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HOLLIES "HOLLIES' GREATEST" [BRITISH BEAT]

昨日、海外から届いたもう1枚のレコードはコレでした。

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HOLLIES初のベスト盤、『HOLLIES' GREATEST』(1968年、全英1位!)です。

UKオリジナルのステレオ盤でしたが、値段はたったの£1.99でした。
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ちなみに送料はその数倍もかかってしまいました(苦笑)

私は基本的にベスト盤を買わないようにしていますが、好きなアーティストのベスト盤になると話は別です(笑)

それに、このジャケットで約一名だけ浮いているのもポイントです。
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他の人はサイケでカラフルな服装なのに・・・
木馬にまたがっているのも謎ですね(笑)

そんなことはともかくとして、やっぱりHOLLIESの超強力なシングル曲の数々は非常に魅力的だと思います。

ここ日本では、HOLLIES=「BUS STOP」というイメージが強いのかもしれませんが、個人的に「BUS STOP」をHOLLIESの代表曲だと思ったことは一度もありません。
勿論、「BUS STOP」も良い曲だとは思いますが、HOLLIESにはそれ以上に素晴らしい曲が沢山あるのです!

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MANFRED MANN'S EARTH BAND "THE ROARING SILENCE" [BRITISH BEAT]

MANFRED MANNのUS1stアルバムの記事を途中まで書いていたのですが、突然ある曲が聴きたくなったので予定変更です・・・

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同じMANFRED MANNでもEARTH BANDの方です(笑)

もちろん、私のお目当ては全米1位を記録した、この大ヒット曲です!

60年代のクールなイメージとは違って、妙に暑苦しいMANFRED MANNがちょっといい感じです(笑)
たま~にですけど、私はこの曲を無性に聴きたくなることがあります。
今日もそんな感じでした(苦笑)

この盤はかなり昔に5、600円くらいで購入した再発US盤(?)です。
もうひとつのBRUCE SPRINGSTEENカバー曲、「SPIRIT IN THE NIGHT」が追加収録されています。

それにしても、EARTH BANDって、今ではあんまり人気が無いみたいですね・・・

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GRAHAM BONNEY "SUPER GIRL" [BRITISH BEAT]

今日、海外から届いたばかりのアルバムです。

私はこのアルバムを以前から探していました。
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GRAHAM BONNEYの『SUPER GIRL』です。

1966年にリリースされた本作には、「SUPER GIRL」(全英19位)が収録されています。

GRAHAM BONNEYは「SUPER GIRL」だけの一発屋シンガーです。
ひょっとすると、彼はソロ・シンガーとしての知名度よりも、RIOT SQUAD(ドラマーのMITCH MITCHELLも在籍していたビート・グループ)の初期ヴォーカリストとしての方が有名かもしれません(そんなことはないか・・・)。
ちなみに彼は本国イギリスよりも、ドイツで高い人気がありました。
ある意味、典型的なB級ビート系シンガーかもしれませんね(笑)

この盤はちょっとだけレアな(?)ステレオ盤です。
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このアルバムは中古市場であまり見かけることがありません。
でも、この度は安値で入手することが出来ました。
きっと、不人気盤なのでしょうね・・・

どうもブリティッシュ・ビートでもソロ・シンガーのアルバムはあんまり人気がないみたいです。
何故なんでしょうね?

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HOLLIES "HOLLIES SING DYLAN" [BRITISH BEAT]

これは最近私が非常に気に入っているアルバムです。

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HOLLIESの『HOLLIES SING DYLAN』です。

1969年にリリースされた本作は全英3位まで上昇しました。

本作はあまり人気のないアルバムかもしれません。
それは本作が原因(?)で主要メンバーだったGRAHAM NASHが脱退してしまった、ということもありますが、最大の原因は本作が”BOB DYLANのカバー曲集”であることだと思います。
オリジナル曲が中心ではないアルバムは、どうしても軽く見られがちです。

