DOWNLINERS SECT "THE ROCK SECT'S IN" [BRITISH BEAT]
昨日も今日も、私が住んでいる地方はぐずついた天気でした。
また、ここ数日は仕事もハードだったので体も疲れ気味です・・・
これはそんな湿った気分を吹き飛ばすような爽快なアルバムです。
1966年にリリースされた本作はDOWNLINERS SECTの3rdアルバムです。
彼は1stアルバムでチンピラR&B路線、2ndでチンピラ・カントリー路線、そしてこの3rdでヤケッパチR&R路線と、常に新しい路線を開拓してきました。
どれも、彼らがやりたかった音楽なのでしょう。
私はそんな彼らの音楽的な欲求に対して異常なくらい忠実な姿勢に強く魅かれます。
この1966年という時期には、BEATLESの『REVOLVER』、ROLLING STONESの『AFTER MATH』、BB5の『PET SOUNDS』など、革新的な内容のアルバムが次々と発売されました。
そんな状況の中で本作は一見、単純明快なR&Rアルバムだと思われがちですが、実は一本の太い筋が通っています。
それは、時代に媚びない信念というか、自分のやりたいことをやり通すという開き直った姿勢です。
こんな痛快なアルバムは他にないと思います。
現在、本作はブリティッシュ・ガレージ・パンクの元祖的な存在として高く評価されているようです。
彼らはそんなイメージのせいか、単なる荒くれ者グループと捉えられがちです。
しかし、実際の彼らは非常に高い実力を持ったグループです。
本作の演奏もよく聴くとメチャクチャ上手いです。
ヒット曲がほぼ皆無であった彼らが3枚ものアルバムを残すことが出来たのは、彼らが実力派グループとして高く評価されていたからでしょう。
結局、時代の流れを無視した本作は当然ながら全く売れませんでした。
潔く玉砕したはずの本作ですが、21世紀になった今でも光輝いています。
その輝きは、同じ66年に発表された『REVOLVER』や『PET SOUNDS』などと比較しても、決して見劣りすることはないと思います。
私が所有しているのはUKオリジナルのモノラル盤です。
本作にステレオ盤は存在しません。
レーベルはBLUE COLUMBIAラベルです。
マトリックスは両面1で、タックス・コードは“KT”刻印です。
ジャケットはERNEST社製で、表のみがラミネート・コーティングされています。
裏は取り出し口を除く3辺が折り返されています。
付属しているインナーは所謂“EMITEX”です。
窓の部分が半透明になっています。
私はこのアルバムを4000円ちょっとで購入しました。
今、これと同じ状態の物を専門店で買うと、恐らく10倍近い値段が付くと思います。
私が所有しているUKオリジナル盤で最もお買い得だったのはコレです。
それと、このアルバムの音は凄いです。
まず、出だしのドラムの音でビックリします。
現在、流通している紙ジャケCD(もう廃盤?)の音も良いと思うのですが、このオリジナル盤の迫力には遠く及びません。
このアルバムは爽やかではないかもしれませんが(笑)、モヤモヤした気分など簡単に吹き飛ばしてしまいますね!
これを聴くとちょっとした体の疲れや睡眠不足なんてどうでもよくなります(笑)
また、ここ数日は仕事もハードだったので体も疲れ気味です・・・
これはそんな湿った気分を吹き飛ばすような爽快なアルバムです。
1966年にリリースされた本作はDOWNLINERS SECTの3rdアルバムです。
彼は1stアルバムでチンピラR&B路線、2ndでチンピラ・カントリー路線、そしてこの3rdでヤケッパチR&R路線と、常に新しい路線を開拓してきました。
どれも、彼らがやりたかった音楽なのでしょう。
私はそんな彼らの音楽的な欲求に対して異常なくらい忠実な姿勢に強く魅かれます。
この1966年という時期には、BEATLESの『REVOLVER』、ROLLING STONESの『AFTER MATH』、BB5の『PET SOUNDS』など、革新的な内容のアルバムが次々と発売されました。
そんな状況の中で本作は一見、単純明快なR&Rアルバムだと思われがちですが、実は一本の太い筋が通っています。
それは、時代に媚びない信念というか、自分のやりたいことをやり通すという開き直った姿勢です。
こんな痛快なアルバムは他にないと思います。
現在、本作はブリティッシュ・ガレージ・パンクの元祖的な存在として高く評価されているようです。
彼らはそんなイメージのせいか、単なる荒くれ者グループと捉えられがちです。
しかし、実際の彼らは非常に高い実力を持ったグループです。
本作の演奏もよく聴くとメチャクチャ上手いです。
ヒット曲がほぼ皆無であった彼らが3枚ものアルバムを残すことが出来たのは、彼らが実力派グループとして高く評価されていたからでしょう。
結局、時代の流れを無視した本作は当然ながら全く売れませんでした。
潔く玉砕したはずの本作ですが、21世紀になった今でも光輝いています。
その輝きは、同じ66年に発表された『REVOLVER』や『PET SOUNDS』などと比較しても、決して見劣りすることはないと思います。
私が所有しているのはUKオリジナルのモノラル盤です。
本作にステレオ盤は存在しません。
レーベルはBLUE COLUMBIAラベルです。
マトリックスは両面1で、タックス・コードは“KT”刻印です。
ジャケットはERNEST社製で、表のみがラミネート・コーティングされています。
裏は取り出し口を除く3辺が折り返されています。
付属しているインナーは所謂“EMITEX”です。
窓の部分が半透明になっています。
私はこのアルバムを4000円ちょっとで購入しました。
今、これと同じ状態の物を専門店で買うと、恐らく10倍近い値段が付くと思います。
私が所有しているUKオリジナル盤で最もお買い得だったのはコレです。
それと、このアルバムの音は凄いです。
まず、出だしのドラムの音でビックリします。
現在、流通している紙ジャケCD(もう廃盤?)の音も良いと思うのですが、このオリジナル盤の迫力には遠く及びません。
このアルバムは爽やかではないかもしれませんが(笑)、モヤモヤした気分など簡単に吹き飛ばしてしまいますね!
