこれら3曲がちゃんと収録されているんですけどね・・・

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タグ:DAVE CLARK FIVE
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レーベルから見るDC5のEP [DC5 UK盤]

レーベルから見たDC5のUKオリジナル盤の続きです。

今回はEP編です。

EPというのは中途半端な存在なのか、現在では意外と軽視されがちです。
しかし、EPだけにしか収録されていない曲なども存在するので、決して無視することは出来ないと思います。

それに、EPだけにしか存在しない、ピクチャー・スリーブも魅力のひとつです。
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これらはアルバムのジャケットと完全に異なっているデザインです。

おっと、今回はレーベルがメインでしたね(汗)

まずは、DC5の記念すべき1stEPのレーベルからです。
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勿論、BLUE COLUMBIAレーベルです。
リムの表記は”COLUMBIA GRAPHOPHONE ~”から始まっています。
また、この時期のレーベルには”SOLD IN U.K. SUBJECT TO RESALE PRICE CONDITIONS,SEE PRICE LISTS"の表記がありません。

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レーベルから見るDC5のUKオリジナル盤 [DC5 UK盤]

BEATLES関連のサイトには、BEATLESのUKオリジナル盤などを紹介したものが沢山あります。

それらの多くにはジャケットやレーベルなどについて詳しく掲載されたりしています。

きっと、それらのサイトは、これからBEATLESのUKオリジナル盤を集めようとされる方にとって大いに役立つことでしょう。

しかし、我らがDAVE CLARK FIVEのサイトにそのようなものはありません。

単に需要が少ないだけかもしれませんが、全く需要がゼロという訳ではないでしょう。

なので、それは私がやります。

まずはDC5のUKオリジナル盤のレーベルから紹介します。

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最初は勿論コレからです。

彼らの記念すべき1stアルバム『A SESSION WITH THE DAVE CLARK FIVE』です。
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レーベルは黒地に青いロゴの通称”BLUE COLUMBIA”です。
この時期のリムは”COLUMBIA ~”から始まっています。
また、左手には”RECORDING FIRST PUBLISHED 1964”の表記があります。
写真では見えにくいのですが、タックス・コードは”KT”刻印です。

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DC5 UK盤 コンプリート! [DC5 UK盤]

先日、長い間探していたDC5のUK盤の残り2枚をやっと入手しました!

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1970年リリースの実質的なラスト・アルバム『IF SOMEBODY LOVES YOU』と、

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1965年リリースの3rdEP『WILD WEEKEND』です。

これでDC5のUK盤LPとEPは完全制覇です!

やっと、このブログも正々堂々とDC5がメインだと言い切ることが出来ます!

ただ、UK盤のシングルはやっと3分の2です・・・
こちらの道はまだまだ険しいです(苦笑)

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DAVE CLARK FIVE "SESSION WITH THE DAVE CLARK FIVE" [DC5 UK盤]

今日は気合を入れて”DAVE CLARK FIVE USオリジナルアルバム解説 1967~68”の記事をアップさせる予定でしたが、娘と一緒に早い時間に寝てしまいました・・・(汗)

こんな時間になってから目が覚めたのですが、既に気合は抜けてしまっています(苦笑)

そんなわけで、今日は前のブログからDC5の記事を移転させるだけにします。

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我らがDAVE CLARK FIVEの記念すべきファースト・アルバムです。

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1964年にリリースされ全英3位を記録した本作には、
「CAN'T YOU SEE THAT SHE'S MINE」(全英10位)、
が収録されています。
プロデュースはDAVE CALRK自身で、12曲中9曲は彼らのオリジナル楽曲です。

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