しかし、そんなことは関係なしに本作は素晴らしい内容だと思います。
HOLLIESはそれが誰の曲であろうと、彼らの曲だと思わせてしまう技量を持っています。
彼らの十八番であるコーラス・ワークは相変わらず完璧ですし、演奏だって巧いです。
それにアレンジもしっかり決まっています。


この曲もHOLLIES版だと”希望に満ちた歌”みたく聴こえます(笑)
このアルバムを聴いていると何故か笑顔になってきます(笑)

オリジナル曲を作ることが出来るのは大きな武器ですし、それは素晴らしい才能だと思います。
でも、それだけが全てではありません。
勿論、”その曲を誰が作ったか”ということも大事なことですが、それ以上に”その曲が私達の耳にどのように聴こえるのか”ということの方がより重要だと思います。
それが良い曲であれば、カバーだろうがオリジナルであろうがどちらでもいいことだと思います。

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CLIFF RICHARD AND THE SHADOWS "SUMMER HOLIDAY" [BRITISH BEAT]

最近、私は後悔していることがひとつあります。

それは今までCLIFF RICHARDを無視してきたことです・・・

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1963年にリリースされ、全英1位を記録した本作には、
「SUMMER HOLIDAY」(全英1位)、
「FOOT TAPPER」(全英1位)、
が収録されています。

CLIFF RICHARDはブリティッシュ・ビート・ファンからいろいろと誤解されているシンガーだと思います。

まず、彼は”BEATLES以前”の大スターであったこと、これは間違いです。
彼はBEATLES以降も大スターでした。
というか、今でもシングルを出せばUKチャートの上位にランク・インするくらいです。
彼は今でも現役バリバリの大スターなのです。

それと、彼はイギリスだけの大スターである、これも間違いです。
一時期の彼は日本でも大変な人気がありました。
今でも日本には熱心なファンの方が数多くおられると思います。
また、アメリカでは成功しなかったという印象もありますが、それも間違いです。
彼は3曲の全米トップ10ヒットを持っていますし、他にも6曲のトップ40ヒットを持っています。
そうです!CLIFF RICHARDはワールド・ワイドな大スターなのです!

そのようなことは私も以前から理解していたのですが、何故か私は長い間CLIFF RICHARDをまともに聴いておりませんでした。
私自身にそのような意識はないのですが、心のどこかで英国における”BEATLES以前の音楽”を軽視していたのかもしれません。

しかし、そんな私も本作や『YOUNG ONES』を聴いて、今さらですが彼(とSHADOWS)の良さを再認識しました。

いつの時代での音楽であろうと、いいものはいいのです!


このアルバムはどこを切っても楽しい曲ばかりです。


当たり前の話なのですが、BEATLES登場以前の英国にも素晴らしい音楽はたくさんあったのです。
BEATLES以前の英国が音楽不毛地帯だったわけではありません!

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これもマージー・ビート? [BRITISH BEAT]

昨日の記事の続きです。

今日もマージー・ビート特集の番外編(?)です。

今では信じられないことですが、我が国ではデビュー当初のROLLING STONESを”リヴァプール・サウンド”として紹介していました。
事実、キング・レコードからの国内1stアルバムのタイトルは”これがリヴァプール・サウンドの決定盤!!ザ・ローリング・ストーンズ”となっています。

当時はリバプール出身ではないグループまでもが、”リヴァプール・サウンド”または”マージー・ビート”として紹介されていたようです。
今と違って情報量が限られていた当時なら、多少の事実誤認は仕方なかったのかもしれませんね。

実際、彼らはこんな曲もやってます・・・
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「I WANNA BE YOUR MAN」の動画です。

BEATLESが提供したどうでもいい曲(?)を、それなりの状態に仕上げたBRIANのセンスはさすがです。
極論を言えば、この曲にMICKのヴォーカルは要りません。BRIANのソロでいいと思います(←暴論です)

当時のSTONESはこのように屈辱的(?)な扱いをされてはいましたが、今でも現役の彼らをマージー・ビートの一種として捉えている人は皆無でしょう。

しかし、60年代しか活動していなかったグループになると話は変わってきます。

そのような誤解を受けたままになっている代表例がロンドン出身の彼らでしょう。

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FOUNDATIONS "FROM THE FOUNDATIONS" [BRITISH BEAT]

