THE VERNONS GIRLS 'FUNNY ALL OVER' [GIRL POP]
前回の記事でLADYBIRDSやBREAKAWAYSについて触れたので、今回はその母体であるVERNONS GIRLSを取り上げます。
VERNONS GIRLSは50年代半ばにリヴァプールのサッカーくじ会社のキャンペーン・ガール(?)として結成されました。
当初、グループには数十人のメンバーが在籍しており、(当然ですが)サッカーくじのキャンペーン・ガールとしての仕事が中心でした。
しかし、58年にはテレビの音楽番組へのレギュラー出演が決まり、そのために16人のメンバーが選抜されます。
テレビ番組の出演後は英PARLOPHONEからレコードを発売するなどの活躍が続いたのですが、62年にはメンバーの離脱や結婚で3人編成のグループになってしまいました。
トリオ・グループとなったVERNONS GIRLSは心機一転、英DECCAと契約して、「LOVER PLEASE」(1962年、全英16位)、「YOU KNOW WHAT I MEAN」(再発売された「LOVER PLEASE」との両A面で全英39位)のヒットを出します。
それに続いて発売されたのがこのシングルです。
「FUNNY ALL OVER」(1962年、全英31位)です。
この曲は小ヒットしましたが、出来は可もなく不可もなくです。
どちらかといえばオルガンが入ったB面の方が良い曲だと思います。
この後の彼女達はヒット曲が出なくなってしまいます。
しかし、ビート・ブーム期になって出されたシングル、「TOMORROW IS ANOTHER DAY」(1963年)や「ONLY YOU CAN DO IT」(1964年)は、全英チャート入りこそ逃しましたが、ガール・ポップ好きの方も納得する質の高いシングルだと思います。
個人的には初期のヒット曲よりも売れなくなってからのシングル曲の方が気に入っています。
それらは、この便利なRPMからの編集CD『WE LOVE THE VERNONS GIRLS 1962-1964』に収録されています。
このCDにはDECCA在籍時の全曲が収録されていますし、さらに詳しい解説まで付いているという素晴らしい仕事ぶりです。
勿論、マニアには人気の珍妙なBEATLES賛歌のシングル「WE LOVE THE BEATLES」(1964年)も入っています!
VERNONS GIRLSは50年代半ばにリヴァプールのサッカーくじ会社のキャンペーン・ガール(?)として結成されました。
当初、グループには数十人のメンバーが在籍しており、(当然ですが)サッカーくじのキャンペーン・ガールとしての仕事が中心でした。
しかし、58年にはテレビの音楽番組へのレギュラー出演が決まり、そのために16人のメンバーが選抜されます。
テレビ番組の出演後は英PARLOPHONEからレコードを発売するなどの活躍が続いたのですが、62年にはメンバーの離脱や結婚で3人編成のグループになってしまいました。
トリオ・グループとなったVERNONS GIRLSは心機一転、英DECCAと契約して、「LOVER PLEASE」(1962年、全英16位)、「YOU KNOW WHAT I MEAN」(再発売された「LOVER PLEASE」との両A面で全英39位)のヒットを出します。
それに続いて発売されたのがこのシングルです。
「FUNNY ALL OVER」(1962年、全英31位)です。
この曲は小ヒットしましたが、出来は可もなく不可もなくです。
どちらかといえばオルガンが入ったB面の方が良い曲だと思います。
この後の彼女達はヒット曲が出なくなってしまいます。
しかし、ビート・ブーム期になって出されたシングル、「TOMORROW IS ANOTHER DAY」(1963年)や「ONLY YOU CAN DO IT」(1964年)は、全英チャート入りこそ逃しましたが、ガール・ポップ好きの方も納得する質の高いシングルだと思います。
個人的には初期のヒット曲よりも売れなくなってからのシングル曲の方が気に入っています。
それらは、この便利なRPMからの編集CD『WE LOVE THE VERNONS GIRLS 1962-1964』に収録されています。
このCDにはDECCA在籍時の全曲が収録されていますし、さらに詳しい解説まで付いているという素晴らしい仕事ぶりです。
勿論、マニアには人気の珍妙なBEATLES賛歌のシングル「WE LOVE THE BEATLES」(1964年)も入っています!