これを聴くとちょっとした体の疲れや睡眠不足なんてどうでもよくなります(笑)
いやぁ、やっぱいいっすか?
彼等はファーストのチンピラR&B路線の再発レコを持ってるだけなのです、とほほ。
しかし、ブルーコロンビア、かっこいいっすね♪
確かに10倍、いや店によってはもっとしたりして、うひょ!
店で見たことないですから♪
by へどろん (2009-05-24 00:05)
へどろんさん こんばんは
チンピラR&B路線の1stもいいですよね♪
一般的な評価は低いみたいですが、チンピラカントリー路線の2ndも個人的には嫌いじゃありません。
彼らのアルバムはどれも質が高いと思いますよ!
>確かに10倍、いや店によってはもっとしたりして、うひょ!
これは偶然というか、運が良かったと思います。
ごく稀にですが、専門店ではないお店でこのようなオリジナル盤が格安で売られていることがありますよ♪
物の価値がわかっていないお店もいいものです(笑)
by poposuke (2009-05-24 00:35)
このレコードの一番のウィークポイントはやはり「ジャケット」ですかね。セピア色のかっこいい1st、2ndに比べると、時代とはいえ、やはり気色悪い配色です。しかも中央の奴、カツラみたいで変。再発盤ではありますが、25年前、1stだけ残して(他のレコード買う為に)セコハン屋に売り飛ばしてしまいました。どれも好きだったんですけどね。売り飛ばしてあとで後悔って多いです。
1st以外オリジナル見たこと(勿論レコード屋で)ありません。それも尋常ではないプライスでした。
by しみへん (2009-05-24 07:43)
しみへんさん こんにちは
このアルバムのジャケットは1stアルバム用フォト・セッションのボツ写真に背景を無理やり合成して作ったはずです。
カツラみたいに不自然に見えるのはそのためだと思われます(笑)
私は「変なジャケット」がキライじゃないので(苦笑)、この不自然さは結構気に入っておりますよ(笑)
>25年前、1stだけ残して(他のレコード買う為に)セコハン屋に売り飛ばしてしまいました。どれも好きだったんですけどね。売り飛ばしてあとで後悔って多いです。
そういうことは私にもありますね~
そういえば、このアルバムにも紙ジャケCDが出ていましたがとっくに廃盤なんでしょうね。
彼らのアルバム全タイトルが紙ジャケCD化されただけでも奇跡的だったのですが・・・
by poposuke (2009-05-24 15:43)
>1stアルバムでチンピラR&B路線、2ndでチンピラ・カントリー路線、そしてこの3rdでヤケッパチR&R路線
うん、確かにそうだ(笑)。
「由緒正しき英国の伝統」をブッ倒すような個性派ヒネくれ者集団。
ハッキリ言って何がスゴイのかよく分からない。でも何故か無性にカッコ良く感じる。何となくそんな印象を持ってました。
でも彼らの良さは"邪心や野望の無さ"なんじゃないかと思えてきました。とにかく自由に気持ち良く楽しむ♪それが一番!
敢えて個性を考えなかった結果が最大の個性となってしまっている感じですかね(笑)。
by おいどん (2009-05-26 23:36)
おいどんさん おはようございます
>彼らの良さは"邪心や野望の無さ"なんじゃないかと思えてきました。
彼らはどこかヒネくれている印象がありますが、自分たちが好きな音楽に対しては極めて素直に、そして真摯に取り組んでいると思います。
R&Bも問題の(?)カントリーも彼らがどうしてもやりたい音楽だったのでしょう。
仰るように、やっている本人達が好きな音楽を自由に気持ち良く楽しんでいるからこそ、彼らの音楽は聴いているこっちも楽しくなるのでしょうね♪
by poposuke (2009-05-27 07:26)