FOUNDATIONSは英国の黒人・白人混合8人組グループです。

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1967年に彼らの1stアルバムとしてリリースされた本作には、

「BABY, NOW THAT I'VE FOUND YOU」(全英1位)、

が収録されております。

本作のプロデューサーはTONY MACAULAYです。
彼はPYEレーベルのソングライター兼プロデューサーでしたが、彼の絡んだ作品にはハズレがありません。
個人的には、このFOUNDATIONSとPAPER DOLLSが彼のベスト・ワークだと思っております。

勿論、本作に収録されている大ヒット曲「BABY, NOW THAT I'VE FOUND YOU」は彼とJOHN MACLEODとの共作曲です。
そして、本作の半数近くはこの二人の共作曲が収録されています。
これらの曲はどれも文句なしに楽しめる極上ポップ・チューンばかりです。
しかし、どんなに素晴らしい曲であろうが、それを生かすも殺すも、歌って演奏する本人達次第です。
その点、本作での彼らは素晴らしい素材を、より魅力的に料理しています。
本作を聴いて無条件に楽しい気分になれるのは、決して曲だけの力ではないと思います。

また、TONY MACAULAYの曲ばかりが注目されがちですが、モッズ受けしそうなカヴァー曲にも捨て難い魅力があると思います。

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私が所有しているのはUKオリジナルのモノラル盤です。
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マトリックスは両面1で、タックス・コードは”KT"刻印です。

ジャケットはGARROD & LOFTHOUSE社製で、表のみがラミネート・コーティングされています。
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裏は取り出し口を除く3辺が折り返されています。

この盤の購入金額は2000円くらいでした。
FOUNDATIONSのUKオリジナル盤は全て所有しておりますが、どれも似たような値段でした。
やっぱり、彼らはあまり人気がないのでしょうか・・・

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NASHVILLE TEENS "TABACCO ROAD" [BRITISH BEAT]

私が中学生の頃、よく近所のレンタルビデオ店から音楽ビデオを借りて見ていました。

当時はいろいろな種類の音楽ビデオを見ていたのですが、その中にはブリティッシュ・ビート関連の映像を集めたビデオもありました。

そのビデオの具体的な題名や内容についてはあまり覚えていないのですが、BEATLESやGERRY & PACEMAKERS、PETER & GORDON、HERMAN'S HERMITS、FREDDIE & DREAMERSなどが出演していたと記憶しています。

勿論、私の目当てはBEATLESだったのですが、その当時の私にはBEATLES以外のグループがひどく古臭くてダサいものに感じられました。
今となっては完全に若気の至りですね(苦笑)
私がそれらの良さを分かるようになったのはもう少し後になってからのことです。
当時の私はパンクに興味を持ち始めた頃でした・・・

そんな中、唯一良い印象に残っているのはこの曲でした。


NASHVILLE TEENSの「TABACCO ROAD」です。
多分、この曲のガレージっぽい感じが当時の私にはカッコよく感じたのでしょう。

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EQUALS ”EQUALS EXPLOSION" [BRITISH BEAT]

これは移転前のブログで半年前に書いた記事です。

今回、こちらへ記事を移転するに当たって大幅に内容を書き換えようと思ったのですが、面倒なのでそのまま移転します(笑)

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学生時代の私はCLASHが好きでした。

前にどこかの記事に書いたことがあるかもしれませんが、修学旅行の寝台列車の中で彼らの『SANDINISTA!』のカセット・テープを聴いたのは私にとって良い思い出です。
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CLASHは”パンク・ロック”というイメージが強いのは当然ですが、同時にルーツ音楽の求道者という一面もありました。
それは一音楽ファンである私にとっても、大いに共感できることでした。

私はそんな彼らから数多くのことを教わりました。

レゲエ、スカ、ニューオリンズR&B、ロカビリー、ファンク、アイリッシュ・トラッド、中南米の音楽、etc・・・

特に、レゲエをはじめとするカリブ海の音楽とニューオリンズR&Bとの結び付きなどは、どんな音楽評論家よりも先にCLASHから教えてもらいました。
彼らはそういったことを頭でっかちな理屈ではなく、実際の生きた音楽として分かりやすく体現してくれたのです。