THE LADYBIRDS 'THE WHITE CLIFFS OF DOVER' [GIRL POP]
現在、サブブログの『新・自己満足レコード館』ではガール・ポップ特集を行っています。
ここでは、サブブログで登場しないようなレコードを記事にします。
まずは英国の女性ヴォーカル3人組、LADYBIRDSのシングル盤です。
LADYBIRDSは様々なアーティストのレコーディングやテレビの音楽番組などで、バック・ヴォーカルを務めていた女性トリオです。
そんな彼女達にも単独名義のレコードがあります。
それが、この「THE WHITE CLIFFS OF DOVER」(1964年)です。
この曲は古いポピュラー・ソングのカバーだと思われますが、面白いことにブルー・ビート~スカのリズムを取り入れたアレンジになっています。
1964年はMILLIEの「MY BOY LOLLIPOP」やMIGIL 5の「MOCKIN' BIRD HILL」がヒットした年ですし、いち早くブルー・ビートに着目していたGEORGIE FAMEもブルー・ビートを題材にしたEPを制作しています。
そういった意味でブルー・ビートを取り上げるのは非常にタイムリーです。
また、「MOCKIN' BIRD HILL」も元はスタンダード・ナンバーでしたし、本場ジャマイカのERIC MORRISの「HUMPTY DUMPTY」にしても元は童謡(?)です。
このシングルのように、古いカバー曲をブルー・ビートにアレンジするというアプローチは当然”あり”だと思います。
ここでは、サブブログで登場しないようなレコードを記事にします。
まずは英国の女性ヴォーカル3人組、LADYBIRDSのシングル盤です。
LADYBIRDSは様々なアーティストのレコーディングやテレビの音楽番組などで、バック・ヴォーカルを務めていた女性トリオです。
そんな彼女達にも単独名義のレコードがあります。
それが、この「THE WHITE CLIFFS OF DOVER」(1964年)です。
この曲は古いポピュラー・ソングのカバーだと思われますが、面白いことにブルー・ビート~スカのリズムを取り入れたアレンジになっています。
1964年はMILLIEの「MY BOY LOLLIPOP」やMIGIL 5の「MOCKIN' BIRD HILL」がヒットした年ですし、いち早くブルー・ビートに着目していたGEORGIE FAMEもブルー・ビートを題材にしたEPを制作しています。
そういった意味でブルー・ビートを取り上げるのは非常にタイムリーです。
また、「MOCKIN' BIRD HILL」も元はスタンダード・ナンバーでしたし、本場ジャマイカのERIC MORRISの「HUMPTY DUMPTY」にしても元は童謡(?)です。
このシングルのように、古いカバー曲をブルー・ビートにアレンジするというアプローチは当然”あり”だと思います。
THE WHOのUSアルバム [BRITISH BEAT]
特に深い意味はありませんが、最近はTHE WHOのUSアルバムを聴く機会が多いです。
私が所有しているのは全てUSオリジナルのステレオ盤です。
USオリジナルのモノラル盤は値段が高くて買えません。
ステレオ盤と言っても、『MY GENERATION』は全曲疑似ステレオですし、『HAPPY JACK』と『MAGIC BUS』も疑似ステレオの曲が多いです。
音質面のメリットは少ないですが、それでも(私の好きな)「SO SAD ABOUT US」や、貴重な「MAGIC BUS」のトゥルー・ステレオ・バージョンなどは聴く価値があると思います。
それに、US盤はUK盤より敷居が低いというか、気軽に聴くことができます。
繊細な造りでお姫様みたいなUK盤と野武士みたいに無骨なUS盤では、どうしても扱い方に差が出てしまいます。
購入金額もUS盤はUK盤の3分の1以下でした。
私が所有しているのは全てUSオリジナルのステレオ盤です。
USオリジナルのモノラル盤は値段が高くて買えません。
ステレオ盤と言っても、『MY GENERATION』は全曲疑似ステレオですし、『HAPPY JACK』と『MAGIC BUS』も疑似ステレオの曲が多いです。
音質面のメリットは少ないですが、それでも(私の好きな)「SO SAD ABOUT US」や、貴重な「MAGIC BUS」のトゥルー・ステレオ・バージョンなどは聴く価値があると思います。
それに、US盤はUK盤より敷居が低いというか、気軽に聴くことができます。
繊細な造りでお姫様みたいなUK盤と野武士みたいに無骨なUS盤では、どうしても扱い方に差が出てしまいます。
購入金額もUS盤はUK盤の3分の1以下でした。
怪しいビート・ブーム便乗企画盤 ~ 英国編追加アルバム [BRITISH BEAT]
最近入手した怪しいカバー・アルバムです。
THE GINKSの『A TRIBUTE TO THE BEATLES』です。
ジャケットには何と本物のBEATLESの写真を使用しています。
本人達の許可を得て使用しているのかは定かでありませんが、良くも悪くもインパクトはかなり大きいです。
アルバムのタイトルがタイトルなんで、BEATLES本人のアルバムだと勘違いして買う人はまずいないと思いますが・・・
レーベルは怪しい企画盤を多数リリースしている英SUMMITです。
モノラル盤です。ステレオ盤は存在しないと思います。
ジャケットにはラミネート・コーティングが施されていますが、信じられないくらいペラペラな紙質です。
本来、背表紙にあるはずのアルバム・タイトルやアーティスト表記は全く役に立たない場所にあります。
裏ジャケです。
上下2辺が折り返されています。
収録曲は全てBEATLESのカバーです。
曲目を見ると1965年以降に発売されたアルバムだと思われます。
この手のインチキ企画盤としては少し遅い時期の発売です。
ジャケット製作会社はFrank S. Manley Ltd.です。
SUMMIT以外では見ない会社です。
本作の主役(?)であるTHE GINKSについての情報は全くありません。
どなたか詳しい方がおられましたら教えて下さい。
THE GINKSの『A TRIBUTE TO THE BEATLES』です。
ジャケットには何と本物のBEATLESの写真を使用しています。
本人達の許可を得て使用しているのかは定かでありませんが、良くも悪くもインパクトはかなり大きいです。
アルバムのタイトルがタイトルなんで、BEATLES本人のアルバムだと勘違いして買う人はまずいないと思いますが・・・
レーベルは怪しい企画盤を多数リリースしている英SUMMITです。
モノラル盤です。ステレオ盤は存在しないと思います。
ジャケットにはラミネート・コーティングが施されていますが、信じられないくらいペラペラな紙質です。
本来、背表紙にあるはずのアルバム・タイトルやアーティスト表記は全く役に立たない場所にあります。
裏ジャケです。
上下2辺が折り返されています。
収録曲は全てBEATLESのカバーです。
曲目を見ると1965年以降に発売されたアルバムだと思われます。
この手のインチキ企画盤としては少し遅い時期の発売です。
ジャケット製作会社はFrank S. Manley Ltd.です。
SUMMIT以外では見ない会社です。
本作の主役(?)であるTHE GINKSについての情報は全くありません。
どなたか詳しい方がおられましたら教えて下さい。