NASHVILLE TEENS "TABACCO ROAD" [BRITISH BEAT]
私が中学生の頃、よく近所のレンタルビデオ店から音楽ビデオを借りて見ていました。
当時はいろいろな種類の音楽ビデオを見ていたのですが、その中にはブリティッシュ・ビート関連の映像を集めたビデオもありました。
そのビデオの具体的な題名や内容についてはあまり覚えていないのですが、BEATLESやGERRY & PACEMAKERS、PETER & GORDON、HERMAN'S HERMITS、FREDDIE & DREAMERSなどが出演していたと記憶しています。
勿論、私の目当てはBEATLESだったのですが、その当時の私にはBEATLES以外のグループがひどく古臭くてダサいものに感じられました。
今となっては完全に若気の至りですね(苦笑)
私がそれらの良さを分かるようになったのはもう少し後になってからのことです。
当時の私はパンクに興味を持ち始めた頃でした・・・
そんな中、唯一良い印象に残っているのはこの曲でした。
NASHVILLE TEENSの「TABACCO ROAD」です。
多分、この曲のガレージっぽい感じが当時の私にはカッコよく感じたのでしょう。
この「TABACCO ROAD」は全英6位のヒットになっただけではなく、アメリカでもヒットしました(全米14位)。
このヒット曲を収録したのが、1964年にアメリカのみでリリースされた本作です。
本作は当時流行っていたマージー・ビート系のサウンドや、ロンドンR&B系のサウンドとは一味違った感じがします。
本作にはR&Bやブルース、カントリー、ラテンなど、様々な音楽の要素が含まれています。
彼らはそんな多種多様な楽曲を手堅い演奏で料理しています。
ハンブルクなどの巡業で鍛え上げられた彼らの演奏能力の高さは伊達ではありません。
しかし、そんな彼らはどこか器用貧乏な印象があります。
彼らはどんな曲でも無難にこなすのですが、強い個性が感じられません。
本作は決して悪い出来ではありません。
むしろ、個人的には結構気に入っている作品です。
しかし、強いインパクトには欠けていると思います。
「TABACCO ROAD」に見られるような、ツイン・ヴォーカルのスタイルや、けたたましく鳴り響くピアノなどは彼らの個性であると思うのですが、何かひとつ物足りないような気がします。
それが、抜きん出たヴォーカリストが不在ということなのか、オリジナル楽曲が不足していることなのかはわかりませんが・・・
ブリティッシュ・ビートの中では、ちょっと変わった面白い存在であるのは確かなんですけどね。
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私が所有している盤は1978年に発売された国内盤です。
これはキングレコードの”THE ROOTS OF BRITISH ROCK 1800”というシリーズで、”完全オリジナル盤”というフレコミなのですが、なぜかオリジナル盤には収録されていないはずの「THIS LITTLE BIRD」と「ALL ALONG THE WATCHTOWER」が含まれています。
録音時期が近い「THIS LITTLE BIRD」はまだしも、「ALL ALONG THE WATCHTOWER」のカヴァーは68年頃のはずです。
看板に偽りがありますね(苦笑)
余談ですが、一年ほど前にこのアルバムのUSオリジナル盤を近所のレコード店で見かけました。
値段は6000円くらいだったと思います。
US盤にしては少し高い値段だったので、その時は買うのを躊躇してしまったのですが、数日後には売れてしまったのか無くなっていました。
それ以来、このUSオリジナル盤を全く見かけなくなってしまいました・・・
今になって、あの時に買っておけば良かったと激しく後悔しております(苦笑)
当時はいろいろな種類の音楽ビデオを見ていたのですが、その中にはブリティッシュ・ビート関連の映像を集めたビデオもありました。
そのビデオの具体的な題名や内容についてはあまり覚えていないのですが、BEATLESやGERRY & PACEMAKERS、PETER & GORDON、HERMAN'S HERMITS、FREDDIE & DREAMERSなどが出演していたと記憶しています。
勿論、私の目当てはBEATLESだったのですが、その当時の私にはBEATLES以外のグループがひどく古臭くてダサいものに感じられました。
今となっては完全に若気の至りですね(苦笑)
私がそれらの良さを分かるようになったのはもう少し後になってからのことです。
当時の私はパンクに興味を持ち始めた頃でした・・・
そんな中、唯一良い印象に残っているのはこの曲でした。
NASHVILLE TEENSの「TABACCO ROAD」です。
多分、この曲のガレージっぽい感じが当時の私にはカッコよく感じたのでしょう。
この「TABACCO ROAD」は全英6位のヒットになっただけではなく、アメリカでもヒットしました(全米14位)。
このヒット曲を収録したのが、1964年にアメリカのみでリリースされた本作です。
本作は当時流行っていたマージー・ビート系のサウンドや、ロンドンR&B系のサウンドとは一味違った感じがします。
本作にはR&Bやブルース、カントリー、ラテンなど、様々な音楽の要素が含まれています。
彼らはそんな多種多様な楽曲を手堅い演奏で料理しています。
ハンブルクなどの巡業で鍛え上げられた彼らの演奏能力の高さは伊達ではありません。
しかし、そんな彼らはどこか器用貧乏な印象があります。
彼らはどんな曲でも無難にこなすのですが、強い個性が感じられません。
本作は決して悪い出来ではありません。
むしろ、個人的には結構気に入っている作品です。
しかし、強いインパクトには欠けていると思います。
「TABACCO ROAD」に見られるような、ツイン・ヴォーカルのスタイルや、けたたましく鳴り響くピアノなどは彼らの個性であると思うのですが、何かひとつ物足りないような気がします。
それが、抜きん出たヴォーカリストが不在ということなのか、オリジナル楽曲が不足していることなのかはわかりませんが・・・
ブリティッシュ・ビートの中では、ちょっと変わった面白い存在であるのは確かなんですけどね。
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私が所有している盤は1978年に発売された国内盤です。
これはキングレコードの”THE ROOTS OF BRITISH ROCK 1800”というシリーズで、”完全オリジナル盤”というフレコミなのですが、なぜかオリジナル盤には収録されていないはずの「THIS LITTLE BIRD」と「ALL ALONG THE WATCHTOWER」が含まれています。
録音時期が近い「THIS LITTLE BIRD」はまだしも、「ALL ALONG THE WATCHTOWER」のカヴァーは68年頃のはずです。
看板に偽りがありますね(苦笑)
余談ですが、一年ほど前にこのアルバムのUSオリジナル盤を近所のレコード店で見かけました。
値段は6000円くらいだったと思います。
US盤にしては少し高い値段だったので、その時は買うのを躊躇してしまったのですが、数日後には売れてしまったのか無くなっていました。
それ以来、このUSオリジナル盤を全く見かけなくなってしまいました・・・
今になって、あの時に買っておけば良かったと激しく後悔しております(苦笑)
こんばんは~。
私もNASHVILLE TEENSはこの日本盤で聴いておりました。THEM,SMALL FACES等もありましたので、大変お世話になったシリーズでしたw。
たしか彼らがJERRY LEE LEWISのバックバンドを務めたLIVE盤が有った気がするのですが・・・(ペラジャケの日本盤を見た記憶があります)。
by 九狐 (2009-06-19 00:36)
九孤さん おはようございます
>彼らがJERRY LEE LEWISのバックバンドを務めたLIVE盤が有った気がするのですが・・・
それは独STAR-CLUBから出ていたライヴ盤ですね!
実は私も以前からそのライヴ盤を探しているのですが、なかなか見つかりません・・・(涙)
再発盤でも何でもいいので欲しいですね!
by poposuke (2009-06-19 07:18)