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DOWLANDS 'ALL MY LOVING' [BRITISH BEAT SINGLE]

このシングルは前に少しだけ取り上げたことがありましたね。
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DOWLANDSの「ALL MY LOVING」です。
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1963年に彼らの1stシングルとしてリリースされた本作は全英33位まで上昇しました。

DOWLANDSはDAVEとGORDONのDOWNLAND兄弟と、そのバック・バンドであるSOUNDTRACKSによるユニット(?)です。
このユニットのプロデュースを手掛けたのは奇才JOE MEEKです。
また、バック・バンドのSOUNDTRACKSには、後にKING CRIMSONのメンバーになる人達も参加していました。

言うまでもないことですが、「ALL MY LOVING」はBEATLESのカバーです。
BRIAN EPSTEINやGEORGE MARTINが絡んでいないBEATLESカバーとしては、かなり早い時期の作品だと思います。
ただ、彼らはデビュー前のBEATLESとパッケージ・ツアーでドサ回りした経験があるので、BEATLESとの交流も多少はあったのかもしれません。

そんなDOWLANDS版「ALL MY LOVING」ですが、JOE MEEK特有のスペーシーでぶっ飛んだサウンドではなく、妙にまったりとした脱力系カバーになっています。
はっきり言って本家BEATLES版の方が圧倒的にカッコ良く聴こえますけど、これはこれで彼らの個性がしっかり発揮されているような気がします。
BEATLESと同じEMI系アーティストのカバーとは全く違った雰囲気に仕上がっているのが面白いですね!

DOWLANDSはORIOLEとCOLUMBIAに4枚のシングルを残していますが、全英チャート入りしたのはこの曲だけでした。
チャート入りしたといっても、最高位は33位です。
これでは一発屋にもなりませんね(苦笑)

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コメント 6

Studio-Oz

こんばんは。

joe meekという人に興味ありです。
実は、音楽機材のデザイナーに同名の人がいるのですが、同じ人なんでしょうか?
ちなみに僕は、VC3Qというコンプレッサーを使っています。
by Studio-Oz (2010-03-16 00:55) 

poposuke

Studio-Ozさん こんばんは

nice!&コメントありがとうございます♪

ジョー・ミークは60年代前半に英国で活躍した独立系の音楽プロデューサーです。
TORNADOS(ビートルズよりも早い時期に全米1位を獲得したイギリスのインスト・グループ)の「TELSTAR」をプロデュースしたのも彼です。
彼は1967年に自殺してしまったので、恐らく音楽機材のデザイナーの方とは別人かと思います。
ちなみに、若き日のリッチー・ブラックモアは彼の元でスタジオ・ミュージシャンとして腕を磨いていました。

ジョー・ミークはかなり独特のサウンドを作り上げる人です。
そのうち、このブログでも彼について取り上げたいと思います。
もし時間があれば見てやって下さいね♪

by poposuke (2010-03-17 00:58) 

poposuke

ritton2さん こんばんは

nice!ありがとうございました♪
by poposuke (2010-03-17 00:58) 

poposuke

DEBDYLANさん こんばんは

nice!ありがとうございました♪
by poposuke (2010-03-17 00:59) 

通りすがり

お邪魔します。このシングルを出した時には後にクリムゾンへと参加するジャイルズ兄弟は抜けていたそうです。失礼しました。
by 通りすがり (2010-07-03 02:13) 

poposuke

通りすがりさん はじめまして

貴重な情報ありがとうございました。

私も詳しくないのですが、ジャイルズ兄弟はSOUNDTRACKSにあまり長い間在籍していなかったみたいですね。

by poposuke (2010-07-05 00:58) 

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