それに、彼らが熱烈カバーした曲からオリジナルのアーティストを知ることもありました。

皆さんにもお馴染みの「I FOUGHT THE LAW」です。
映画の一シーンですが、何回観てもカッコいいですね。

この曲のオリジナルはテキサス出身のロック・グループ、BOBBY FULLER FOURです。


CLASHが取り上げなければ、私は彼らを知ることがなかったかもしれません。
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CLASHがカバーしたことによって知ったのは、アメリカのグループだけではありません。

ブリティッシュ・ビート・グループだっているのです。

それが、このEQUALSです。

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本作はEQUALSの2ndアルバム(全英32位)です。

本作のA面5曲目に収録されている「POLICE ON MY BACK」が、CLASHの『SANDINISTA!」でカバーされています。

ハッキリ言って、この曲はCLASH版の方が断然カッコいいです。

でも、このカバーからはCLASHのブリティッシュ・ビートに対する愛情や憧憬が確かに伝わってきます。

私にとってはパンクもブリティッシュ・ビートも一本の線で繋がっているのです。

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EQUALSは全英No.1ヒット曲「BABY COME BACK」で知られているグループです。



この「BABY COME BACK」が収録されている彼らの1stアルバム、『UNEQUALLED EQUALS』はこのブログでも取り上げております。

EQUALSのメンバーの内、3人は西インド諸島出身の黒人です。

しかし、どうも黒人が所属しているブリティッシュ・ビート・グループというのは、日本で全然評価されていないように感じます。

GENO WASHINGTON & RAM JAG BAND、FOUNDATIONS、JIMMY JAMES & VAGABONDS・・・

どれも英国ではそれなりに人気があった人達ですが、日本での知名度や人気は皆無に等しいです。
例外があるとすればジミヘンくらいでしょうか?(ちょっと違うか・・・)

EQUALSはUKチャートに6曲ものヒットを送り込んでいます。
彼らは本国イギリスにおいては紛れもない人気ビート・グループでした。
実際、彼らの曲はどれもビートが効いたカッコいいものばかりです。
そんな彼らが全く評価されないのは不思議なことだと思います。

ちなみに、私が所有しているんのはUKオリジナルのモノラル盤です。
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このUKオリジナル盤も幸か不幸か格安で購入することができました・・・

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MOODY BLUES "GO NOW" [BRITISH BEAT]

MOODY BLUESといえばプログレ・バンドの代表格ですが、DENNY LAINE在籍時の彼らがビート・グループであったことは有名(?)です。

”ビート・グループ”であった彼らの全米デビュー・アルバムが本作です。
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1965年にリリースされた本作には、
「GO NOW」(全米10位)、
「FROM THE BOTTOM OF MY HEART」(全米93位)、
が収録されています。

このUS盤は、UK1stアルバム『MAGNIFICENT MOODIES』と収録曲が異なっております。
どちらかといえば、このUS盤の方がビート・グループらしい選曲のような気がします。
(大して変わらないような気もしますけど・・・)

本作最大の目玉は、やはり大ヒット曲「GO NOW」でしょうか。
これは彼らの代表曲であると共に、PAUL McCARTNEYお気に入りの曲としても有名です。
後にDENNY LAINEがWINGSに加入するのも、この曲の存在があったからでしょう。

他にもSONNY BOY WILLIAMSONのカバー曲「BYE BYE BURD」は聴き応えがあります。
このキラー・チューンを聴くだけでも、この盤を手に入れる価値があると思います。

ただ、他の曲はややイマイチかもしれません。
彼らには強い個性が欠けています。
本作に収録されている曲自体は悪くありませんが、決定力不足は否めません。
この後、彼らはプログレ・グループに変身するまでの間、人気が低迷してしまいます。
やはり、中途半端はいけませんね。

1965年のNMEコンサートの動画です。
「GO NOW」も演奏しています。


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